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悪魔のような女



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悪魔のような女の評価: 2.89/5点 レビュー 9件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

リメイク→原作→オリジナル映画の順で好きです

サスペンスやミステリー映画は大好きなのですが、小説は読まない性質で、それでもリメイクとオリジナルを見たら
どうしても原作小説が気になり読んでみました。

映画版はだいぶ改変され犯人も被害者も違いますが、原作小説もさすがの出来で読後、嘆息しました。
ただ文体がくどくてよくわからない情景描写が多く、飛ばし読みしました。
悪魔のような女 (Hayakawa pocket mystery books (130))Amazon書評・レビュー:悪魔のような女 (Hayakawa pocket mystery books (130))より
4150001308
No.1:
(5pt)

風格のある名作

古典的名作として評価したい。
しかも、フランスミステリというのがいい。

この著者らの作品は、結構怪談風というかスリラーの体裁である。
本作で著者らが狙ったのは、人を心理的に追い詰めることの怖さ、であろう。
けっして意外性やどんでん返しではない、と思う。
クルーゾー監督の映画版は、意外性を軸にしてラストのショックをもりあげる、という演出だった。
原作の本書は、映像では描けない微妙な心理の動き、ゆらぎ、不安感を軸に、心理小説とも読めるようなものだ。

もちろん、時代的な古さがあるから、今の基準で見たら物足りないものがあるだろう。
もっと精緻な心理描写があっても良い、という気がするのも仕方のないことだろう。
しかし、その地味なところが、本作をハイブロウにしている所以である。
読者に考える余地を残すことで、作品世界に深みを増しているのだ。

映画版しか知らない人には、ぜひ読めといいたい。
両者の設定で決定的に違うところがあるし、作品のムードも違う。
他のレビュアーが書いているように、話自体は単純である。
だからこそ、ゆったりと、しかし着実に進行するストーリーが、後半から終盤にかけての重みになっているのだ。

でも、クルーゾーの映画も、モノクロで雰囲気満点だし、いかにもという描写はさすがと思わせる。
レンタルできれば、本書と一緒に鑑賞してほしい。
悪魔のような女 (Hayakawa pocket mystery books (130))Amazon書評・レビュー:悪魔のような女 (Hayakawa pocket mystery books (130))より
4150001308

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