関心領域
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ゾンダーコマンドの金言を聞くためにナチ将校のセックスライフを延々と聞かされる苦痛。真の地獄にタイパを求めるのもおかしいが読書的にキツイもんはキツイ。 | ||||
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映画を一回見ただけでは、理解しきれない部分が多くあり、二回見てきました。 内容にはあえて触れませんが、こういう視点でアウシュビッツを描いた作品は 初めて見ました。サウンド効果がとても重要な作品なので、映画館でこの作品は見たほうが良いです。見る側の感じ方にゆだねられている部分が多々あるように感じます。 生涯忘れられない作品となりました。 劇中に登場する少女アレクサンドラの事をもっと知りたくなりました。 原作もぜひ読んでみたいと思います。 | ||||
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人は、同じ人間に対してどれほど非情になれるのか?尊厳のかけらまで踏み潰す強制収容所の現実は、その命題を私達に突き付けます。 収容所の司令官の残虐にして、醜悪な歪んだ人物像。 司令官の妻に恋愛感情を抱いたのを契機に、ナチの所業の異常さを少しずつ自覚してゆく将校。 読んでいて胸が締め付けられるのは、死体から金歯や髪の毛、装飾品を回収する役目を背負わされた収容者、ゾンダーコマンドの心理描写です。 「わたしたちは収容所でいちばん悲しい人間です。それどころか世界の歴史のなかでいちばん悲しい人間です。」という文中の言葉の意味するところは、本書を読めばまざまざと理解できると思います。 映画の「関心領域」はテーマこそ同じものの、原作とは展開や登場人物の設定などが全く違う、別物だなと思いました。 ゆえに映画だと分かりにくかったり、伝わりにくかったりする点も、原作を読むことで、より深く理解できると思います。 さらに、映画の音楽は不協和音が入り乱れ、耳を塞ぎたくなるほど恐ろしい曲なのですが、それも腑に落ちました。 「おれたちはみな、自分の正体に気づかされるか、なすすべもなくさらけ出された。」 「人のほんとうの姿。それを映し出すのが重要区域だった。」 最後に、非人間的な迫害者達をのさばらせ、600万人が死んだのは、背後に無数の追随者や傍観者がいたからだと思います。 本書を読み、思想家のハンナ・アーレントが述べている「悪の凡庸さ」についても今一度、考えずにはいられませんでした。 | ||||
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