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ヒト夜の永い夢



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【この小説が収録されている参考書籍】
ヒト夜の永い夢 (ハヤカワ文庫JA)

ヒト夜の永い夢の評価: 4.00/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

古くさい感じがする

熊楠大好きなので読んだが、あまり評価できない。
以下、ネタバレします。

・粘菌を型に入れて育てただけでコンピュータ化する。というのが、まずSF的な仕掛けとして甘すぎる。そこを前提にされてしまったら、そりゃもう安易に何でもありになってしまう。

・なぜロボットが少女型なのか?散々フェミニズムの文脈で批判されてきた(されている)問題だが、なぜこの存在が「美少女」でなければならないのか。必然性が感じられない。作中で言い訳されていたが「こういうモノは可愛くて色っぽい美少女じゃないとつまらないじゃん」という既存の下衆なステレオタイプとしか思えない。

・下ネタを含むギャグ部分に顕著だと思うが、描写の随所に水木しげるの模倣……と言うと意地が悪すぎるかもしれないので……オマージュが感じられる。作者が、場面を水木しげる漫画として思い浮かべながら描写しているような感じがある。私は水木信者というくらい水木しげる漫画が好きだが、この描写は単に古くさいだけだと思う。

・こういった「古くささ」「ステレオタイプ」をわざとやっているのかもしれないが、それで作品全体がただ単に「本当に古くさくステレオタイプな作品」なってしまっただけに感じて、楽しめなかった。「新しい民俗学SF」という触れ込みに惹かれたが、肩すかしだった。残念。
ヒト夜の永い夢 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ヒト夜の永い夢 (ハヤカワ文庫JA)より
4150313733
No.1:
(2pt)

題材は面白いけど…

あの巨匠南方熊楠に、千里眼事件の福来博士が秘密結社の誘いに、という導入に魅力を感じ、登場人物が江戸川乱歩、宮沢賢治、佐藤春夫と来て、西村真琴、石原莞爾が絡んでくるなら読むしかない!と喜んで読み始めたら…。
擬音や会話の言い回しを読みにくく感じてしまい、思ったほど楽しめませんでした。
雰囲気はよかったので細かい部分を気にしなければいいのかもしれません。
ヒト夜の永い夢 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ヒト夜の永い夢 (ハヤカワ文庫JA)より
4150313733

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