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神曲
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神曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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三知男、響子、花音。それぞれの視点で章立てられて進むストーリー展開が面白い。文体も変化して読んでいて驚きと新鮮さがありました。それぞれが思う正しさと信念で進む姿、そして読み進むとともに少しずつ明かされていく家族の実態。最後の最後まで驚かされあっという間に読み終わってしまいます。登場人物のインパクトがそれぞれ強くて面白い一冊でした。 オススメの方 1.信仰について考えたい方。 2.信仰宗教と家族について考えたい方。 3.家族の物語を読みたい方。 | ||||
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この世界や宇宙や科学や生物そして神の存在の定義をさらに神秘的なものに感じました。愛する人がその人の神のような存在であり、守ってくれると言う最後はやっぱり感動しました。 | ||||
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文章は全体的に読みやすいが、特に胸にグッとくる部分は無かった。 犯罪被害者が新興宗教に狙われて取り込まれていく描写は多少興味深く感じたが、神の正体は..の表現など全く凡庸でガッカリした。 帯につられて読むと損した気持ちになると思う。 | ||||
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面白かったので批判的なレビューが多いことに驚きました。 ありきたりだとか、最後のどんでん返しが欲しかったとか、 そうしたレビューが多く見受けられました。 わたし個人的にはページをめくる手が止まらず、 いつもは10時半には就寝するのに気づけば夜中の12時。 今も寝不足で仕事がはかどらずフラフラです。 とつぜん息子を通り魔に殺された家族に起こる様々な出来事 という物語としては確かにありきたりかもしれません。 しかし、川村さんは書き方が上手い、 エンターテイメントとして読者が素直に楽しめる内容です。 川村さんがなぜベストセラーを連発されるのか 本書を読めばよくわかります。 私は書き手なのでとても参考になりました、ことも含めて5点満点 | ||||
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息子を通り魔に殺され、それを機にカルト宗教にハマる母、それを止めようとしつつ受容する父、揺れ動く娘を描いた作品。 この三者の視点で一章ずつという構成は分かりやすい。 第一章の父のは犯罪被害者の会を中心とする描写は現実味もあり、読めた。 だが、二章のカルトにハマる母からはいただけない。まさに狂気の世界。というか、あまりにも浅いと感じた。子を失った母の悲しみも、宗教に縋る心も、薄っぺらい。歌ひとつでここまでになるものか?という疑問が残った。 三章の揺れ動く娘の描写薄い。さらに、カルト幹部の狂気が明らかにされる流れ、そして極めつけは、取ってつけたような娘の恋人となる大学生の、イスラエルでの経験。ここだけはやたらと現実的!グダグダのフィナーレ?では? 信仰も、息子を失った痛みも、恋心も、なんとも薄いと残念に感じた。 同じテーマを扱った今村夏子『星の子』が現実味がありつつ、余韻を残した終わりだったのと対照的。 | ||||
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「神曲」というタイトルに惹かれ購入した。 難しいテーマではあるが、もう少し哲学的な記述があることを期待していたが、日常を生きる修行の中で素敵な言葉の提案がほしかった。 | ||||
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無宗教が多い一般の人には面白いとは思うしオススメですが、個人的にはもう少し突き詰め感が欲しかったかな。最後も、個人的にはもう一枚のどんでん返しを予想していたのだが。ただ、映画化の時にはいろいろアレンジできる余地のある原作として星三つ!です。 | ||||
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新作を見つけたら迷わず手にする唯一の作家さんです。 宗教にそれほど関心がなく、身近で宗教を意識する機会も少ないため、個人的には物語に入り込むことができず、感動や心が揺さぶられる感覚は正直ありませんでした。 (“世界から猫が消えたなら”や”百花”では涙が止まりませんでしたが…) ただ、インタビュー記事で語られている川村元気さんの思いや読みやすい文章に引き込まれ、結局1日で読み切ってしまいました。 もう少し宗教に興味や知識があれば、もっと楽しめたかなと。今回はいまの自分自身にテーマが合わなかったのだと思います。 | ||||
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「四月になれば彼女は」が好きで手に取りました。 3つの章にまたがって、父と母と娘の視点が交錯していく。 ラストに垣間見える「神の正体」に触れた時に心が震えました。 | ||||
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父親、母親、そして子どもの視点から描くカルト被害者家族の群像です。犯罪被害者家族の群像とも言えます。2次被害、3次被害という意味では、消費者被害者家族のの群像とも評価できます。とても考えさせられ読み応えがある小説ですし、一つ一つのフレーズがよく練られていて、心に刺さります。類似体験のある人にとっては「あるある」ですし、知らない人にとって「被害者像」を知ることで、類似被害を防止する糧となると思います。素晴らしい。 | ||||
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テレビで紹介されていたので、興味を持ち、即買いし、やめられなくて一気読みしました。 通り魔に息子を殺された父親の行動などで一体どうなるのかとハラハラしました。そして、狂ったような妻、圧迫されて孤独な娘。一体自分は信じる側なのか、それとも信じない側なのか、刃を突きつけられた気持ちです。 私はどちらかというと疑い深い性格ですが、それでもやはり信じるものに出会える人間は幸せだと思いました。 ラストで思わずじわりと滲んだ涙は信じたいです。 | ||||
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実は久しぶりに店頭で気になって手に取った単行本でした。でもこれ、看板に偽りありというか、まったく期待したものとは違くて、最初の50ページくらいで後悔しました。 まず、夫の関西弁が気に入らない。なんだか、どうにも間抜けで、普通にイライラしてくる。 次に、妻の知性の無さ。ここはある意味、一芸に秀でた人のリアルさなのかとも思いましたが、、、優れた音楽家は大抵、賢いですよ。その意味で、プロになれなかった妻のこの頭の悪さは、リアルな気はしたけれども。 最後にオチの弱さ。葛藤も何もないから、カタルシスがない。それならせめて、セックスシーンくらい濃厚に書いてもらいたいなぁ。 こんなに酷評するのは、自分としては珍しいけど、多分突き抜けて不快だったんだと思います。お好きな方、ごめんなさい。僕にはまったく合いませんでした。 | ||||
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スカスカなので、精神的に犯された気分になりたい方はどうぞ。 | ||||
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ダンテの神曲から、地獄・煉獄・天国に向かう様をカルト宗教を通し描かれている。 冒頭通り魔で息子を喪失するが、その後はダラダラと話が進み、私には退屈だった。 もっと狂気じみた要素を入れたり、サスペンスの要素が欲しかった印象。 え、終わり!?と私は感じました。 やっぱり、最後の〇〇ページが…みたいな書評のある本は苦手です。 | ||||
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今まで読んだ著者の作品の中で文章も進化を感じ、物語としても、一番面白かったです。 冒頭の凄惨な事件から引き込まれて、一気読みしました。登場人物(3人家族)の誰に気持ちを乗せるかで読み方がかわります。私は最初は娘の章が好きでしたが、二、三日たつと、じわじわと、ラストの父親の行動と台詞が頭に残り、リフレインしてきました。映像で見てみたい作品です。 | ||||
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小学生の息子を通り魔に殺害された家族の物語。 弱っている心に入り込む新興宗教。 宗教としてすがりたいというスタンスで接していなくても、いつの間にか依存してしまっている恐怖を描いている。 家族が壊れていく様やそれをつなぎとめようとする動きなど丁寧に描かれている。 ただ宗教を絡める展開としてはありきたりで目新しさはない。 題材からして万人受けする内容ではないが、かといって人間の悪意に振り切っているわけでもなく、中途半端。 ラストは救いがあるからストーリーとしては完成しているのだろうけど、これも希望というような読了感まではいかない。 扱っている題材の割には読みやすいが反面重厚さというか読み応えは薄く、悪か善かどっちかに寄せたほうが読み応えがあった。 | ||||
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帯に書いてあるように、ラスト20ページで何が起こるのか!?と期待しながら読み進めたが、さほど驚く展開でもなく拍子抜けした(←個人の見解です)。 ただ読みやすい文体で、かつ章ごとに主人公が変わっていくので飽きずに最後まで一気に読めた。 犯罪被害者の置かれる理不尽な状況とカルト宗教、というテーマも、誰の身にも起こりうる問題なので、比較的間口の広い作品だと思う。 | ||||
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