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二人の嘘



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【この小説が収録されている参考書籍】
二人の嘘

二人の嘘の評価: 3.68/5点 レビュー 31件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.68pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 1~20 1/2ページ
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No.31:
(3pt)

高尚な失楽園のようなお話

ラストが予想外だったし、金沢の風景描写が美しく感じたので☆3にしたけれど、それらがなければ読むために費やした時間を返してほしいと思うレベルだった。ちょっと頭の良い大学生が書いたような文章。
主人公2人の内面にもっと肉薄してほしかったなあ。
高尚な失楽園のようなお話です。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.30:
(4pt)

魅力的なストーリー展開だがドラマの脚本臭が凄い

一人の女性の再生を描く物語として、巻を措く能わずという興味を覚えた作品でした。一方で、あまりにも類型的なダメ人間たちの描写にはいささかウンザリもしました。性犯罪者たち、元検察官の糞姑、マザコン俗物無能弁護士、偽善に溢れた新聞記者の親友もどき、人間の醜悪さを高純度で煮詰めたような政治家と先輩判事…これらの人物造形はあまりにも類型的かつ露悪的に過ぎ、ヒトとしての善なる部分がまったくと言ってよいほど描写されません。私は、人間はもっと二律背反と矛盾を抱えた複雑な存在であり、それを破綻なく描くのが優れた小説家だと思います。

東大法学部歴代1,2位の優秀な頭脳や、具体性を伴わない「美しい」という形容詞が多用される外観、裁判員裁判制度の陥穽、風光明媚な金沢の描写など、(ドラマ化するにあたっては視聴者の興味をひくものの)文芸作品としての品性が疑われるほど不必要な道具立ては、あまりにもあざとい演出でした。

ただ、感情の動きをある種の必然性を以て痛切に響かせるストーリーは、確かに目を見張るものがありました。
リーガルサスペンスとしては水準以上でしょう。…つい最近読んだ「小麦の法廷」(傑作です)と比べてしまうのですが。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.29:
(4pt)

キーワードは『手』

ひとつの裁判に隠された真相。 その真相にたどり着いた時にまた不幸が。せつなく悲しい物語。しかし、前半は若く美しく優秀な裁判官、片陵礼子の非の打ち所のない仕事ぶりが綴られる。それはまるで テレビドラマ『ドクター X 』の「 私、失敗しないので」と言った大門未知子のようだ。

作者は裁判所や裁判官の仕事に精通しているのか 、とても詳しい。主人公礼子の仕事ぶりを知るにつけ、いかに 日本の裁判官が激務であるかを思い知る。
公判(裁判)が終わる前にすでに被告人の判決は決まっていなければならないので、仕事が終わっても、帰宅しても、何十件もの事件の判決文を作成する、ということに驚いた。本書を読むと日本の裁判の現状がわかる。さらに 主人公 礼子は 朝6時に出勤する時も、夫の朝食を作り、義母に食事を届ける。睡眠時間 3時間。感情や心を排除し「裁判官 独立の原則」を徹底し、人と交わらない礼子。

そんな 礼子に転機が訪れる。自分が裁いた一人の元服役囚が現れてから。そこから一気に礼子の感情が動き出していくところが ドラマティックに描かれる。まるで映画を見ているように はっきりと 映像化できる 描写 だ。悲しみに向かってひた走る。ネタバレになるので 内容は書かないが キーワードは『手』なのではないか。タイトルは「嘘」となっているが重要なのは『手』である。そのことを心に留めて 読み進めていただけたらと思う。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.28:
(5pt)

ジェイルバードの嘆き

不完全で荒削りだが、心打たれる傑作だった。内容に関しては他の方もコメントしているので、控えたい。

刮目したのは作者のレトリックと計算だ。序盤で夫が礼子に呟く同士という言葉。正確には同志だと思うが、敢えて「士」を使うことで二人が打算で結婚した俗物的な似た者同士だと匂わせる。礼子と蛭間の持つ聖性を毀損するのを恐れてか(二人を神話や聖書のキャラになぞらえたようなシーンも散見する)、「美しい」以外の形容を徹底的に排除した身体描写もそう。批判は承知の上で読者がイメージを膨らませることを期待している。破局を予感させるサブタイトルのつけ方も心憎い。幸福な結末を願う読者の心をサスペンドしてくれる。

掌の上で踊らされたというべきか。最終章の明らかな説明不足もしかり。書こうと思えば書けたであろう。ただこれ以上礼子の置かれた苦境を事細かに描いてみせても、読者には暗澹たる想いが残るばかり。それは作者の本意ではあるまい。だからこそ筆を置いて審判を仰いだのだ。証拠(証言)は残しました、後は皆さんで自由に想像してください、裁いてください、と。

サモトラケのニケにしろミロのビーナスにしろ、不完全で未完成な美というものは存在する。敢えてそれを読者に提示した作者の自信と覚悟が伺える。惜しむらくは普遍性の欠如か。読み手の年齢・性別・境遇・感性・アプローチによってこの作品の評価は分かれると思う。

安易で不純な手段を用いて貧しい境遇から脱した後ろ暗さからか、伯母の人生から歓びを奪ったという罪悪感からか、夫に仕え「家」に囚われ、碌な睡眠も取らず窓のない部屋でひたすら判決文を書きまくるという、鬼気迫る自らを罰するような生き方しかできない籠の鳥ー裁判官でありながらジェイルバードと化したヒロインが自由を求めて足掻く。

ミステリィとしても恋愛小説としても楽しめるが、北上氏の言うように一人の女性の抵抗を描いたビルドゥングスロマンとして捉えるのが適切だろう。私にとっては十年に一冊読めるか読めないかという、美しい小説だった。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.27:
(5pt)

お互いがお互いを救済出来たラスト

あまりに辛い、寂しい。
真冬の金沢の情景が目に浮かぶような後半は
もう結末が見えていたが、辛かった。
それでもヒロインが素直に純粋に、この次なんて未来なんてないのに、そんなこと本当は分かってるのにそれでもこの先を何とか手探りで手繰り寄せて、それに縋る気持ちで訪れた金沢で、彼女の人生で最初で最後の初恋は実り愛を得た。
その愛を得たことにより母親が本当は自分を愛し自分のために姿を消したことも理解出来た。母親の名前を思い出したところで堪らず涙が溢れました。
お互いがお互いを救済出来たんだと信じたいし、そうなれたんだと思います。
彼が送ってくれた九谷焼は何だったんだろう。
絶望しかないようで彼女の未来に残してくれた確かな愛の形が分からないまま静かに終幕するラストも秀逸。
冬の間に読んで欲しい哀しいラブストーリー。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.26:
(5pt)

ライオン氏 渾身のベストセラー

話のテンポ、金沢の情景、登場人物のリアリティ、どれを取ってみても、引き込まれる。
処女作のダー・天使、スノーマンで魅せた、ライオン氏のまた異なる世界観。是非、多くの方々に読んでいただきたい。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.25:
(4pt)

悲しき純愛ストーリー

主人公二人があまりに美男美女で、それを表す描写が多くて若干気になったが、ストーリーは引きが強く、次が気になってページをめくり続けた。

サスペンス要素もあるが、大枠では恋愛小説と言って良いだろう。

著者は映画等の脚本家ということで映像的な小説。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
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No.24:
(3pt)

ネタバレあり!夢中で読めた

引き込まれて時間も忘れて途中涙しながら最後まで読んだけど、途中途中、美しい美しいあまりの美しさにまわりがみとれるとかの連発でちょっとうんざりした。
結局美人の話かよ!みたいな?
超絶美人設定でなくとも「10年に一度の逸材である女性」てだけでも充分この話成り立つだろうし、美しいの表現もっと他に言い方ないんか?と思った。
そしてここまで賢い女がこんなモラハラ夫と結婚したことも違和感。
お互い知らない環境で出会ってとかならまだわかるが、同じ修習生で共に時を過ごしたのに?
結婚して10年とか経ってから今更急に悪くなる夫設定も??
はじめから悪い夫設定だとなぜ結婚したんだってなるからいきなり豹変させた?
ストーリー的には夫を悪役にした方が面白いんだろうけどなんか悪役仕立ぶりにムリヤリ感が否めない。

あと、蛭間との一度目のセックスはまあ理解できるがその後2度3度…てのはなぁ〜
本当に愛と誠実さがあるなら一度だけの過ちのまま、晴れて無罪になるまで待ってほしかったわ。
あと最後の金沢旅行のくだりが長すぎて疲れた。
もうそこいいから結末ってなった。
まあ、展開も想像しやすかったがいいか悪いかはともかく総じて夢中になって読める本ではあった。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
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No.23:
(3pt)

33歳女性(東大卒)の初恋

間違わずに生きてきた女性が、ある1人の男性に出逢い、「間違い」を犯す話。

主人公の天才エピソードや男性が起こした事件の真相については、正直やり過ぎ感が強くて全く響きませんでしたが、主人公が初めての感情「恋」に戸惑い、なりふり構わず行動し、一喜一憂する様は、読者の甘酸っぱい思い出を呼び起こすでしょう。

因みに、時折出てくる法曹関連の説明やコンプ夫は、本筋に絡むようで全く絡まないので読み飛ばしても大丈夫です。
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No.22:
(3pt)

ラストが尻すぼみ…

このような作品でハッピーエンドっていうのはないのでしょうが、
個人的にはハッピーエンドで気持ちよく読み終えたいのですがね。

まぁ、それにしても結構最後があっけないですね。
このストーリー展開から最後はどんな「どんでん返し」をしてくれるのかと期待してたのですが、
想定を上回るようなエンディングではなかったですね。
残念です。
また、セックスですべてをごまかすのもいただけない。
二人がそれぞれを受け入れる端緒がセックスというのはちょっと安易すぎないでしょうか。

新聞広告の書評につられて読んでみたのですが、
心を揺さぶられる感動作…というわけにはいかなかったようです。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.21:
(1pt)

人物造形が無理過ぎる上に「美しい」のオンパレードに辟易した

この作家の作品は初めてである。

脚本家が本業だという。

女性判事と、その判事がかつて判決を下した男性との物語だ。

しかし、まず登場人物の人物造形に違和感が強すぎる。

主人公の女性判事は不幸な生い立ちを背負うが、絶世の美女で、東大法学部を首席で卒業し、司法試験も裁判官任官試験もトップ合格。

10年に一人の逸材と呼ばれ、将来は最高裁判事を嘱望されている。

そんな女性が、いくら不幸な生い立ちだからといって、豪華な家を建ててくれるという理由だけで、封建的な旧家に嫁に入り、専業主婦のような生活に甘んじるだろうか。

しかも結婚した相手も同期の司法試験合格者で、8歳年上の弁護士。

裁判官任官されなかったことにコンプレックスを持っている。

その夫の父親は元裁判官で母は元検察官。

主人公は、地裁判事という激務を担い睡眠時間3時間しかないにもかかわらず、専業主婦のように夫の朝食と夕食を作るだけでなく、近所に住む義父母に夕食を届ける。

この状況設定してからが無理過ぎるのだ。

また、かつて判決を下された男性を巡る状況にも違和感があり過ぎる。

その男性も不幸な家庭環境ゆえに施設で育ち、時計技師の資格を取って時計の修理工房に職を得るのだが、その修理工房のオーナーという人物の造形が無理過ぎる。

目黒の大地主のドラ息子で、アメリカの大学に留学した後、帰国して中目黒駅近くに時計修理工房を開く。

自分では時計は修理できないにもかかわらず、である。

そのくせに、あいつは俺が拾ってやったと公言して、13万円!の安月給で時計技師をこき使い、創作時計のコンテスト出品作品さえ自分のものとして横取りしてしまう。

まず、時計の修理技術がないのなら、高級時計の販売店を開くというのならわかるが、時計修理工房を開くわけがない。

しかも、自分が修理できないなら時計技師との力関係は、月給13万円でこき使ったり、デザインを強奪するとうような一方的なものにはならないはずだ。

それ以外にも、「律令時代の遠山の金さん」(金さんのいた江戸時代は律令制じゃなく封建制と教えたくなる無知)とか、一審の判決を下したことを表現するのに「被告人から受刑者に変わった」(一審の判決が出ただけでは刑が確定しておらず、被告人のままであるということへの無知)とか。

あるいは、オウム真理教の事件以来、新左翼の思想を持つ者はどんな成績がよくても裁判官に採用されなくなったとか(新左翼的思想の持ち主はそれ以前から判事に採用されていないし、ましてオウム事件当時は影響力を喪失しており「それ以降」そうなったということはあり得ない)、政治部に属する新聞記者の友人に時計技師の動向調査を頼むとすぐに住所や日雇いで働いているといった情報が簡単にもたらされる(社内データベースで調べられるはずもなくまるで探偵を雇って調べたような情報である)とか・・・。

「選ばれたエリート」という言葉にいたっては、もはや「頭痛が痛い」なみであるw

そして、何よりも読んでいてあり得ないと感じたのは、この作者は「描写」ということを理解していないのではないか、ということだ。

絶世の美女という設定であることは冒頭にくどいほど示されているのだが、何ページかに1回は「美しい目を向けた」「美しい目を細め」「美しい唇を」「美しく長い髪を」「美しい口元を歪め」と「美しい」のオンパレードなのである。

「美しい」という言葉を使わないで美しいを表現することが文芸の基本であるにもかかわらず、である。

一応つきあって最後まで読んだが、徒労感のみが残った。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.20:
(2pt)

昭和のメロドラマ

ベタな大人の純愛。昭和のメロドラマみたいです。ヒロインは昔なら吉永小百合、今なら北川景子かな。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.19:
(2pt)

男が書いた女をばかにした物語

美しい表紙の絵に惹かれて衝動読み。
偏差値は高いが嘘ばかりの弱い女性の物語。
だからタイトルが嘘なんだ。
主人公の女性は男に利用されてばかり。
インタジヴューを受けたり、本の表紙にされたり、
わざわざ他人に嫉妬を買うことばかりする。(頭の人はこんなことしない)
政治家になれって言われたり、
奨学金の返済のために好きでもない男と結婚したり、
(でも、返済なしの奨学金があるはず)
自分の意志でないのかな?
現代の女性はもっと強くて逞しくなくては、
いや!強いはずだ。
この本は男が書いた女をばかにした物語。
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4344038010
No.18:
(2pt)

※ネタバレ注意。展開がありきたりすぎます

妹が絡む展開がすぐに推測出来ました。
加えて、その妹がレイプされるというのも安直かつ短絡的かと。妹が抗議に行ったらたちまちにレイプされてしまい、それが何度も続けられているのに「たまたま店に行ったら妹が刺した日だった」というのはあまりにも単純過ぎてリアリティに欠けます。
小説全体を流れる空気感は良いと思うのですが、本事件の核となる事件が「ありき」の内容なので、そこが残念に思います。
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No.17:
(5pt)

切ないけれど美しい。

途中からグイグイ引き込まれました。
後半は一気に読んでしまいました。
事件の真実が明らかになるところでは涙が止まらず…
金沢旅行は幸せな雰囲気の中にも、未来はなさそうな予感がしてこの後どうなるのか気になり、読むのをやめられませんでした。
切ないけれど美しい内容の小説でした。
ハッピーエンドではないけれど、それでも礼子は以前よりも幸せになれたのでしょう。
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4344038010
No.16:
(2pt)

残念な読書タイム

ストーリー展開も、キャラクターの掘り下げ方も、描写力も粗くて浅い。とても感動できる文学作品とは言えなかったので、時間を無駄にした感が大きい。何とか読了したが、映像化されて、低予算の安直なドラマになるのが目に見えるようだ。脚本家であるならば、言葉に対する感性を研ぎ澄ませる努力を続けなければ、所詮三流作家に堕するのでは。辛口過ぎるだろうか?
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4344038010
No.15:
(3pt)

章題でネタバレ

女性判事を主人公にした法廷ミステリーってそうそうないので面白く読み進めたのだけど、

最初に判事と元服役囚が男と女の関係になるところって、話のもっていき方が雑過ぎだし、妹の悲劇を考えると、無神経すぎない?
その一方で、最後の方の失楽園部分、長すぎない?
そして、最終章の章題。「悲劇」って、章題でネタバレしてどうする。
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4344038010
No.14:
(5pt)

一気読み!

オビの惹句に吸い寄せられるように読み始めた小説。面白い。時間を忘れて最後まで読みました。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.13:
(5pt)

切なすぎる悲しすぎる。だけど美しい

●感情と本能を捨て法の鎧をまとった完全武装の主人公・礼子。しかしたった一点のほころびで次第
に滅びて行く姿や心のもろさを見るのは辛かった。読み進むにつれ、彼女はもう戻れないのだろうな、
ハッピーエンドにはならないだろうな・・・と諦めのため息が大きくなる。
 大きな肩書、輝く未来を捨てても悔いのない程の「愛」を得たことが唯一の救いなのだろうが、切
なすぎてラストはページをめくりたくなかった。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010
No.12:
(4pt)

主人公の豹変に少し違和感ありだが

読み応えがあって切なくてとても良かった。映像化に次ぐなるであろう物語。

ただ、主人公の礼子が美しくて聡明で冷静なのに、蛭間との関係になった途端に、あまりに我を忘れているのに、少し違和感を覚えた。賢いはずで、
礼子の人柄なら、もう少し感情を抑えた感じがあったらもっとリアルだったのではないかと思いました。
まだ、夫と義母も完全に悪役で
勧善懲悪的なのが物語が幼い感じがします。
人間見方変われば、また人間少しはいいところもあるはずだし、礼子も結婚までしたわけだから、旦那だけでも人間味あるところを描けば深みも増すし、さらに、礼子と蛭間の関係も者が悲しくなると思いました。
二人の嘘Amazon書評・レビュー:二人の嘘より
4344038010

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