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失われた岬
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失われた岬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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前半の積みあがる謎と、中盤からのまじめに全ての謎を解いていく展開で 結構なページ数にもかかわらず、ほとんど本を閉じるタイミングが無いくらい あっという間に読み終えてしまった。 あえて言えば、やはりミステリーということで結構真面目にまとめられた感が あり、SFだったらもう少し予想を裏切る世界感を出してくれたかもと思えた。 あとは最後の方になるにつれて気になったのが、作者の思いなのだろうけど 今の日本の国の在り方に対する歯がゆさみたいなものが結構強く出て でもそれはこの小説に必要?という感が雑味みたいに残った。 結局連休のなかの1日半ほど費やしたけど、おもしろいミステリーが読めて それなりに満足。 | ||||
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砂漠の船、ゴサインタン、聖域で、私達が気がつかない内に思考停止になっている社会的価値観に篠田節子は、警鐘を鳴らしている。今回の失われた岬でも固定的な社会観念に見事な疑問符を打ち出している。読み終わるのが惜しい傑作でした。 | ||||
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前半の読みながら背筋がぞわぞわするような展開はまさに著者の筆力によるもの。 人との関係や宗教的要素を匂わせ、人の心の奥深くに横たわっているものをあぶりだしていく。 いくつかの話が別々に進行していく導入はそれぞれに読み応えあり期待が高まるのだが、何故かそれらの話が一つの真実に近づいてくるのに合わせて平凡になって著者らしさが失われてしまっているのは残念。 決して面白くないわけではないのだが、前半のこれぞ篠田節という描写からの落差で物足りなさが生じてしまう。 日本の国力防衛力を考えると、近未来的には物語に表現される日本が現実感を感じられる点はいつもの著者の作品とは別の意味での怖さはある。 最近作風広がり宗教的なテーマから離れることもあるけど、やはり著者しか描けない世界観をベースにした作品を今後も期待したい。 | ||||
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作中に出てくる地名に似ている岬(北海道)を実際にググると、なるほど!と思います。ルパンの奇巌城に通じる部分があり、ワクワク感があります。長大な作品ですが、アっという間に読破しました。 | ||||
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