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クロコダイル・ティアーズ



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【この小説が収録されている参考書籍】
クロコダイル・ティアーズ

クロコダイル・ティアーズの評価: 3.88/5点 レビュー 17件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(4pt)

疑うことで生まれる恐怖

クロコダイル・ティアーズとは噓泣きのこと。嘘泣きもひとつのキーワードだが、それに関連するように人が人を疑う人間模様が黒い。人はとことん人を信じることができる一方で、とことん疑うこともできる。本作品は男女関係や嫁姑問題、再開発に伴う対立など、まあよくあるいざこざが表面にある。その渦中にある登場人物は事件に関連する人々を信用できなくなり疑心暗鬼に陥る。作品中でずっと疑われるのは想代子だ。元交際相手に夫を殺害されるが、犯人の元交際相手からは想代子が黒幕であるかのような捨て台詞があり、大事な瀬戸物が紛失した事件の犯人と疑われ...。人を信じるかどうかはその人によるが、疑いが生み出す恐怖のようなものを作品から感じた。
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No.12:
(5pt)

全て

面白いので、会社の人に貸したようです。
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No.11:
(4pt)

直木賞候補のサスペンス

美濃焼と殺人事件にまつわるサスペンス。冒頭は登場人物が多く読み進めにくいが、途中からすんなり読める。心理描写が上手で、ハラハラする展開。次にどうなるか気になり面白い。
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No.10:
(5pt)

初めての展開です。

面白かったです。
読者を裏切る最後の展開。
こういう仕掛けを読んだのは初めてです。
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No.9:
(5pt)

直木賞候補作に一票

大変気に入っている。サスペンス風の味がたまらない。人は自分の信じるものしか信じない。現代版、「藪の中」直木賞候補へ一票とうじたい。
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No.8:
(4pt)

予想外の結末

何か起こりそうで起こらない、怪しいけど決め手は?、となりながら予想外の結末に。
疑い始めたらキリがない、一人一人の心理描写が秀逸でした。
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No.7:
(5pt)

クロコダイルティアーズ=噓泣き

本書のタイトルと内容は、宮部みゆきの「模倣犯」と似ている。
 殺人事件の犯人が、妻の元カレであり、夫が妻にDVをしていたのではないかと、いくつかの伏線が張られている。あまりにも読者をそちらへ誘導しているので、真実は多分そこにはないのではないかと思いながら、もやもやとして読み続けた。
 タイトルは、嘘泣きを意味する。ワニは涙を流して人を呼び寄せ、食うという言い伝えから来ているらしい。妻はワニなのか。それとも、別な誰かがワニなのか。
 皆さんももやもやしながら読んでください。
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No.6:
(5pt)

くどいほどの感情描写がミステリーのカギとなっている

この著者の作品は当たり外れが大きい。
ぼくの感覚では半々という感じだ。
それでも、当たると素晴らしい作品なので、一応、出た小説はすべて読むことにしている。

本作も、出版されてすぐに読んだ。
老舗陶器店の跡取り息子の死を巡って、その妻にたいして義父母が抱く期待と疑惑の交錯がメインストリームである。
くどいほどの感情描写が続き、半ばまでは期待が裏切られるかもしれないと、半分、気持ちを引きながら読み進めた。

が、終盤の落とし込みはさすがで、くどいほどの感情描写こそがこの作品をある意味では成立させていることが明らかになる。

何というか、映画(小説ではない)『羅生門』のようなと言ったら、言い過ぎだろうか。

当たり外れが半々だと思っていたけれど、かなり当たりの方が多くなってきているようで、次作も期待したい。
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No.5:
(5pt)

不信感を募らせるなかで。

その器や花瓶の美しさは際立っている。
その正体とは。
ダークグレーひと色に包まれて。
疑心は疑惑を生んでいく。
募る不信感は限りなくエスカレーションして。
それは、ワニが涙するのを語るとき。
読み手はいつどこで転調するのかじっと待つ。
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No.4:
(4pt)

最期までどこか不穏な物語だったが、妙なリアリティがあって惹きつけられた

老舗の陶磁器専門店を営む久野貞彦・暁美夫婦。孫も生まれ息子の康平も家業を継ぐことになり幸せに暮らしていたが、康平が嫁の想代子のかつての交際相手に殺害される事件が発生した。

犯人の男性が、裁判の判決の際に言い放った「想代子から旦那のDVがきついから何とかしてくれと頼まれた」という言葉に、残された久野夫婦は疑心暗鬼になっていくというあらすじ。

お店のことも考えて想代子と孫の那由太と一緒に暮らす決意をした貞彦と、嫁の想代子への疑いが払拭できないでいる暁美。

ぎくしゃくした暮らしの中、想代子を疑う気持ちが強くなり、真相を知るべく暁美と暁美の姉の東子が様々な行動に出る。

一方、貞彦は息子が亡くなったという現実を受け入れ、一生懸命立ち直ろうとする嫁と、小さい孫を支えようとする。

そんな両者の思いが交錯しながら展開する物語は非常に読み応えがあった。

それにしても、言っていないことの証明は本当に難しい。結局は、相手のことを信頼できるかどうかなのだと思う。

最期までどこか不穏な物語だったが、妙なリアリティがあって惹きつけられた。
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No.3:
(4pt)

考え深い言動が巻き起こす人間模様

自分の周りにも起きているかもしれない
家族と身近な人との心の葛藤が最後迄でわからないサスペンス
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No.2:
(4pt)

ワニの涙とは

老舗の陶磁器店の若旦那が、妻の元恋人に殺害され被害者家族に巻き起こった疑心暗鬼を描いたサスペンス。

もしかしたら、事件の真相、結末には賛否あるかもしれません。

しかし、物語の軸は、姑目線からは嫁の関与の容疑は相当真っ黒なのに、逆に窮地に追い込まれそうになっていく恐ろしさ、スリリングさにある気がしました。
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No.1:
(4pt)

嫁を信じていいものか

ラストの展開は一見綺麗に終わっているように見せ、本当の真実はどこにあるのか分からないサスペンス。
サスペンスといってもぞっとするような怖さではなく、何となく違和感が残るジンワリとしみこむ怖さ。
息子の死に関する嫁の過去について、関わる周囲の人の感情描写は上手くドラマを見ているよう。

ただ展開的にはややダレた部分もある。
このあたりの一見普通の描写が、著者の日常起こりうる展開の上手さではある。
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