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(短編集)
さよならに反する現象
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さよならに反する現象の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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レビューが遅くなりましたが、発売日を心待ちにしていた作品です。 乙一さんの作品は、小学生の頃から何作も読んで来ました。 いずれも意表を突く展開が面白く、次が気になったものですが、読者である自分も年を重ね、当時ほどわくわくすることはなくなりました(作品に問題があるのではなく、私に面白みがなくなったのでしょう) ただ、最初から最後までとても読みやすく、なめらかな質感の文章を書かれるところは変わらないなぁと感じました。ストーリーもしっとりとしていて、後味も悪くなかったです。 | ||||
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同作家の同じく短編集zooなどと比較しても、一つずつの心にくる「重さ」が無い気がする。軽すぎると言うか。zooはどの作品も重くて心にくるものがあった。本作「さよならに~」はホラーの気持ち悪さも、泣けるような悲しさも少ないというか…。最後の「写りたい」のオチは多少グッと来たが、ちょっと意味がわからない感じだったし。最後のオチがハッピーだろうがバッドだろうが、軽すぎて…まぁある意味リアルなのかもしれないけど。もう少しドラマチックなオチにしたほうが感動できるのかな…?素人には難しくわかりませんが、正直これが初期の頃から乙一さんの作品を読んでた素直な感想です。 映画の「小説シライサン」とかその辺からイマイチになってる気がします。 | ||||
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タイトルの通りなんだと思った。さよならをしたくない、そんな気持ちがそれぞれに感じられた。(おそ松さんはちょっとよく分からなかった) さよならをしたくない、そんな気持ちは誰にだってあるんだよなあと感じる今日この頃です | ||||
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乙一といえば暴力的だけどどこかせつない作風が特徴的で、 15年くらい前にはムサぼるように読んだ。 ラノベの地位を一般層に広げた最大の功労者の一人だと思う。 だけどこの作品は実につまらなかった。 独自のニヒルなユーモアも、せつなさも感じられず、 何を伝えたい作品か全然つたわってこなかった。 個々のレビューでは好評価が多いが、彼の作品の中にはもっとずっと素晴らしいものがある。 | ||||
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乙一ファンですが、 いつもながらどれだけ人の心理を想像出来るんだろうと感じながら読んでいます。 最近短編が多い気がするのでボリュームのも読みたいですね。 | ||||
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5作ともすばらしい。切なくて、個性的で、どれも乙一だった。 文句いわずに読め! | ||||
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乙一小説ファンです。 おそ松さんや星野源さんが特別に嫌いというわけではありません。 ただ今回は乙一さんワールドを読みたくて単行本を買ったので、そのうち半分近くをコラボものが占めていた事にはかなりガッカリしました。純粋に面白さ自体も他の短編より落ちると感じました。 出版社の都合なのかも知れませんが、出来ればコラボものは混ぜないで出すなら別で出して欲しかった。 | ||||
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「銃とチョコレート」「エムブリヲ奇譚」もため息の出る装丁でしたが、 「さよならに反する現象」も大切に愛でたくなる装丁です。 デザインのこだわりに感心しきりです。 手元に置く価値のある単行本です。 内容は乙一さん好きならいわずもがなです。 | ||||
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50頁弱の短篇5編。 文体が軽く読み易いとおもっていたら、ラストにゾクリとさせられる、オカルト要素がベースのホラーといったところです。 ただその中、少し趣向が違う「なごみ探偵おそ松さん・リターンズ」はバカミスのような楽しさで、切なさという点ではラストの「悠川さんは写りたい」が一番だったと思います。 | ||||
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哀しみの先には、何があるのだろう──。 乙一作家生活25周年記念短編集! 心霊写真の合成が趣味の僕が撮影をしていると、一人の女性がカメラに映りこんできた。しかし撮影されたデータには無人の交差点が映っているだけだった。映りたがりの幽霊、悠川さんがこの世に残した未練とは……?(『悠川さんは写りたい』より) ほか、乙一贈る恐ろしくて切ない出会と別れの短編集。 * そしてクマになる なごみ探偵おそ松さん・リターンズ 家政婦 フィルム 悠川さんは写りたい 以上五編の収録。 この中で好きだったのは家政婦かなー。 どれも都合のいい展開で進んでいく。短編なのでテンポよく。 ホラーさでいったら家政婦と、悠川さんはちょっとコミカルだね。 おそ松さんは、一体作家に何があったんだろうかと思った。 もう25年になるのだね、おめでとうございます。 | ||||
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本書の一ヶ月後に発売された作品集『沈みかけの船より、愛をこめて』(朝日新聞出版)と比べると、こちらは作品の質が落ちる気がしました。なかでも、五篇中の第二番目に置かれた短篇『なごみ探偵おそ松さん・リターンズ』は、悪ふざけにもほどがあるって感じで、全く親しめなかったっすね。 収録五作品のなか、良いじゃないかと気に入ったのは、最初に置かれた「そしてクマになる」と、ラストの「悠川(ゆうかわ)さんは写りたい」。 「そしてクマになる」の主人公の妻の名前が凛子(りんこ)さんてなってて、おんなじ名前の女性が「地球に磔(はりつけ)にされた男」(『沈みかけの船より、愛をこめて』所収)て短篇の中に出てくるんだけど、人物のキャラクターに通じるところがあったのが興味深かったです。 「悠川さんは写りたい」。この短篇が、読んでて一番面白かった。能天気で明るい幽霊のキャラが良かったな。そして、主人公が金縛り中に体験することを記したくだり、本単行本の 191 ~ 192ページにかけてなんだけど、この場面にぐっと来ちゃった。胸にあたたかなものが満ちてきた‥‥みたいな感じで、癒(い)やされました。 収録作品ならびに初出は、以下のとおり。 ◆ そしてクマになる 初出は、「怪と幽」vol. 003 2020年1月号 ◆ なごみ探偵おそ松さん・リターンズ 初出は、「ダ・ヴィンチ」2016年5月号 ◆ 家政婦 初出は、「怪談専門誌 幽」VOL. 30 ◆ フィルム 初出は、「ダ・ヴィンチ」2017年5月号 ◆ 悠川さんは写りたい 初出は、「怪談専門誌 幽」VOL. 29 | ||||
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それとは真逆に、全く恐ろしくも(面白くも)何ともない作品もある。人物の書き分けは上手だし、読み進めるのも苦痛には感じないけれど特記に値する作品は無し。 | ||||
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最初の短編がいちばん面白かった。良いとか悪いとか、生き方とか、みんな泣きたいだろうけど、それなりに生きておりますよね。他のものも面白いですけど、乙一の才能が際立っており、なんか楽しめないというか、本音勝負の最初の短編が、妙にハマりました。こっちの話になりますが(レビューはあんたらの日記じゃねえとか言われそうですが)仕事先で、急に辞めた先輩が、店に現れ、おばさんパートに、プラプラしてるの?と言われて、子供いること知ってる我々は妙に座りが悪いと言いますか。クマの話はその辺感じました。で、乙一天才だと思うのは、だからこいつ悪いとか、周りがどうのこうの、と、善悪話とは別の地平を開いてオープンに語ってる、淡々としてるとこでしょうね、奥さんが一番辛いだろうしすぐ気がついただろうけど、書いてないけど気をつかってる、普通の話にしてくれてる。そんなことは乙一先生書いてないけど、そんな風な、人間の強さとか、寄り添う、生きていく。僕も、です。ありがとう。乙一先生。 | ||||
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