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サーカスから来た執達吏
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サーカスから来た執達吏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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大正時代を舞台にした作品だが、「絞首商會」同様に雰囲気たっぷりに描かれており、現代作品にはない味わいがある。 ストーリーも「ユリ子」という軸になるキャラクターが魅力的なため、最後まで飽きることなく読み進めることができた。ユリ子の過去についてあえて多くを語らない形にしたのが、キャラクターとしての魅力を引き立てる点ではプラスになっており、作者の力量の高さを感じた。 ミステリー的には暗号解読部分についてやや難がある印象だが、大枠の部分についてはダイナミックな展開で満足度は高かった。 主要キャラではないが、「絞首商會」に登場した晴海商会が出てきたのは嬉しいサプライズだった。 | ||||
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「方舟」「十戒」と読んできて、夕木さんの作品3冊目。この作品が一番好きです。 前の2作も面白かったですが、ラストのどんでん返しのために話が作られてる感はいなめない…ですが、本作は、主人公の少女2人と周りの大人たち、かつよさんも含めて、各キャラが生き生きと魅力的で、惹き込まれます。 囚われの王子様の胸のうちが、なんともせつない… ユリ子の過去がまだまだ謎めいているので、シリーズ化を期待していいのかな?期待してます! | ||||
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タイトルを見てもあらすじを見てもどういう話なのか良く分からなかったのですが、評価が高いので買いました。 要は、親の大借金のカタに財宝探しをする羽目になったお嬢様「鞠子」が天真爛漫な借金取り「ユリ子」とともに大冒険を繰り広げるという話ですね。 メイン二人のキャラが良かったですね。 鞠子はお嬢様なので野生児感のあるユリ子を内心ちょっと見下しているのですが、それは自分への自信の無さの表れなんですよね。 本当は夢とかもあるんだけど、親に逆らってまでそれを叶える自信もないので現状を甘んじて受け入れてしまっているわけです。 そんな中で思わぬ冒険によりさまざまな経験を経て成長していく感じが見てて好ましかったですね。 あらゆる時代の若者にも通じる等身大さを感じました。 そんな鞠子を振り回すユリ子は自分の価値観がはっきりしている超然とした少女です。 本作の探偵役にしてありとあらゆるアクションをこなすヒーロー役ですね。 なにやら壮絶な過去があるっぽく、それゆえに鞠子のみならず読者も圧倒されてしまう何かがあります。 本作はミステリではあるものの冒険要素も大きく、この感じは江戸川乱歩感がありますね。 個人的には「孤島の鬼」を連想しました。 そして冒険物でありつつもミステリとしてちゃんとしていて、至れり尽くせりというか非常に楽しめました。 続編があったら嬉しいです。 | ||||
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サーカスから来た謎の少女とお嬢様の組み合わせという時点で、かなりエモいです。掛け合いが生き生きとしていて楽しいです。 ミステリとしてもよくできていると思います。最初から最後まで飽きずに読めました。自分はバッドエンドな話が好きなのですが、この作品については主人公格の女の子二人が気に入ってしまったので、ハッピーエンドでよかったです。 | ||||
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ミステリーとしては、秀作の粋をでないかもしれませんが、歴史小説、青春小説として素晴らしいできばえだったと感じます。 | ||||
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こんなにも無垢な探偵に出会ったことはない。 初めて会った瞬間からユリ子に恋をしてしまった。 これがエモいということなのか。 もう半分まで読んでしまった。 最新刊にもユリ子が出てくるということなので、残りを存分に堪能したい。 | ||||
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ユリ子につきる。 妙な暗算が得意なユリ子と、それに翻弄される少年探偵団的な鞠子の物語だ。 謎解きはかなり剛腕だが、明智小五郎と怪人二十面相を知っているあなたなら、十分堪能できる。 どこか乱歩に筆致が似ている気がするが、それは私の気のせいだと思う。 | ||||
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