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ミス・サンシャイン
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ミス・サンシャインの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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年上の人に対する憧れ。 なんか、後味悪し。 | ||||
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物語りのテンポもよく、展開が心地よい作品でラストに泣かされました。 | ||||
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それなりにまとまった内容に仕上がっている。しかし、感情移入し辛い主人公や全体的にぼかされた人間関係など、読んでいてストレスを感じる部分があった。 | ||||
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吉田修一さんの本は「国宝」が一番好きだけど、2番目がこの作品かなと思う位です。 映画が大人になる方法を全て教えてくれた、と言える程の映画人間でした。吉永小百合さんでなくても、大いに推薦したいです。 | ||||
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なんたって、タイトルが素晴らしいです❣️。吉永小百合さんのコメントも、端的に言い表わしていると思います。 | ||||
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80代の往年女優と大学生の青年の間に生まれる心の通い愛は まるで今咲いた梅の香のようで ふわ〜っとした空気に包まれたかのような 肩の力が抜けないような日々の中での 一輪のあたたかさのような読後感 | ||||
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古い映画を見た時のような懐かしく暖かい気持ちと 戦争反対を高らかに叫ぶよりもその思いが心の中に 沁みました。 戦後活躍された沢山の俳優さん達が浮かんでくる作品でした。 | ||||
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吉田修一さんの作品が大好きで、ほとんど全て読破してきました。 今回の話は、鈴さんという女優の人生を振り返りつつ、大学院生である一心の恋愛小説です。 題材からして面白そうだと期待したのですが、、うーん。 鈴さんの女優としての凄さについて、前半〜中盤はずっと語られていて、それが長すぎないでしょうか。 読んでいて、彼女の偉業はもうわかったよ、と言いたくなりました。 出てくるスター達の名前も実際の人物や架空の人物などごちゃ混ぜですが、華やかな世界、豪華な面々、その中でも凄かった彼女、、と言われれば言われるほど、なんとなく冷めてしまいました。 そして主人公である一心について、特に好感が持てないのも難点。彼の恋愛や家族環境には触れられますが、いまいち人として特に興味が出るわけでも、頑張れと言いたくなる人物でもないです。 吉田修一さんの作品で出てくる男性は、ダメ男というか生活能力がなかったり社会適応できないタイプが多いですが、それがどこか共感できたり、応援したくなったり、はたまた堕ちていく様が可哀想だけども人の不幸は蜜の味のように面白みがあったりするのですが、 今回はなんとも薄味な奴で、興味が湧きませんでした。勝手にすれば、という感じです。 吉田修一さんの出身である長崎や戦争についてオチの方向を向けるのは、日本人として胸にくるものはあるものの、とにかく大半が鈴さんの偉業の説明だったので、そこをもっと省略して、本作を一話、二話の短編でぐっと終わらせたほうが面白く、オチも印象深くなったんじゃないかなーと、勝手に思いました。 また吉田修一さんの新作が出れば楽しみに読みますが、昔のような震えるほど面白い作品がまた読みたいです。 | ||||
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りんとしたヒロインがすてきです。 | ||||
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気づいたら一心を自分に置き換えて読んでいた。 そんな、自然体な文章であり、露骨な人間の思考のエグい部分も解りやすく表現されているので、無理なく胸に入ってくる。 物語は結構たんたんと進むが、読み進めるうちに登場人物の深い心情に対して、次第に共感していく。 一気読みでした。本当に優しいお話です。 装丁も素晴らしいのですが、本の紙質がとても滑らかで、手触りが良く気に入っています。 データではなく、紙の本での読書を強くお勧めしたい作品です。 | ||||
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優しく心に響く美しい小説。圧巻。このような名作と出逢えて本当に嬉しい。生きてて良かった。 | ||||
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往年の銀幕スター、鈴さんの家に荷物整理のアルバイトで通うことになった一心。 ハリウッドでの活躍した元スターでありながらも地に足つけて暮らしている現在から、荷物整理に合わせて過去をなぞっていく。 まるで実在している人物のように、映画の世界を始めとして当時の時代描写で描かれていて、知っている人のような錯覚を起こさせる。 著者の古い日本映画に対する造形の深さとノスタルジーにうたれながら、故郷や人の人生への思いが伝わってくる物語。 派手な展開ではないが、じんわると染み込むような良い話であった。 過去の実際の世界との対比で、現代の一心の彼女の前の男と離れられない姿のどうしようもなさもリアル。 | ||||
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p.33に「たまたま上映していたのが小津安二郎の『東京物語』だった。」という記述があり、涙が溢れてとまらなくなったというくだりで、私もまた小津の「晩春」を思い、嫁ぐ日の朝、娘が父に頭をさげるシーン、そのなんのことはない、今までにも何度も見てきたような場面で涙が溢れ、少し恥ずかしかったことを思い出しました。古い映画のファンというわけではありませんが、そこには古い映画だけが持っている、時間によって褪せることのないヴァイブレーションが確かにありました。 「オリンピックにふれる」を読んだのが、2021/10月。これほど早く吉田修一が読めるとは思いませんでした。「ミス・サンシャイン」(吉田修一 文藝春秋)を読み終えました。黄金期にあった邦画と女優たちへの憧れに裏打ちされたオマージュとして読み、失われたもの、決して取り戻すことができないものへの哀悼を感じながらの読書になりました。 長崎出身の「和楽京子」という昭和の大女優の住まいを訪ねる主人公の一心。彼は、ゼミの教授に依頼されて、彼女の倉庫の整理を任されます。そこには、「大女優」の過去の夥しい資料があり、一心の整理の進捗に合わせるように「大女優」の一生が語られ、そこに一心の生き様、恋愛、人生がシンクロしていきます。「大女優」にモデルがあるのかどうか、昭和の映画史の合間に何人かの実在した女優たちがオーバーラップしていきますが、そのあたりの妙味はお読みいただければと思います。 一心の心にシンクロできるのかどうかが要だとは思いますが、その密度については、少し不満が残りました。その理由は、「和楽京子」という蠱惑的なキャラクターの陰に隠れて、一心が思いを寄せる「桃ちゃん」が刷毛で掃いたように薄く描かれているからかもしれません。(まあ、昭和の邦画の中における新人女優の役割だと思えばいいのでしょうね。) ともあれ、しばらくするとまた読んでみたくなるような物語だと思えます。小津や、成瀬巳喜男の映画を繰り返し観るように。 | ||||
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