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風よ僕らの前髪を
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風よ僕らの前髪をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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繊細な語り口で好感が持てるのですが、表現が丁寧なためか、いくつか欠点が目につきました。 一つ目は、おおもとの仕掛けが予想できてしまうこと。さすがに個々のトリックや細かい伏線までは分かりませんが、小説を読みなれた人なら、これはあの仕掛けでしょとか、最後はこうなるのでしょという先読みが安易にできて、それが当たってしまうように思います。 二つ目は、キャラクターの造形が極端で類型的に思えること。救いのない悪意や狂気、そういったものに踏みにじられる心といったものが描かれていますが、唐突だったり、一面的な描写なので、理知的に考えて作られた作り物めいて、作家さんてこういうキャラクターを使いたがるな、と思ってしまいました。 三つ目は、どこかで読んだような話とテイストが似てしまっていること。10年以上前に年末のミステリランキングで上位になった同系統の2作品と、雰囲気、設定が似ているように思いました。 これだけの作品を書き上げるのは大変だと思います。ただその一方で、辛口のコメントになってしまいますが、過去のいろいろな作品をよく勉強してきれいにまとめた”だけ”という印象も持ちました。 他の作家さんでは、藤原伊織氏や逢坂剛氏がマーケティング的によく考えられた読者にアピールする名作を書かれていますが、この作品だけ読むと、テストで良い点は取れたけど、もう少しキャラクターや謎の見せ方やひねりを考えないと厳しいかなといった感じです。 辛口のコメントを書きましたが、語り口は好感が持てるので次回作も多分読むと思います | ||||
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これは致命的な汚点。 どの人物も現実感が無く、どことなくボヤけていてこれといった魅力にも欠ける。 大きな事件が起こっても特別騒ぎもせずに、主人公の探偵が冷静にテンポ良く解決(容疑者の周囲に簡単にアポが取れちゃう)していくのも物語ジミてて興醒め。 ミステリーというよりライトノベルの恋愛小説かな。癖のある恋愛かもしれないけど今時小説の正解ではありふれてるし、カバーに答えも出ちゃってるし。 | ||||
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