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悪魔のような女
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悪魔のような女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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単純なストーリーで登場人物も少なく、展開もお見通しで、最後まで持つのかなと思うが、フランスミステリらしい雰囲気で読ませる。 何年か前にシャロン・ストーン主演でリメイクされていましたが、シャロン・ストーンは登場人物のイメージにぴったりでしたね。 最近TVの2時間ドラマでも、やっていましたが、原作のストーリーがあまりに単純なためか、脚本はひねってありました。 有名な作品なので一度は読んでみてもよいのでは。 | ||||
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単純なストーリーで登場人物も少なく、展開もお見通しで、最後まで持つのかなと思うが、フランスミステリらしい雰囲気で読ませる。何年か前にシャロン・ストーン主演でリメイクされていましたが、シャロン・ストーンは登場人物のイメージにぴったりでしたね。最近TVの2時間ドラマでも、やっていましたが、原作のストーリーがあまりに単純なためか、脚本はひねってありました。有名な作品なので一度は読んでみてもよいのでは。 | ||||
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歴史的傑作ではあるが、今の読者には独白調の文体が古臭く見えるだろう。内容についても、ミステリの進化ということを改めて考えさせられた。 ストーリー自体は、シンプルだが悪くない。愛人に唆されて、保険金目当てで妻を殺すセールスマン。アリバイのため妻を遠くに呼び寄せて溺死させ、数日後自宅脇の池に死体を持って戻る。いったん自宅を離れ、改めて戻って死体を発見する…、という計画だ。ここまではありきたり過ぎるほどなのだが、帰ってみたら死体が消えている、という展開になって、俄然面白くなる。死体は流されたのか、と焦る男に死んだはずの妻から「しばらく留守にする」という葉書が届き、妻の兄のところに行くとついさっき妻に会ったところだ、と言われる。共犯者の愛人に相談するが、死体が無ければ保険金は当然貰えないのだからしっかり探せと言われるばかり。そして、混乱を深める男に、妻から「もうすぐ帰る」というメモが届いた…。 途中で謎解きは見えてしまったが、そうでなければ感心したか、というとそうとも思えない。面白いのだがワン・アイディアだけだし、シンプル過ぎる。真相にも穴がある。クイーンやカー、クリスティ等パズル派の傑作が、今読んで設定はともかく水準に古さを感じないことが多いのに対し、本書の場合は、今の作家ならこのアイディアをもっと面白く、もっと複雑に、綻び少なく展開できるのでは、と思ってしまう。文体だけの話ではないのである。ただし、「あらゆる恐怖の原点」というあおり文句に異論はない。ミステリ好きは、一読しておくべし。 | ||||
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歴史的傑作ではあるが、今の読者には独白調の文体が古臭く見えるだろう。内容についても、ミステリの進化ということを改めて考えさせられた。ストーリー自体は、シンプルだが悪くない。愛人に唆されて、保険金目当てで妻を殺すセールスマン。アリバイのため妻を遠くに呼び寄せて溺死させ、数日後自宅脇の池に死体を持って戻る。いったん自宅を離れ、改めて戻って死体を発見する…、という計画だ。ここまではありきたり過ぎるほどなのだが、帰ってみたら死体が消えている、という展開になって、俄然面白くなる。死体は流されたのか、と焦る男に死んだはずの妻から「しばらく留守にする」という葉書が届き、妻の兄のところに行くとついさっき妻に会ったところだ、と言われる。共犯者の愛人に相談するが、死体が無ければ保険金は当然貰えないのだからしっかり探せと言われるばかり。そして、混乱を深める男に、妻から「もうすぐ帰る」というメモが届いた…。途中で謎解きは見えてしまったが、そうでなければ感心したか、というとそうとも思えない。面白いのだがワン・アイディアだけだし、シンプル過ぎる。真相にも穴がある。クイーンやカー、クリスティ等パズル派の傑作が、今読んで設定はともかく水準に古さを感じないことが多いのに対し、本書の場合は、今の作家ならこのアイディアをもっと面白く、もっと複雑に、綻び少なく展開できるのでは、と思ってしまう。文体だけの話ではないのである。ただし、「あらゆる恐怖の原点」というあおり文句に異論はない。ミステリ好きは、一読しておくべし。 | ||||
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