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どこまでも食いついて
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どこまでも食いついての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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「ワニ町」シリーズ4作目は、前作から一年ぶり。ワニの住む南部の田舎町に身を隠している凄腕女スパイのフォーチュンと、最強おばあちゃん二人のアシスト?によるずっこけ大活躍トリオに再会するとほっとするとともに豪快に笑いたくなる。そう、何と言っても多幸感満点のシリーズなのである。 しかし、本作は、フォーチュンとのラブラブ・モードがスタートした感のある保安官助手カーターが、何と湖で殺されかけるというピンチなシーンで始まる! フォーチュンが命がけで救いあげて、なお、カーターは作中のほとんどを病院のベッドで過ごすという、これまでの探偵団トリオvsカーターのスリリングな駆け引き劇はお預け。ヒロインとヒーローのロマンスも、よってお預け。 そして二作ぶりにまた再びの<生きるか死ぬかの町長選挙>が始まる町シンフル。またも正邪合わせての混沌の幕開けである。その町中が沸騰するさ中、カーターを狙撃した真犯人を炙り出す、という難題に挑むハチャメチャ・トリオ。相変わらず、少し外れて何かとミスをしながらも勇猛果敢なアクション派のガーティ婆ちゃん、参謀役みたいに落ち着き払いながら平然と無謀な捜査活動を楽しんでしまうアイダ・ベルという二人の力を借りながら(というより強引にそそのかされながら?)、フォーチュンはカーター狙撃の犯人を探し求め、一路復讐の道をゆくのである。ふふふ。 フォーチュン家に同居、というか避難しているアリー、雑貨店店主のウォルターなど、地味めなレギュラーメンバーたちも健在でトリオを影ながら?支える。猛犬も健在。小さな町ってよいな。 シリアスな本に取り組むことが多いぼくにとって、暗い話や残虐で手厳しい話の合間に、本書のような、愛と友情と笑いに満ちたドタバタ活劇を楽しむことはとても大切な時間であったりする。面白さと、キャラクターの個性や魅力が約束されている、このシリーズ五作目は、次々と事件や謎に見舞われる罪深きワニ町シンフルでの笑顔たっぷりな日々をやっぱり約束してくれるものなのであった。やれやれの後のほっこり感がたまらないのです。 | ||||
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「ハートに火をつけないで」に続く〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズの新しい翻訳「どこまでも食いついて "Gator Bait"」(ジャナ・デリオン 創元推理文庫)を読み終えました。 ルイジアナ、シンフルの町。"バイユー"の存在がもう一人の主人公ですが、今回もまたCIA工作員(笑)フォーチュンに加えて、地元婦人会会長・アイダ・ベル、その仲間・ガーティ、女性三人組の痛快なスラプスティック・ユーモア・スリラーが炸裂します。AK47の銃撃のように。 一方で町長選挙が実施される中(婦人会SLS対GWの闘い)、保安官助手・カーターと初デートをしたその翌朝、フォーチュンはバイユーに向かったカーターが銃撃され救助を求めてきたことを知り、水没寸前のボートを発見し我が身を挺してカーターを助け出します。しかしながら、カーターは一時的な記憶喪失に陥り、肝心要の時系列を思い出すことができません。「何者かが彼を殺そうとした以上、犯人を自分の力でつかまえたい」一心から、その事件を解決すべくフォーチュンは、アイダ・ベルと(壊れている(笑))ガーティと共に猛犬の攻撃を掻い潜り、マフィアの倉庫に忍び込み、州警察、ATFと危険を顧みず渡り合います。まるで、グレイマンのように(笑)。 まあ、これ以上は書かないほうがいいのでしょうね。 フォーチュンと地元マフィア・ビッグとの会話には、作者・ジャナ・デリオンの哲学?がよく表現されています。 「自分の身を危険にさらしてもいいと思える相手がいるなら、あんたは人生を思いきり生きてるってことだ。苦悩も多くなるが、ずっと多くの満ち足りた瞬間に恵まれる」(p.231) フォーチュンが賛成し、誰もが快哉を叫ぶ。 | ||||
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