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失われた岬



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【この小説が収録されている参考書籍】
失われた岬

失われた岬の評価: 3.18/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(3pt)

読み疲れ

大よそ、登場人物の塊から云うと3部に分かれてる、かな。もー長い長い。チビチビ読んでたら2週間掛かったし、気合を入れて一気に読むと眠たくなる。まあ、そんな没入度ということ。3パターンそれぞれの主観が変わり、それが各部リンクするんで、後半になると誰が誰だか混同し、物語の繋がりがわかんなくなってくる。 

 覚〇剤にまつわる話なんだが、アッパーとダウナーの効果を同時に語るんで、やっぱり無理があるだろ、と思ってしまう。上梓にあたり様々な文献や資料を参考にしたと云うが、読者大衆の殆どにその薬効を認知されている物質だけに、その矛盾をペンだけで捩じ伏せるのは無理がある。
失われた岬Amazon書評・レビュー:失われた岬より
4041109906
No.10:
(1pt)

後半がなぁ。。

篠田節子さんの大ファンです。
前半はドキドキさせてくれましたが、
後半は舞台が全く異なってしまい、
何が何だか訳がわかりませんでした。
残念です…。
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No.9:
(2pt)

がっかり

数少ない作家買いの方でした。長いこと待っていてすぐに購入して読み始めましたが…。もうつまらなくてつまらなくて。今までの宗教とか過疎の街とか、様々なテーマの集大成的と言えば聞こえはいいが、なんだか寄せ集めみたいな展開が長々と続いた上に、なによりも登場人物たちに感情移入もできない。ほんと、がっかりして。こののちはみんなの書評に一応目を通し、本屋さんでしっかり手に取って数ページ読んでみてから購入することにします。分厚い本でしたが疲れただけでした。
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No.8:
(3pt)

この結末は映画が先?こちらが先?

去年、イ・ビョンホンの映画で詳細は違うものの、同じネタ観ました。どっちが先かなど野暮なことは申しませんが、本作は前半の謎をはらんだスピード感ありのアクション付き大展開がうって変わって、中盤以降内省的で宗教哲学的、さらに病理学、植物学、薬学などへの方面に話が進み、戦争の空虚さからもはや先進国ではなくなってしまった近未来の日本の悲しい状況に結びつけられて結末を迎えます。

単行本で600ページほどの大著ですのでさまざまな伏線、記述が続きますが破綻すること無く乗り切る筆力はこの作家さんならではのものであり読み応えは十分でした。
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No.7:
(4pt)

面白いけど、謎解きがまじめすぎ?

前半の積みあがる謎と、中盤からのまじめに全ての謎を解いていく展開で
結構なページ数にもかかわらず、ほとんど本を閉じるタイミングが無いくらい
あっという間に読み終えてしまった。
 あえて言えば、やはりミステリーということで結構真面目にまとめられた感が
あり、SFだったらもう少し予想を裏切る世界感を出してくれたかもと思えた。
あとは最後の方になるにつれて気になったのが、作者の思いなのだろうけど
今の日本の国の在り方に対する歯がゆさみたいなものが結構強く出て
でもそれはこの小説に必要?という感が雑味みたいに残った。
 結局連休のなかの1日半ほど費やしたけど、おもしろいミステリーが読めて
それなりに満足。
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No.6:
(3pt)

長いけど、読みきった

現実の世界から、未知の世界へ、誘われていくような、洞窟の、中の、人々は
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No.5:
(5pt)

篠田ファンの期待を裏切らない、社会派作品です。

砂漠の船、ゴサインタン、聖域で、私達が気がつかない内に思考停止になっている社会的価値観に篠田節子は、警鐘を鳴らしている。今回の失われた岬でも固定的な社会観念に見事な疑問符を打ち出している。読み終わるのが惜しい傑作でした。
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No.4:
(4pt)

篠田節子の得意分野

前半の読みながら背筋がぞわぞわするような展開はまさに著者の筆力によるもの。
人との関係や宗教的要素を匂わせ、人の心の奥深くに横たわっているものをあぶりだしていく。

いくつかの話が別々に進行していく導入はそれぞれに読み応えあり期待が高まるのだが、何故かそれらの話が一つの真実に近づいてくるのに合わせて平凡になって著者らしさが失われてしまっているのは残念。
決して面白くないわけではないのだが、前半のこれぞ篠田節という描写からの落差で物足りなさが生じてしまう。

日本の国力防衛力を考えると、近未来的には物語に表現される日本が現実感を感じられる点はいつもの著者の作品とは別の意味での怖さはある。

最近作風広がり宗教的なテーマから離れることもあるけど、やはり著者しか描けない世界観をベースにした作品を今後も期待したい。
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No.3:
(3pt)

彼女得意の異世界ものだが、今作は終盤にキレがなく残念

篠田節子『失われた岬』読了。

この人の作品は長編も短編もほとんど読んでいる。

それほど楽しみにしている作家の最新作だから、内容説明も読まずにアマゾンで予約し、帯のコピー類も読まずに本文を読み始めた。

ある中年夫婦の友人の夫婦がある時に失踪する。

北海道の何もない地域に一時住んでいたことが分かるが、それ以降の消息がつかめない。

また、日本人ノーベル文学賞作家が、授賞式の前日に失踪する。

そして、その作家担当の編集者が行方を追うが、北海道の同じ町までたどり着く。

その町の近くには人の近づけない岬があって・・・。

という展開に、これは篠田節子得意の異世界ものであり、それに近未来が被さったような作品だとワクワクした。

途中で、帯が目に入ってしまうと内容が推測できてしまうので、カバーも帯も外してしまった。

ところが、そこから先の展開が、というか終盤にかけてだが、広げたピースが見事に収まっていく、いつものキレがない。

彼女には珍しく、ストーリーで読ませるのではなく説明で置き換えていく場面も多い。

期待が大きすぎたのかもしれないが、次作に期待したい。
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No.2:
(3pt)

楽しく読みました・ネタバレあります

恐ろしく悪化している政情不安より、細々のそれぞれの事情の方を主体に読んでしまうのは已む無きトコで
身近に清花のような人がいたら、自分は友人というより崇拝者になってしまうだろうなー
そして、自分はファンでありながらも「ありゃ、息が詰まるだろ」と「なんであんなに偉そうなんだ」の男の感覚も多分わかってしまう
…依存症で人間関係崩壊するのと、治って乖離して人間関係断ち切るのとどっちかマシかと考えると、自分は後者を選びたいかも。エリカとTJに関してはほぼ選択の余地なしの1択の結果論で、肇子と清花は宗教家的な選択だよなあ…これまたどっちがいいんだろう
岡村は後悔していたのか、あの時はそうにしかならなかったと諦観に至っているのか、生きてるだけマシだと思っているのか、生きてる事を呪っているのか、その部分が一番の気になり所だった。19年分憤懣袋に吐き出してそれを消去した時には多少胸がすいたんだろうか
楽しく読みました
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No.1:
(4pt)

冒険小説

作中に出てくる地名に似ている岬(北海道)を実際にググると、なるほど!と思います。ルパンの奇巌城に通じる部分があり、ワクワク感があります。長大な作品ですが、アっという間に読破しました。
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