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無気力探偵2 ~赤い紐連続殺人事件~
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無気力探偵2 ~赤い紐連続殺人事件~の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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今作は、1巻のラストから1か月後のエピソードから始まりますが、続編というよりは今回も1話完結の事件がいくつか並ぶ構成になっています。 登場人物の関係性は1巻である程度出来上がっているので、前作を読んでいればそのまま自然に入っていけると思います。相変わらず、どちらがヒロイン(?)か曖昧なお二人が登場しますし、1巻の最後で解決した母親の事件と、それに伴う父親との和解も済んだ状態から物語が始まります。 ちなみに、無気力探偵という題名からイメージしていたようなやる気のなさは主人公になく、どちらかというとNOが言えないだけ(そして一度受けるとキチっと最後までやります)という印象は今作も変わりませんでした。 個人的には、巻き込まれ型+安楽椅子探偵というやや珍しいコンセプトに惹かれて読み始めたシリーズですが、今回は(本人は否定しているものの)主人公が警察からも探偵として認知されているため、唐突に身近で殺人事件が起きるような展開は控えめです。そういう意味では巻き込まれ型という設定要素は今回は薄いと思います。 各エピソードはテンポが良く、短編連作のようにサクサク読めます。ただ、作者が1巻のあとがきでも述べているように、本作は難解なトリックや緻密なロジックを楽しむタイプのミステリーではなく、どちらかというと日常感の中でゆるく進行する雰囲気重視の物語なので、謎解き部分に関してはかなりあっさりしています。メタ推理ができてしまうと肩透かしを感じる読者もいるかもしれません。 ちなみに、1巻でやや気になった硬めのセリフや古風な言い回しは2巻ではかなり減っていて、登場人物の会話も若者らしさが出てきて、読みやすくなった印象でした。当時、作者が10代後半と知って驚いたものですが(文章から50代くらいかと思っていました)、今回は良い意味で洗練されて読みやすくなっている印象でした。 | ||||
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前作を読まずにいきなり2巻から読んだためキャラクターの人となりを把握するのに少し時間がかかりました。 文体やテンポはラノベ寄りで読みやすくミステリーとしての構成も丁寧に感じます。 ただ私自身そこまでミステリーに強い興味があるわけではなく、展開に特別な魅力は感じませんでした。 また主人公の性格や立ち振る舞いにどうしても共感しきれず物語に入り込むのが難しかったのも事実です。 ミステリー好きで、なおかつ前作を読んでいる方ならより楽しめる内容かもしれません。 | ||||
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