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影踏み鬼



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影踏み鬼の評価: 3.93/5点 レビュー 14件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

篠原泰之進視点での新選組物語

大変読みやすく、篠原泰之進視点での物語でした。が、最初の細かい心理描写から、後半は駆け足でざっくりした話になってしまいました。あと、当時にしてはあまりにも坂本龍馬に注目しすぎているというか、幕末の混沌とした時代にあって、いきなりそこまで坂本龍馬だけに肩入れするのも不自然だし、最後に荻野に会ってハッピーエンドというか、まぁいい感じに終わる流れに、若干、リアリティというか小説という創作の中での話という域から出ないものでした。斎藤一や永倉新八の新選組に対する考え方もなんとなくよくわからず、まぁ読みやすく面白かったけど、微妙な感じでした。個人的な満足度は100点満点中68点というところです。(^-^)>。
影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫)より
4167909375
No.4:
(3pt)

ちょっとインパクトが弱い

伊東の側近である篠原が主人公です。近藤をはじめとした面々は浅田次郎氏の描き方と似ています。斎藤が出番が多く、かつ魅力的です。

ただ、高台寺党側を主人公にするのは物語として惹き付けるのは難しいんだな、と感じてしまいました。葉室さんの筆致で読みやすいんですが、あまり残らないというか。。。やはり、個人的には土方、沖田が主人公の話のほうがのめり込めます。時勢なんか関係ない、という生き方が格好よく見えてしまいますね。
影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫)より
4167909375
No.3:
(3pt)

読み易いですが、内容は薄いです

新誠組の篠原秦之進を主人公とする小説で、渋いところを選んでますね。伊東甲子太郎がサブ主人公みたいな感じでしょうか。読み易い文体で、ストーリーもスピード感があり、一気に読めますが、その反面、内容が薄く、読み終わって、あまり残るものがありません。読み易くて、面白いのは好感を持ちましたが、好感だけで終わってしまう感じで、そこが残念でした。
影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫)より
4167909375
No.2:
(3pt)

残念、幕末の熱気が伝わってこない。

史実、事実を端的に著わしているが、ドラマテッィクさに欠ける。せっかく時代が劇的に変化する幕末を描きながら、平凡なものになっている。主人公はもとより、登場人物の誰にも感情移入できない。数限りなくある、いわゆる「幕末もの」、は特定の誰かに強い思い入れがあって、その誰かの心情に寄り添い、愛惜の念から書かれた作品のほうが、読み手を惹き付けるのかもしれない。
影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫)より
4167909375
No.1:
(3pt)

ある新選組隊士の軌跡ー篠原泰之進

後に新選組から分離・独立する参謀伊東甲子太郎の片腕であり盟友の篠原泰之進を軸に新選組の隆盛と凋落を描いた作品。
随所にフィクションを織り込むも、ほぼ史実とされているストーリーをモチーフに物語は進んでいく。
新選組ファンにとってはこれといって目新しいエピソードはないものの、のちに新選組と袂を分かつ篠原泰之進の目線で
語る新選組はまたそれで興味深い。

新選組分離後も油小路の変で盟主の伊東を失い、戊辰戦役でも赤報隊の「にせ官軍事件」に連座し、同志の鈴木三樹三郎や
新井忠雄らと投獄されるなど、伊東一派には試練の日々が続く。
愛妻の萩野との馴れ初めから別れを含めて新選組のあらましをフィクションといえども上手く紡いで一つの物語をコンパクトに
完結させている。

篠原泰之進(後の秦林親)。筑後久留米の人。諸士調役兼監察方筆頭、柔術師範頭。伊東甲子太郎らとともに高台寺に移り禁裏御陵衛士
を拝命するも、薩摩藩の庇護下のもと鳥羽伏見の戦いに参加。赤報隊事件の嫌疑が晴れたのちに軍曹を拝命し、北越戦線に出兵。
維新後は弾正台少巡察を経て、大蔵省造幣寮に出仕するもほどなく辞し、民営に転ずる。
明治44年6月東京にて病没。墓所は青山霊園にある。
影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫)より
4167909375

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