■スポンサードリンク
クロコダイル・ティアーズ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
クロコダイル・ティアーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすがの筆力だし、読み出したら止まらないんだけどオチがな…こんだけの事態を引き起こしてそんなつもりありませんでした〜とか言われてもモヤるわ 特に大きな理由もなく無自覚に人を狂わせる女が幸せになる話でフツーに胸糞だと思う | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クロコダイル・ティアーズとは噓泣きのこと。嘘泣きもひとつのキーワードだが、それに関連するように人が人を疑う人間模様が黒い。人はとことん人を信じることができる一方で、とことん疑うこともできる。本作品は男女関係や嫁姑問題、再開発に伴う対立など、まあよくあるいざこざが表面にある。その渦中にある登場人物は事件に関連する人々を信用できなくなり疑心暗鬼に陥る。作品中でずっと疑われるのは想代子だ。元交際相手に夫を殺害されるが、犯人の元交際相手からは想代子が黒幕であるかのような捨て台詞があり、大事な瀬戸物が紛失した事件の犯人と疑われ...。人を信じるかどうかはその人によるが、疑いが生み出す恐怖のようなものを作品から感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いので、会社の人に貸したようです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
美濃焼と殺人事件にまつわるサスペンス。冒頭は登場人物が多く読み進めにくいが、途中からすんなり読める。心理描写が上手で、ハラハラする展開。次にどうなるか気になり面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かったです。 読者を裏切る最後の展開。 こういう仕掛けを読んだのは初めてです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めた途端、卓越した文章力、人間描写力、構成力にグイッと惹き込まれた。そして数十ページ読み進んだところで、この面白さは一昔前に読んで感動した「火の粉」に良く似ていると感じた。それまで、お恥ずかしながら同じ著者の作品とは知らずに読んでいた。 「火の粉」は自分の中では生涯ベスト5に入るサスペンスの傑作だ。登場人物や舞台の設定は全く違うけれど、ある疑惑の人物を巡ってじわりじわりと増殖していく不気味さは本作でも遺憾無く発揮されている。そして待ちに待ったクライマックス...。 著者は「火の粉」とは違うスタンスで本作を書かれたのだろうと思う。その続編的な作品と勝手に勘違いした自分が悪いのだが、クライマックスまでの話の持って行き様が酷似しているだけに「火の粉」ファンとしては何とも不完全燃焼な読後感となった。例えは悪いが、同じレシピで入念に仕込んだ極上のスープが最後の決めの一匙で全く別の料理に化けたという感じ。 追記) 私より数日遅れて妻が本作を読了した。ちなみに妻も「火の粉」の大ファン。「えーこれ面白い」と途中感激しながら読む妻に「そうだろー?」と調子を合わせておいた。読み終わった時の彼女のコメントは全く予想通り「なにこれ、拍子抜けじゃん」だった(笑)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サスペンス・ミステリではない小説です。 なにこれ感がすごい。 終わり方ひどい。 中身ないですよ。 登場人物の心理描写だけをするのなら倒叙ミステリかと思うけれど、そこに謎は一切ないのかい。 全部ただの勘違いで、全部悪意に取った人間が悪くて、というか、悪くもなくて、 ただ不幸になる。 つまり、この女に関わったら皆不幸になるのか。 老舗乗っ取ってカッコウなのか。なんだか良くわからないです。無意識に悪魔なんじゃないの。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変気に入っている。サスペンス風の味がたまらない。人は自分の信じるものしか信じない。現代版、「藪の中」直木賞候補へ一票とうじたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何か起こりそうで起こらない、怪しいけど決め手は?、となりながら予想外の結末に。 疑い始めたらキリがない、一人一人の心理描写が秀逸でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書のタイトルと内容は、宮部みゆきの「模倣犯」と似ている。 殺人事件の犯人が、妻の元カレであり、夫が妻にDVをしていたのではないかと、いくつかの伏線が張られている。あまりにも読者をそちらへ誘導しているので、真実は多分そこにはないのではないかと思いながら、もやもやとして読み続けた。 タイトルは、嘘泣きを意味する。ワニは涙を流して人を呼び寄せ、食うという言い伝えから来ているらしい。妻はワニなのか。それとも、別な誰かがワニなのか。 皆さんももやもやしながら読んでください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この著者の作品は当たり外れが大きい。 ぼくの感覚では半々という感じだ。 それでも、当たると素晴らしい作品なので、一応、出た小説はすべて読むことにしている。 本作も、出版されてすぐに読んだ。 老舗陶器店の跡取り息子の死を巡って、その妻にたいして義父母が抱く期待と疑惑の交錯がメインストリームである。 くどいほどの感情描写が続き、半ばまでは期待が裏切られるかもしれないと、半分、気持ちを引きながら読み進めた。 が、終盤の落とし込みはさすがで、くどいほどの感情描写こそがこの作品をある意味では成立させていることが明らかになる。 何というか、映画(小説ではない)『羅生門』のようなと言ったら、言い過ぎだろうか。 当たり外れが半々だと思っていたけれど、かなり当たりの方が多くなってきているようで、次作も期待したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
その器や花瓶の美しさは際立っている。 その正体とは。 ダークグレーひと色に包まれて。 疑心は疑惑を生んでいく。 募る不信感は限りなくエスカレーションして。 それは、ワニが涙するのを語るとき。 読み手はいつどこで転調するのかじっと待つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
老舗の陶磁器専門店を営む久野貞彦・暁美夫婦。孫も生まれ息子の康平も家業を継ぐことになり幸せに暮らしていたが、康平が嫁の想代子のかつての交際相手に殺害される事件が発生した。 犯人の男性が、裁判の判決の際に言い放った「想代子から旦那のDVがきついから何とかしてくれと頼まれた」という言葉に、残された久野夫婦は疑心暗鬼になっていくというあらすじ。 お店のことも考えて想代子と孫の那由太と一緒に暮らす決意をした貞彦と、嫁の想代子への疑いが払拭できないでいる暁美。 ぎくしゃくした暮らしの中、想代子を疑う気持ちが強くなり、真相を知るべく暁美と暁美の姉の東子が様々な行動に出る。 一方、貞彦は息子が亡くなったという現実を受け入れ、一生懸命立ち直ろうとする嫁と、小さい孫を支えようとする。 そんな両者の思いが交錯しながら展開する物語は非常に読み応えがあった。 それにしても、言っていないことの証明は本当に難しい。結局は、相手のことを信頼できるかどうかなのだと思う。 最期までどこか不穏な物語だったが、妙なリアリティがあって惹きつけられた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分の周りにも起きているかもしれない 家族と身近な人との心の葛藤が最後迄でわからないサスペンス | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雫井脩介さんの著作は全て読んでましたが、最近は楽しみにしてというほどではなくなり。 今作読んで、タイトルのように思いました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
老舗の陶磁器店の若旦那が、妻の元恋人に殺害され被害者家族に巻き起こった疑心暗鬼を描いたサスペンス。 もしかしたら、事件の真相、結末には賛否あるかもしれません。 しかし、物語の軸は、姑目線からは嫁の関与の容疑は相当真っ黒なのに、逆に窮地に追い込まれそうになっていく恐ろしさ、スリリングさにある気がしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラストの展開は一見綺麗に終わっているように見せ、本当の真実はどこにあるのか分からないサスペンス。 サスペンスといってもぞっとするような怖さではなく、何となく違和感が残るジンワリとしみこむ怖さ。 息子の死に関する嫁の過去について、関わる周囲の人の感情描写は上手くドラマを見ているよう。 ただ展開的にはややダレた部分もある。 このあたりの一見普通の描写が、著者の日常起こりうる展開の上手さではある。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!