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シャーロック・ホームズとシャドウェルの影
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シャーロック・ホームズとシャドウェルの影の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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楽しめます | ||||
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正典や、HPラブクラフト作品の細部が散りばめられているところが、わたしのようなファンの端くれにはたまりません。頭蓋の大きさに関して話が出てくれば正典の恐喝王、チャールス・オーガスタス・ミルバートン氏の名前が挙げられたり、ホームズの兄、マイクロフトについての記述も半端ではありません。 クトゥルフ神話についてネクロノミコンに関する話がでれば、ボートウックスト農場で襲撃され、姿を消したジョセフ・カーウィンのことにも触れたりしてくれています。〔チャールズ・デクスター・ウォードの事件〕さらに第二巻のミスカトニック川の遡上も、大アマゾンの半魚人ギルマンを思い出させる展開です。いろいろな心遣いがうれしい作品です。 | ||||
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ホームズとクトゥルーの組み合わせ面白そう! と三部作を揃えたけど、1巻はあまり物語に身が入らず、うーん…って感じで読んだ。 マイクロフトが絡むところだけは興味を惹かれた。 | ||||
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テンポよく読めておもしろかった。 三部作の一部目ということだが、ワトスン先生がアフガニスタンで受けた負傷が銃によるものではなかったところから面白い。 三部目も書影出てるので読もうかな。 ホームズとクトゥルーは「ホームズ鬼譚~異次元の色彩」というのを読んだ記憶がある。 北原尚彦、山田正紀の作品がおもしろかった。 | ||||
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ラヴクラフトの産んだ狂気と、ビクトリア朝を代表する知性の対決を見事に表現していると感じる作品です。 敵役が最高の知性なのに狂気に飲まれかける様は、クトゥルフ神々が如何に危険かを考えさせられる題材だと思います。これからホームズが知性で狂気を御していく様が楽しみです。 | ||||
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面白い本だとは思うが、シャーロック・ホームズものである必然性はなく、超自然的な出来事に臨む若き探偵とその相棒、敵役としての悪の帝王という構図だけがあればよく、ホームズである必然性はない。その意味ではホームズパスティーシュではない。ストーリーはハリウッド映画張りの展開で、実は途中から結末は見えていた。終わり方は歌舞伎と同じ。爬虫類人間はまさに歌舞伎の花四天(ショッカーの戦闘員)だし、モリアティーはショッカーの首領といったところ。前半のおどろおどろしい雰囲気が後半には全く感じない。でも楽しめた。ホームズものじゃなくてもいいけど楽しめた。 あと2作続きがあるようだし、この作者のホームズ物はもっとある。ぜひ翻訳してほしいものだが、ダメなら自分で英語の勉強をして読むしかないのか。英語ができないとなんと悲しいことか。 | ||||
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私はクトゥルフも少ししか知らないし、コナンドイル作品も知らない人間ですが、面白く読めました。 | ||||
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別にクトゥルーをホームズで語らなくても…と云う方も居られるだろうがどうしてなかなか良くできている。特にホームズ本編で突如現れて彼を道連れに消え去ったモリアーティの存在が如何にホームズに関わっていたかが、これによって明らかにされた処に感心した。自分としては大袈裟な犯罪王と云う肩書きよりオカルトに取り憑かれた教授と云う役割の方が腑に落ちる。そのモリアーティと本編では勿体ぶって斜に構えたホームズが全力で闘う様が興味深い。そして邪神「神とは、愛情の表現として私たちを創りたもうた、慈悲深い全能の存在などではない。」 | ||||
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原作にある人物や時代の設定は生かしつつ、物語としては全く別のエピソードを綴る大胆なパスティーシュ。 ここまで原作からかけ離れたストーリーにするなら、なにも登場人物を借りて来る必要はなく、オリジナルの探偵を用意すれば良かったのではないか……と、ちらっと考えてしまったが、もちろん、作者にとって、それでは意味がなく、むしろ逆で、ホームズ達の物語として書くからこそ、工夫を凝らし、熱意をもって書いたのに違いない。 プロの書いた二次創作であり、登場人物それぞれの「その人らしさ」が、愛情を持ってしっかりと表現されている。 クトゥルフ譚としても、ホームズ譚としても、こなれており、読みやすさと読みごたえを兼ね備えているので、「ホームズ対クトゥルフ」と聞いて興味を惹かれた方には、とりあえず読んでみたらとお勧めしたい。 ただ、長く胸に残るかというと、そうでもなさそうに思うため、星は4つで。 | ||||
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シャーロック・ホームズの大ヒットに触発されて生まれたオカルト探偵たちに、本家が加わってしまうタイプの楽しい冒険譚。 ワトスンの遺稿の発見という、王道パスティーシュ的な始まり方をするものの、聖典の間に入り込むのではなく、大きくそこから逸脱していくタイプなので気になる人はそこは注意です。 ラブクラフトのクトゥルーものとのクロスオーバーではありますが、そちらは知っているとより楽しい程度で、探偵が超自然的な事件に関わっていく話が好きな人なら問題なく楽しめると思います。 また、これは三部作の一作目で、作品中でも三部作であることがはっきりと描かれていました(これ単体で読むことに支障はないです)。 この後の二人も冒険も読みたいですし、特に海の怪物が出てくるという三作目がおもしろそうなので、そこまで訳されて欲しいですね。 | ||||
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良いところ ・クトゥルフ神話を知っている人だと、「これはあの神話生物っぽいな」「この呪文か」とニヤッとできるシーン多数。 ・しっかり実際に取材していることが伝わる数々の描写。 ・きちんとホームズがホームズっぽい(ただしだいぶ向こうみずで準備不足がちに描かれている) 悪いところ(気になったところ) ・ワトソンが出しゃばるというか、伝記作家という役割を離れていて原作より短気な感じ。ワトソン過激派は気をつけて。 一言でまとめると、クトゥルフ神話TRPGを知ってる人、ダークなテーマの入った冒険物を求めている人には面白い小説だと思います。 途中まではホラーテイストですが、だんだんがっつりアクションになります。 シャーロック・ホームズとクトゥルフ神話のコラボレーション、というテーマの作品ですが、おそらくどちらかを知らなくても楽しめると思います。 ただし、どっちも知らなければそんなに面白くないかもしれません。 クトゥルフの世界観をホームズとワトソンががっつり探索していくストーリーなので、もし二人が探索者だったらこんななのかなぁ、と思いながら読んでいました。 個人的にはクトゥルフ神話を全面に押し出してる感がある作品はあまり好きじゃないのですが、刺さる人には刺さるかと。 ホームズやワトソンからコレジャナイ感が時々することもありますが、まあパスティーシュは大体そうですから、そこは気になりません! 他人に強く勧めるほどか…というと微妙ですが、クトゥルフ神話が好きなら楽しめると思います。 次の巻を買うかは悩みます。他に欲しい本がなかったら買うかもしれません。 | ||||
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ホームズが難事件を解決したというのはカモフラージュのための嘘っぱちで本当はクトゥルーの怪物たちとバチバチにバトルしてました、というぶっ飛んだ設定ではあるものの、19世紀ヴィクトリア朝の闇の中、ホームズがその怜悧な知性と観察眼、強い意志力によって悪に立ち向かいワトソンがその手助けをする……という基本が抑えられているので、たとえ相手が人知の領域を超えた怪物たちでもしっかりホームズしてます。ワトソン視点による語り口がうまく、クトゥルーものにたまに見られる読みにくさが全くないのも嬉しい。 | ||||
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面白かったです! 何作もホームズを書いてる作家さん、そしてホームズシリーズに詳しい訳者さんによる、渾身の一作。 ミステリあり、オカルトあり、コズミックホラーあり、バトルアクションあり。 息もつかせぬ怒涛の展開で、朝読み始めてその夜には読了してしまいました。 クトゥルーという一見相性の悪そうな題材ですが、ホームズの「正典らしさ」とでもいうようなものは全く損なわれていません。 むしろ、オカルトかつ非科学的な状況だからこそ、それが際立ちます。 クトゥルーというテーマについては、私はほんの浅いところしか知らない人ですが、問題なく読めました。 呪文とか、その「浅いところ」にヒットする描写が出たときは私でもニヤッとしたので、詳しい人にはもっと楽しいかもしれません。 なお、反対に「クトゥルーの方は分かるがホームズは……」という方でも大丈夫だと思います。ホームズとワトスンの出会いから書かれるので、予備知識なしでもおおむね問題なさそう。 いわば「世間ではこう言われてるけど、実は……」というていで話が進むので。 三部作のうちの一作目だそうで、続きの邦訳も楽しみにしています。 ハヤカワ文庫さん、よろしくお願いします。 | ||||
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