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グレイス・イヤー 少女たちの聖域
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グレイス・イヤー 少女たちの聖域の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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あまり前情報を入れずに読んだものの、みるみるその世界に引き込まれあっという間に読了。フェミニズム的要素に加え、男性の描き方や彼らの撮る決断が一辺倒では無いのでバランスが取れていると思った。 翻訳が素晴らしい! | ||||
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前から気になっていてKindle半額セールだったので購入し少しずつ読み始めました。Kindle本は初体験だったのでとても面白い体験でした。 作品は、女性にとってはとても痛い作品なのではないでしょうか。時代と地域は曖昧です。主人公は女性で理不尽なルールに反発を感じながらも少し変えようと努力していくストーリーです。とにかくグレイス・イヤーのルールがキツい。Twitterなどで女性と思われる方々が「これはわたしの物語」だ!と言う意見を散見しました。ということはこの物語は現在の女性を取り巻く現状に少なからず共通のイメージをもっているのでしょう。 続編と映像化が気になります。 | ||||
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とにかく面白い。女子中学生から六十代女性まで楽しめる冒険小説。性は平等なのか?恋愛は自由なのか? | ||||
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魔力を持った少女たちのディストピア小説です。 家父長制のダメなところが、全部書かれています。 童話的な一冊として面白いと思いました。 | ||||
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女子学生のヒエラルキーと残酷さは、男子にはとうていわからないだろう。 中高生でクラスで生きるのはしんどいことだったと思い出しながら一気に読みました。 男子はパワーが支配し、 女子は団体心理戦が支配する。 映画が、小説のエッセンスを活かして作られるのを願います。 あと、へんな被害者的なのや、しったか男子の理屈っぽい映画評なんか出ませんように。 追加【二回目】 初読が、面白くて猛スピードで読んだので、あちこち見落としてるかもと思い、二回目はじっくり読みました。 これは、女の子から女性まで、目覚めたものたちからはじまる、theWeekerSexとは呼ばせないための普遍的な勇気と団結の物語だと感じました。 しっかり未来を目指せるような希望をもてる、エンディングだけど始まり。 ディストピア、ミステリー、冒険、恋愛、全部入り。 | ||||
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YAロマンス初挑戦ながら面白く読めた | ||||
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ガーナー郡では16歳の女の子は一年間森のキャンプに行って魔力を解放し、清らかにならなければならない。それがグレイス・イヤー。毎年、必ず生きて帰れない女の子がいる過酷な試練。女の子には魔力がある。剥いだ皮にも催淫作用、若返りの力があると信じられている。・・ 私の住む街には言い伝えがあって、昔氾濫が収まらない川を鎮めるために人身御供をささげた。それは15歳の少女でなければならないとされ、くじで当たった庄屋の娘が生き埋めにされたという。この話が「悲しく、美しい伝説」とされていると聞いて吐きそうになったことを思い出した。 ひたすらおぞましく、醜悪なことが、美しいとされている絶望。 なぜ15歳の少女が選ばれたのか?若い娘でなければならない理由。それこそが、「魔力」だ。男は勝手に若い娘に心を奪われてそれを娘たちのせいにする。女は魔物だ、とかなんとか。そうして、「魔力」のある娘を生き埋めにする。女をけがれたものとし、排除し侮蔑する。けがれているのはそういう目で女を見る男のほう。この世界はそんなもので満ちているけれど、希望はある。はず。 | ||||
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"わたしは自分がなにを見たかわかっている。なにを感じたかわかっている。みんながそれを魔力と呼ぶならかまわない。わたしはそれを狂気と呼ぶ。ただ、ひとつだけ確かなことがある。ここには恩寵なんか存在しない"2019年発刊の本書は映像化も決定したフェミニスト・ディストピア小説。 個人的にはディストピア小説好きというのもあって手にとりました。 さて、そんな本書は外界と隔てられたコミュニティ"ガーナー郡"。女には男を惑わせる"魔力がある"と、強い女性嫌悪が根付き、16歳を迎えた全ての女の子は人里離れた森の奥にあるキャンプに一年間送り込まれてサバイバル生活を強制され、魔力を使い果たし【"清らかな女性"として"妻"として戻ってくることを求められる】風習がある社会を舞台に主人公のティアニーは"妻"ではなく、自分の人生を生きることを望み。意志を貫こうとするのですが。 まあ。あとがきによると発刊された時に【『侍女の物語』と『蠅の王』と『ハンガーゲーム』の世界観を併せ持った作品】と評されたらしいですが。それらの3作品全てを既読であったり、鑑賞済みである私からしても【まさに納得】といった感じで。この閉じ込められた世界でのデスゲームに夢中になりました。 また本書はいわゆる『YAエンタメ小説』のため、ティアニーの前には幼馴染にしてガーナー郡の権力者の息子でもある穏やかイケメンのマイケル。そしてサバイバル先で出会う狩猟者のワイルドイケメン、ライカーとタイプの違う対照的な男性陣が登場するわけですが。ハード過ぎる世界の中で【一服の清涼剤的ロマンスがある】のも良かった。 ディストピアSF、エンタメ小説として。また寓意に満ちたフェミニスト小説としてもオススメ。 | ||||
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