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紫匂う
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紫匂うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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さらりとして読みやすい | ||||
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主人公は武士の妻。親にあてがわれた冴えない見た目の地味な夫と、二人の子供がいる。 昔の男が現れてときめく。しかし色々あって、昔の男のダメさ加減や、今まで見えずにいた夫の様々な美点に気づいていく。 この夫が本当に心持ちが立派で愛情深くて心が大きくて誠実で堅実で魅力的ないい男(見た目以外)で、とにかく素晴らしい。もしも人間の内面が見た目にそのまま表れるものなら、絶世の美男だったことと思う。 おまけに主人公である妻よりもよっぽど奥ゆかしくてロマンチックなところもあって(タイトルに関係ある)、もう溜息しか出ない。作者は男なのに、どうしてこんな女性の夢小説みたいな、心くすぐるエピソードが書けたのかと思う。 長年一緒に暮らした夫から、まるで宝箱を開けたように様々な「気づかずにいた美点」が溢れ出すなんて展開も、この夫の人間性の美しさ(山の中の清冽な小川のようなイメージ)も、子供達の凛とした立派な態度も、あまりにファンタジーが過ぎる。 だけど、だからこそ、私はこの小説が気に入った。 | ||||
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中古とはおもえないほどきれいでした | ||||
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今まで女性は初恋の相手などはすぐに忘れてしまうものだ。男性は一生覚えているとなにかの本で読み覚えていたがこの本は両方が忘れずにいるところが面白い。 | ||||
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葉室先生の作品は読む度に心が洗われるような気がします。世俗の泥にまみれて周りに迎合し、至誠から離がちな自分に優しく人の道を踏み外さないように囁いてくれます。 | ||||
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二人の武士に挟まれておっとを持つ妻の揺れ動く心情を見事に、葉室凜が絶妙に描く傑作。 | ||||
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このところ続けて葉室作品を読んでいるが、今回も満足の一冊だった。 主人公が女性というのはここ最近の著者の傾向だが、ヒロインの夫と昔の恋人とが出てくるので三角関係の末に恋人と逃避行かと思ったら予想外の展開にどんどん引き込まれあっという間に読み進んでしまった。ヒーローは突然現れた恋人ではなく、日ごろ冴えない物足りないと感じていた主人公の夫だった。そして自分の大切なものにようやく気づいたヒロインが「女子は刃で戦わずとも心映えで戦えましょう。」と言える強さを見せる。この場面が秀逸だったと思う。和歌を取り入れたり花の名前がでてきたりと細やかな描写もあって、女性にもおすすめの一冊だと思う。 | ||||
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葉室先生の作品は 「蜩の記」以来たびたび読ませて頂いて、 感銘を受けておりますが、 この作品は、結構、痛いとこついてくる作品でした。 現代では、結婚前の操がどうとか、むしろ無いって事の方が…なんですが、 そういった事が枷になっている女性の心情が描かれてました。 私は女性では無いので、女心ってこういったものなのか? って気持ちで読んでおりましたが、 妻以外の女性に心動く事が度々あった私だけに 痛いとこもありました。 主人公、(澪)の夫 (蔵太)は確かに極端すぎる描写がなされておりましたが、 でも、それくらいの広い視野(天の目)をもって家族や妻をみなければ、 いけないような気すらしてきます。 愛は真心、恋は下心 そんな風にいいますよね! 正直、人の生き様はせつないです。 | ||||
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