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影踏み鬼
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影踏み鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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既往の新選組関連の映画や小説なかなか無い視点で、新選組イメージが豊になる思いです。魅力的に描かれる泰之進の生きざまに引き込まれます。結論、とても面白い! | ||||
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大変読みやすく、篠原泰之進視点での物語でした。が、最初の細かい心理描写から、後半は駆け足でざっくりした話になってしまいました。あと、当時にしてはあまりにも坂本龍馬に注目しすぎているというか、幕末の混沌とした時代にあって、いきなりそこまで坂本龍馬だけに肩入れするのも不自然だし、最後に荻野に会ってハッピーエンドというか、まぁいい感じに終わる流れに、若干、リアリティというか小説という創作の中での話という域から出ないものでした。斎藤一や永倉新八の新選組に対する考え方もなんとなくよくわからず、まぁ読みやすく面白かったけど、微妙な感じでした。個人的な満足度は100点満点中68点というところです。(^-^)>。 | ||||
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伊東の側近である篠原が主人公です。近藤をはじめとした面々は浅田次郎氏の描き方と似ています。斎藤が出番が多く、かつ魅力的です。 ただ、高台寺党側を主人公にするのは物語として惹き付けるのは難しいんだな、と感じてしまいました。葉室さんの筆致で読みやすいんですが、あまり残らないというか。。。やはり、個人的には土方、沖田が主人公の話のほうがのめり込めます。時勢なんか関係ない、という生き方が格好よく見えてしまいますね。 | ||||
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新誠組の篠原秦之進を主人公とする小説で、渋いところを選んでますね。伊東甲子太郎がサブ主人公みたいな感じでしょうか。読み易い文体で、ストーリーもスピード感があり、一気に読めますが、その反面、内容が薄く、読み終わって、あまり残るものがありません。読み易くて、面白いのは好感を持ちましたが、好感だけで終わってしまう感じで、そこが残念でした。 | ||||
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細かい史実の説明がちょっとくどい感はありましたが、あまり描かれることのない新撰組の志士の話で面白く、一気に読みました。独自の視点がユニークで納得感もありました。 著者の作品は様々な人の生きざまが描かれますが、この作品も清々しさとせつなさで胸が一杯になりました。もっともっと作品を残してもらいたかったのに本当に残念に思います。 | ||||
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史実、事実を端的に著わしているが、ドラマテッィクさに欠ける。せっかく時代が劇的に変化する幕末を描きながら、平凡なものになっている。主人公はもとより、登場人物の誰にも感情移入できない。数限りなくある、いわゆる「幕末もの」、は特定の誰かに強い思い入れがあって、その誰かの心情に寄り添い、愛惜の念から書かれた作品のほうが、読み手を惹き付けるのかもしれない。 | ||||
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新選組といえば、近藤、土方サイドからの話が多いのに対し、 逆サイドからのアプローチなので、とても新鮮で面白かった。 篠原泰之進。また、気になる隊士を発見できてとてもよかった。 | ||||
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後に新選組から分離・独立する参謀伊東甲子太郎の片腕であり盟友の篠原泰之進を軸に新選組の隆盛と凋落を描いた作品。 随所にフィクションを織り込むも、ほぼ史実とされているストーリーをモチーフに物語は進んでいく。 新選組ファンにとってはこれといって目新しいエピソードはないものの、のちに新選組と袂を分かつ篠原泰之進の目線で 語る新選組はまたそれで興味深い。 新選組分離後も油小路の変で盟主の伊東を失い、戊辰戦役でも赤報隊の「にせ官軍事件」に連座し、同志の鈴木三樹三郎や 新井忠雄らと投獄されるなど、伊東一派には試練の日々が続く。 愛妻の萩野との馴れ初めから別れを含めて新選組のあらましをフィクションといえども上手く紡いで一つの物語をコンパクトに 完結させている。 篠原泰之進(後の秦林親)。筑後久留米の人。諸士調役兼監察方筆頭、柔術師範頭。伊東甲子太郎らとともに高台寺に移り禁裏御陵衛士 を拝命するも、薩摩藩の庇護下のもと鳥羽伏見の戦いに参加。赤報隊事件の嫌疑が晴れたのちに軍曹を拝命し、北越戦線に出兵。 維新後は弾正台少巡察を経て、大蔵省造幣寮に出仕するもほどなく辞し、民営に転ずる。 明治44年6月東京にて病没。墓所は青山霊園にある。 | ||||
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著者の歴史物は、たのジャンルの作品に比べて読み進みにくかったが、この作品は、新撰組物とゆうこともあり、おもしろい。 | ||||
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史実を丹念に追っているので、事実のように感じられます。知らない人は誤解するかも | ||||
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葉室さんならではの設定と面白さ。痛感しましたね~。幕末動乱の世に新撰組を介して活躍した久留米人がいたことは大変勉強になりました。 伊東甲子太郎を慕い新撰組に入隊、後に赤報隊へ身を投じた久留米脱藩隊士篠原泰之進!彼の剣と技と眼を通じて見た新撰組の隆盛と凋落を描いた物語~。局長:近藤勇、副長:土方歳三、一番隊長:沖田総司、二番隊長:永倉新八、三番隊長:斉藤一…斉藤一が凄いですね。是非読んでいただきたい1冊です。 | ||||
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新撰組の小説は今まで結構読みました。自分の好みとしては、土方歳三を主人公とした司馬遼太郎の「燃えよ剣」、新撰組の組織の誕生から瓦解までを冷静な洞察と、剣豪小説特有の鋭利な描写で描いた津本陽の「虎狼は空に」、そして最近では浅田次郎の新撰組三部作がいい。 そして葉室新撰組の登場。新撰組の人物としては、篠原泰之進は、そんなにメジャーではない存在と思う。でも彼を中心に、篠原の視点で見た新撰組の内部闘争、各人物の描写等は良く書けていると思う。作品のボリューム的には中編小説、もっと掘り下げてページ数のこの数倍の長編で読んでも見たかった。 | ||||
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秦林親の墓は青山霊園にあります。そこに参ったときのことを思い出しながら、しみじみと葉室さんの名文を噛み締めながら読ませてもらいました。近藤や土方とは反対側から描いた新撰組。生き残った斎藤との絡みも印象深い名作になるのではないでしょうか。 | ||||
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著名な直木賞作家である葉室麟。彼が光を当てた幕末の志士は、篠原泰之進。 師と仰ぐ伊東甲子太郎に誘われともに新撰組に入るが、あくまで幕府側に立つ近藤や土方と合わず、伊東とともに勤皇派の「御陵衛士」を結成。伊東が彼らに暗殺されると、近藤、土方の「影」を追い求める「鬼」となって戊辰の戦にその身を投じていきます。 「草莽の大義」を奉じ、あくまで「浄い」心のまま幕末の風雲に臨む伊東。そんな伊東を案じつつも心酔して行をともにしていく泰之進。二人を中心に、新撰組の分派扱いだった「御陵衛士」に勤皇志士団としての新たな光を当てることに成功しています。 他には、両陣営をひょうひょうと行き来する味わい深い「人斬り」斎藤一や、主人公が恋におちる未亡人とその息子、さらに坂本竜馬とおりょうまで登場。手練れの時代小説家らしく、話を盛り上げるための人物もしっかり配しています。 二十年後の東京での最後の場面がややご都合主義ですが、多くの仲間の死を背負い、近藤と土方を追い求める泰之進の苦悩に満ちた歩みが胸を打つ作品です。 | ||||
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