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ブックキーパー脳男
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ブックキーパー脳男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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下巻の途中での口コミ。 ミステリー好き、推理好きにとって『ブックキーパー』は夢中になると思う。 仕事が手につかなくなってしまうほど引き込まれてしまう。 あがたって何なんだ? 気になって仕方ない・・・ | ||||
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ハードブックで読んでいましたが、今回初めてデジタル購入。やはり、個人的には紙で読む方が没入感が圧倒的だと感じますが、アイフォンで読める!軽い、場所を選ばない(電車でハードブック読むハートはない。そのうえ乗り過ごす)あと「物」として置き場所がいらないのがいいです。なかなか鈴木くんが出てこないのも憎いですww | ||||
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鈴木一郎にまた会える。 その歓喜でお金を貯めてようやく手にしました。 内容に触れますので注意してください。 少し縣(あがた)を表現するときに無理があって、話の緩急には一役買っているのでしょうが、困りながら読み進めていました。 分かりやすい茶屋がかわいかったりしました。 でも、何か内容が密でなく感じたのは古いお家のこだわりがそれでいいのかということでした。 架空の街を舞台にしているのですから、ここはおもいっきりリアルな何かを期待したのですが。 読破した皆様はどうでしょう。 鈴木一郎は、またひとつ得ましたが、こんごそれを持って利用はしないでしょう。 逃がした相手を追う話も必要ないです。 寂しいですが、ここで彼とはおわかれになりそうですね。 大好きでした。 万感の愛を込めて、末筆とさせて頂きます。 | ||||
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全国3か所で起こった拷問を受けた死体から、愛宕市で起きた殺人へと繋がり脳男こと鈴木一郎へと導かれていく構成の見事さ。 とはいえ、今回鈴木一郎はそれほどの登場ではないので、シリーズの以前の作品を忘れていても全く問題はない。 登場人物達のキャラクターが良い。 ただ話が色々と展開する中で、登場人物が増えてこれは今後の重要人物かと思いきやいきなり殺されるだけだったりと、人物理解には最初混乱する。 所轄の警察の謎解きもしてほしい。 何となく今後への布石の部分もあるようには思うけど。 ストーリーの見事さとキャラクターの魅力に惹かれるシリーズである。 | ||||
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鈴木一郎が無敵である必要は無いと思う でないと敵方のインフレが起こる 今作は描写に矛盾が生じてる箇所が数か所ある ネタバレするのでヒントだけ 同じシチュエーションで同じ矛盾 でもこのシリーズは大好きです。 | ||||
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①江戸川乱歩の謎解きと横溝正史の因縁を足して二で割った小説である。これで「脳男」シリーズも完結するのだろう。 ②この作品もキャラクター小説である。このキャラクター設定が巧みである。ストーリー設定では、リスクマネージメント会社の暗躍・犯罪の実態を詳細に描いてほしかった。この部分だけでも一冊のクライムノベルになる。 ③猟奇的な犯罪は動機が描きにくい。すべて異常な性的嗜好で片付くからである。本書で言えば、犯人がなぜこのような異常な猟奇的犯罪を企てたのか、その解明が必要である。異常な性的嗜好を育んだ生育歴等を細かく描く必要がある。その点において少し物足りなさを感じた。 ④しかし、「脳男」シリーズはなかなかの力作である。全作読みたいと思う。 お勧めの一冊だ。 | ||||
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江戸川乱歩賞受賞作「脳男」シリーズ。 3件の猟奇殺人事件の解決のため、愛宕市に向かったエリート女性警視が、そこで資産家惨殺事件や警察署ぐるみの交通事故隠蔽等に巻き込まれ、事件の真相に挑んでいくもの。 本作単独で読む場合は、「鈴木一郎」なるキャラクターをそういうものとして受け入れれば問題ないと思いますが、シリーズ順々に読んだほうが良いかもしれません。 登場人物も多く、場面転換も頻繫ですので、ストーリーを追うのが大変ですが、エンターテインメントの王道といえる一冊です | ||||
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のっけから意味不明な殺人事件の紹介から、なにがどうなったのか興味がわき物語に引きずり込まれます。また登場人物の名前が珍しい、能判官と書いてのうじょうと読むなんてググらないと分かりませんね、歴史的な事柄もいろいろ披瀝され知見が広がりました。続編があると思います。 | ||||
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最後まで読んでも分らなかった。 著者の他作品、刑事の墓場を読んでねということらしいので読んでみます。 おもしろかったけれど消化不良気味なのがちょっと残念。 次回作にも期待大ですがスパンが10年ごととかはカンベンしてほしいですね。 | ||||
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「脳男」(2000/9月)は、傑作でした。逢坂剛が創造した「禿鷹」以前の無双のダーク・ヒーロー、鈴木一郎。「指し手の顔 脳男II」(2007/11月)からしばらく間が開きましたが、「ブックキーパー 脳男」(首藤瓜於 講談社)を読み終えました。 舞台は、いつものように「愛宕市」。今回は、異常犯罪のエキスパート、女性警視・鵜飼縣が登場しますが、彼女が警視庁で開発中のシステムによって遠く離れた場所で相次いだ三件の殺人事件のすべてに拷問の痕があることからその接点を見出し、「愛宕市」へと導かれていく<つかみ>がエキサイティングでした。一方、愛宕市では鞍掛署が追っていた謎の老人が美術館に姿を現し、確保する直前、鈴木一郎の妨害?により取り逃がしてしまいます。さらには、鞍掛署によって引き起こされた交通事故隠蔽疑惑が浮上し、三流ジャーナリストが巻き込まれ、シリーズ常連の警部・茶屋は、ある旧家の屋敷で起きた殺人事件に遭遇、精神科医・鷲谷真梨子も登場し、意味不明のカット・バックがあって・・・。傘下の企業を多く抱える財閥、得体の知れないセキュリティ・コンサルタント会社が登場し、夥しい数の登場人物が跋扈する物語はいかに収斂し、読者はどこに連れて行かれるのだろうか? スリラーですから、これ以上、そのストーリーを追うことは叶いませんが、その巧妙なストーリー・テリングに乗っていさえすれば、一気呵成に読み終えることができるでしょう。 いくつか不満もあります。前半に設定されたサスペンスの勢いが何故か中盤から失速するような気がします。それは、「ブックキーパー」というタイトルがシンボライズする要となるべき「謎」が私の期待値に届く前に姿を現し、以降、伏線はしっかりと回収されているとは言え、特筆すべき展開にはなりえていなかったと感じられます。 この国のガーディアン・エンジェル、伝説を背負って登場した<シチリアのアガタ>、鵜飼縣はユニークでありながら、しかし現代のスリラー・シーンの中では、それほど尖っているわけでもなく、むしろ小さくまとまってしまっていますね。変わらず健在なのは、やはり脳男=鈴木一郎なのでしょう。彼は慈悲も憐憫も道徳心もない存在でありながら、常に見えないヒーローとしてその存在感を全うしています。 シリーズを通してのもう一人の主役は、「愛宕市」にありますね。日本の中部に位置し、どの都市とも似ることのない摩訶不思議な空間があって、その空間に首藤瓜於はハメットが描くポイズンヴィルのような、エルロイが描くL.A.のような、ウィンズロウが描くニューヨークのような、もっと言うとノーランが撮るゴッサム・シティのような欲に塗れ、腐敗に満ちた街を自由自在に構築していることこそがそう思う所以です。自由は物語に強さをもたらします。 一点、残念なのは、「アストンマーチン・バンキッシュ」が引用されながら、登場することなく終わってしまったこと(笑)。 | ||||
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