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幻月と探偵
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幻月と探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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「満州のある一族の悲劇」としては充分面白かった。時代や土地の風俗感を出すための工夫もされていたと思う。でも「昭和の妖怪」の物語としては全然物足りない。探偵一人の視点で進む作品は市井の人々の愚かしさや愛おしさを描くのには適しているけれど、物語のスケール感みたいなものは犠牲になってしまうからかなあ。是非ともこの先の満州国滅亡、占領下時代、日米安保時代、と「妖怪」のその後を書き続けて、時間軸でスケール感を出して欲しいです。 | ||||
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歴史本格ミステリ。第二次世界大戦直前の満洲を舞台にハードボイルド風味のある探偵月寒が毒殺事件の真相を追う。「刀と傘」シリーズもそうだったが、今回もミステリとしてクオリティが高かった。ただルビの多さを読みにくく感じてしまい、歴史に詳しければこのあたりももっと楽しめたのだろうと思う。 | ||||
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満州の乾いた大地のにおいが行間から立ちのぽってきます。作者は巻末に相当数の参考文献を挙げられておりかなり深く研究されたようですが、それを生かして続編、さらにできればシリーズ化も希望します。特に三四郎と岸信介の(腐れ縁的な?)絡みももっと見たい。 | ||||
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1938年の満州の姿が、当時の活字で表されていく。 それは躍動感にあふれ、ビビッドに伝わってくる。 「五族協和」と「王道楽土」の満州国が見えてくる。 哈爾浜(ハルビン)の街並みが眼下に広がっていく。 探偵はロジックを組み立てて、ミステリアスな事件を紐解いていく。 | ||||
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満洲国の実像は捉え難く、それはキメラとも称される。本作は、その一断面としての関東軍と革新官僚の結託と相剋を背景に描かれた異色のミステリーである。満洲物の定番であるアヘンを鍵とする謎解きは、凝ったものではないが、満洲の風俗を良く取材し、また架空の史実を要所に挿入するなど、飽きさせない展開である。ここで真犯人を明かすことは出来ないが、切ない結末であり、異郷・満洲の哀しみを伝えている。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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