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黒石: 新宿鮫Ⅻ



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【この小説が収録されている参考書籍】
黒石 新宿鮫Ⅻ
黒石: 新宿鮫12 (光文社文庫)

黒石: 新宿鮫Ⅻの評価: 3.98/5点 レビュー 62件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全62件 61~62 4/4ページ
No.2:
(3pt)

70点かなぁ

一気読みが出来るエネルギーはあるが
読後に感動があるかと問われたら無い
難しい所だけど地味なストーリーなら面白く無く
スケールの大きな設定とモンスター的な敵を書けば嘘くさい
新宿鮫を読んで感動が有るか無いかはスケールや設定より大事だと思う
人間と人間、覚悟と覚悟がぶつかる新宿鮫のストーリーなら絶対に面白いのに
今回はそれが薄かった感がある
黒石 新宿鮫ⅫAmazon書評・レビュー:黒石 新宿鮫Ⅻより
4334915019
No.1:
(5pt)

物語の<触媒>として機能する「鮫」

「暗約領域 新宿鮫11」(2019/11月、世界が<Covid-19>を知らなかった頃)から3年が経過しました。
 「黒石(ヘイシ) 新宿鮫12」(大沢在昌 光文社)を一気に読み終えました。未だに紛れもないページ・ターナー。
 「絆回廊」から「暗約領域」を経て物語は繋がっています。今回は「暗約領域」でパートナーだった?矢崎が本庁警備部の災害対策課に転属になり再登場します。「金石(ジンシ)」のメンバー・高川が「八石」のメンバーの誰かから自分を保護してほしいと矢崎に訴え、矢崎は鮫島と新宿署生活安全課を巻き込みながら高川から情報を聞き出すべく密会が企てられます。
 「金石」の「八石」とは?ネットワークハブの8人を指しますが、詳細を書き記すことはできません。相変わらずスリラーの紹介は難しい(笑)。物語は鮫島の行動を描写することに費やされますが、時折或る人物(黒石(ヘイシ)?)の行動もまた不規則にカットバックされていきます。
 中国という国家、外敵に対し高い戦闘力をもった組織の崩壊が語られ、「毒猿」以来の極めて殺傷力の高い道具を使う暗殺者の存在が浮上し、矢崎と鮫島は「八石」の存在と暗殺者の存在を明らかにすべく事件に没頭していきます。新宿署生活安全課は「桃井」を失いましたが、女性課長・阿坂、鑑識係・藪が「鮫」の助っ人として今回もとてもいい働きをしてくれます。
 また、極めつけは「鮫」と或る「金石」のメンバーとの会話の中、「額に汗して働いた人より、犯罪に携わる人間が優雅な生活を送るなど、あってはならない」という「鮫」の信条が語られ、そう語る「鮫」が成熟期を迎えた「(西海岸)私立探偵」のようにより<透明な存在>として私には映ります。現代のピルグリムのような存在?へと変異し、もはや物語の<触媒>として機能しているようにすら思えます。その自縄自縛の中、新宿という名の得体の知れない魔物たちが棲む街を一人寂しく駆け抜ける「新宿鮫」を私はやはり愛さずにはいられない。
 「わたしは行動する人間を疑いなく称賛する」(レイモンド・チャンドラー)

 大沢在昌が「感傷の街角」を引っ提げて登場した同時期、もう一人の作家が「マイク・ハマーへ伝言」をリリースし、その二人がこの国のハードボイルド・シーンを明らかに牽引してみせました。そして、その頃の六本木を描き尽くした大沢在昌が「新宿鮫」で大化けしたまま現在に至ります。あとは、もう一人が描くヴィヴィッドな「横浜」が帰ってきてくれることを祈ります。
黒石 新宿鮫ⅫAmazon書評・レビュー:黒石 新宿鮫Ⅻより
4334915019

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