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クロコダイル・ティアーズ
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クロコダイル・ティアーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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読み始めた途端、卓越した文章力、人間描写力、構成力にグイッと惹き込まれた。そして数十ページ読み進んだところで、この面白さは一昔前に読んで感動した「火の粉」に良く似ていると感じた。それまで、お恥ずかしながら同じ著者の作品とは知らずに読んでいた。 「火の粉」は自分の中では生涯ベスト5に入るサスペンスの傑作だ。登場人物や舞台の設定は全く違うけれど、ある疑惑の人物を巡ってじわりじわりと増殖していく不気味さは本作でも遺憾無く発揮されている。そして待ちに待ったクライマックス...。 著者は「火の粉」とは違うスタンスで本作を書かれたのだろうと思う。その続編的な作品と勝手に勘違いした自分が悪いのだが、クライマックスまでの話の持って行き様が酷似しているだけに「火の粉」ファンとしては何とも不完全燃焼な読後感となった。例えは悪いが、同じレシピで入念に仕込んだ極上のスープが最後の決めの一匙で全く別の料理に化けたという感じ。 追記) 私より数日遅れて妻が本作を読了した。ちなみに妻も「火の粉」の大ファン。「えーこれ面白い」と途中感激しながら読む妻に「そうだろー?」と調子を合わせておいた。読み終わった時の彼女のコメントは全く予想通り「なにこれ、拍子抜けじゃん」だった(笑)。 | ||||
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