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もっと遠くへ行こう。



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【この小説が収録されている参考書籍】
もっと遠くへ行こう。 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

もっと遠くへ行こう。の評価: 3.00/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(1pt)

センス小説

「世にも奇妙な物語」にありそうな、近未来の田舎の一軒家を舞台にしたSF心理劇。
登場人物は、主人公とその妻、そして彼らを訪問する宇宙関連企業の社員の3人のみ。
主に彼らの会話と、主人公の心理描写だけで物語は進む。

他の方も書かれているように、作品の肝であるオチは予想できるし、しかもそこにたどり着くまでが、とにかく冗長。
ほぼ全編が主人公の気分の上がり下がりの描写に費やされ、物語の起伏もなく同じようなエピソードが繰り返され、それに最後まで延々と付き合わされるので、読み進めるほどにうんざり度が高まって行った。
文章が平易で、ななめ読みでもストーリーは理解できるのが唯一の救い。

本作はおそらく、取材も調査もせず、著者の頭の中にある知識とセンスだけで作られている。
読者の知らない情報はまったくない。
そういう系統の作品でも、「変身」や「悪童日記」など優れたものはあるが、この小説は何しろ群を抜いて密度が低い。
小説家が、一般的なミステリ小説を書き上げるための労力の1割程度の力を使い、2週間くらいの短期間で書かれたような、低密度な作品になっている。

あとがきによると、夫婦のあり方とか人間性とか自我とか、他にも小難しいテーマがあるらしいけれど、夫婦間の齟齬を描いたところ以外は、そこまでの高尚なものはほとんど感じられなかった。
深読みのしすぎによる過大評価なのではないか。
それとも、そういう部分を察知できない読者は、センスがないと言われてしまうのだろうか。

これが短編だったなら、感想は違うものになっていたかもしれない。
しかし、長編でこの中身の薄さと、文庫本で1500円という価格では、不満の感情が大きくなるのを避けることはできなかった。
最近の海外小説の高価格化は、庶民の懐には厳しいのです。

著者は「読者が自由に感じればいい」と発言しているらしいので、遠慮なく書かせてもらうが、途轍もなくつまらなかった。
もっと遠くへ行こう。 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:もっと遠くへ行こう。 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151842020

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