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橘花抄
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橘花抄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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叙情性。芸道への深い造詣。アクションシーンの迫力。頑なながらも我が矜持を捨てようとしない人物。揺れ動く人生観。 葉室麟ファンが彼に求める要素が全部詰まっている作品。 災難続きで心が揺れまくる卯乃は、現代の価値観だと好き嫌いが分かれるかもしれない。 しかし、それがかえって彼女を取り巻く人々の哲学や生きざまが如実に現れていて、卯乃自身も成熟していく様子がよく描かれている。 | ||||
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日本史に疎いため、どこまでが史実で実在の人物なのか、どこからがノンフィクションなのか分からないが、その分素直に楽しめた。 多彩な人物を配し、江戸の爛熟期、もはや”武”ではなく”政治”の時代に、己の保身をかけるもの、忠義に生きるもの、それぞれの運命が錯綜する。特に女性の姿が、昔の時代作家と違って生き生きとしているところが魅力的。 様々な物語が並行して描かれているが、凛とした生き様には胸を打たれるし、茶道や香道の描きこみが彩を添えて魅力的な作品になっている。 | ||||
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レビューを書いておこうと思い、数年ぶりに再読しました。 あれ?こんなお話だったっけ…感動はありませんでした。 卯乃の生まれや育ち、引き取った相手、失明…複雑なことに次々彼女は 絡まれて、また当時は自分の意志を貫くことなど考えられない女性として 描かれているのだろうと思いますが、イライラしてきました。 | ||||
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葉室麟の小説は面白い。 | ||||
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読ませていただきました。人とは育った環境が人生を左右するものだと良く分かる小説でした。人を信じる、信じられない、特に親兄弟を信じられない関係は悲しいです。何だか今の時代にも共通しているのかな、と。世界情勢とダブりました。 | ||||
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随分前に読んだので内容は忘れました。 でもよかったと思います。 また読みます。 | ||||
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巌流島の対決そのままのラストに向けて、一気に読ませます。 が、どうも「気」とか「予感」のレベルを超えた超常的な雰囲気が前面に出ているように思え(妖気のレベルが強調されています)、いまいち物語に入り込めませんでした。 スピリチュアルな世界が好きな人にはよいかな。 | ||||
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前回の大河ドラマを見終えての黒田藩の話だったので、興味深く読みました。兄弟であるが故の葛藤や武士の真髄は現代人には憧れではあれ、真似ができないと痛感!少しは心を強く持ちたいと思わせてくれ、また男と女の関係が現代と比べると違い過ぎて心地良かった。 | ||||
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主人用にたのまれて購入しました。普段、小説は読まない人なのにめずらしいことです。感想は聞いていません。 | ||||
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思いのほか 結末が浅くて少しガッカリ しかしながらドキドキな展開が面白くて 時間を惜しんで読みふけりました 時代のストーリーも 良く分かりやすく 時代文学好きな方にお勧めです | ||||
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武家物お家騒動ものは、面白い、藤沢周平には遠く及ばないが、著者もなかなかのもの。 | ||||
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初めて読みましたが、なかなか読み応えがあり、早く先が読みたくなるほど楽しめました。続編でないかな?笑 歴史好きな人には最高の一冊になるかと思います。 | ||||
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両親を亡くし、隠居後も隠然たる権勢を誇る前藩主側近の立花重根に引き取られた卯乃。 その後失明し、香道の手ほどきを重根の母から学ぶ。 香道、茶道を用いた表現が卯乃を取り巻く人々の精神性を克明に描き出す。 前藩主の没後、立花一族は粛正の苦境に陥る。 藩主の命を受けて、重根と弟の峯均を狙う隻腕の巌流の使い手津田天馬。 峯均の二天流との対決がクライマックスとなる。 | ||||
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蜩の記で直木賞を受賞された葉室麟さんの力作です。 黒田家の立花一家の栄衰を描いています。 峯均、重根、そして卯乃。 この三人の、運命と決意を描ききる。 細かい紹介とか説明は要りません。 「何かを守ろうとする者は、そのために捨てねばならぬものも 多いのです。ひとからの誹りも甘んじて受ける覚悟がなければ、 大切なものを守り通すことはできません。」 「花の美しさは生き抜こうとする健気さにあるのです」 ひとは誰しも思い通りに生きることはできない。何のために この世に生を享けたのか。思い惑うことばかりだった。 これらの名台詞が作品を形作っていると言っても過言では ないのかもしれません。 85点。 力作です。 | ||||
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巻末のコメントには,現代の時代を映した・・等記載されていましたが、むしろ永遠の日本人の心ではないでしょうか。数十年前山本周五郎作品を読破した時の思いが伝わってきました。人の心、弱さ強さを茶道・香道そして江戸時代という時代を借りて描いた作品にように思えます。 | ||||
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即日の配達に感謝します。また、電子版も利用したいと思っています。 | ||||
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秋月記で、葉室ファンになり本書を手にしました。 歴史小説ながら、思うままにならぬ人生に逆らいながらも、気高く生きようとする姿に引き込まれます。 | ||||
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いっきに読みました。はらはらしながら、嫌味がなくまっすぐな登場人物たちが心地良かった。 | ||||
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葉室凛の作品のなかで一番感銘を受けました。 直木賞をとった「蜩ノ記」も面白いですが、私はこの作品が一番好きです。 折り目正しい生き方をするとは、こういうことなのかなあと考えさせられました。 この作品には、強く健気な女性が何人もでてきます。それらの女性の一途な生き方がすばらしい。人間の品格とは、他人が勝手に感じることで、生きているその人が他人に誇るものではないのだよと作者に言われているような気がします。 話の筋に違和感を感じる部分もありますが、そんなことは全く気にならないくらい面白いです。 とにかく読んでほしい作品です。 | ||||
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ここ数年読んだ時代(歴史)小説の中では、山本兼一の『利休にたずねよ』に並ぶ あるいは凌ぐ大傑作! 主人公 卯乃が立花重根に引き取られたその日にかけられた 『泣くではない。泣かなければ明日は良い日が来るのだ』 『そなたが来たことを寿ぐ桜だ。きっと良いことがあるぞ』 『よう、こらえたな。やがてうれしい涙を流す日も来よう』 何気ない言葉でありながら、物語冒頭のこのセリフを読んだだけで“傑作”の予感にやや大げさに言えば心が震えたが、予感通りの良書でした。 | ||||
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