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憐れみをなす者



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憐れみをなす者の評価: 4.29/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(4pt)

フィデルマの恋愛

聡明なフィデルマにも、恋に迷い、道を失ったときがあったのか、と感慨ぶかいです。
事件の解明が気になります。
それにしても、フィデルマが好きになった相手としては、キアンはつまらない男ですね。
憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)より
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No.6:
(4pt)

新作も楽しみ。

このシリーズを読み続けている。
初めて出あった時の喜びは褪せないなぁと思いながら。
今回は船旅特有の密室感がスリル。
主人公フィデルマの知的探究心や、実際的な辣腕ぶりは毎度爽快である。
私の好きな女性像なのだろう。
人並みに傷付く普通の女な所もありつつ。
磨かれた知性が溢れる。
エピソードにもよるが少女感もふとみえつつ。
そこはかとなく滲む色気は独特の緊張感がある様にも思う。
随所に折り込まれた詩篇もアクセントになって、わくわくした。
そうした本のテイストも好みで追いかけたくなる。
深淵覗く感がたまらない。
何巻からでも割と読める作風だと思うが、出来たら一巻からがオススメ。

アイルランドが法治国家として先進国だった歴史が、後書き含め理解出来る。
後に植え付けられたイメージとは全く異なるので本当に驚いた。
英語が得意であったり、イギリスに縁がある層にも知られざる事実がある。
憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)より
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No.5:
(5pt)

フィデルマファン

久々の新刊で楽しめました。
フィデルマ最高です。次が待ち遠しい
憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)より
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No.4:
(5pt)

次は待ち遠しいです

アイルランドの船旅楽しめました。
今回のフィデルマさんちょっと苦戦
終わりが気になって!
でも次は短編みたいで長編は時間かかりそう
憐れみをなす者 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:憐れみをなす者 下 (創元推理文庫)より
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No.3:
(4pt)

翻訳再開おめでとうございます。フィデルマ初心者の感想です。

修道女フィデルマシリーズについては、過去に長編を1冊読んだだけのほぼ初心者です。
以下は初心者としての感想です。
次の長編初訳が出るまでには、既訳7長編を読了して、フィデルマファンに変身したいと思います。本レビューは現時点の感想ということで。未熟者にてご容赦。
まずは、翻訳再開おめでとうございます。
私的感想
〇結論から書くと、なかなか面白かった。
〇サクソンの略奪船に追いかけられ、風と天候と時刻を計算し、帆を操作して逃げ切る展開は、殺人事件とは無関係だが、スリリングで面白かった。
〇修道女達が、ハイテンションで、エキセントリックで、性的に緩く(というより性的に情熱的に)描かれているのが楽しめる。これは男性修道士が修道女を誘惑するからというのがフィデルマの主張。
〇旅の船の上の殺人事件のため、フィデルマの法廷弁護士としての活躍が見られないのは残念。ここでのフィデルマは刑事と私立探偵の中間あたり。
〇フィデルマの回想の青春時代の、まるで蜻蛉日記のような性的生活が興味深い。
〇ミステリーとしては、乗船後に起きた二つの殺人事件+乗船前に起きた殺人事件の三つに共通する動機がフィデルマによって指摘され、読者にはこの動機を持つと思えなかった人間が、この動機を持つ者としてフィデルマによって犯人と指摘される。
〇しかし、①フィデルマが犯人がこの動機を持つと思うようになったきっかけなるものが、十分な伏線として書かれていない②この動機ならほかにも当てはまる人間がいそう。③物理的にちょっと困難? という問題があるように思う。
〇しかし、犯人の肖像はなかなかユニークで、味わい深く、上記の不満?は、大したことではない。
私的結論
〇上巻の回想シーンでフィデルマが言う次の言葉が素敵であった。「私は三年間の学業を修め、今年はスラー・ド・アイユの学位を取得して教師の資格を得る予定ですから、縁者のいるダロウの学問所の助教師になってもいいですし。ほかの学問所を当たって学位を取り直すという手もありますわね。・・」
憐れみをなす者 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:憐れみをなす者 下 (創元推理文庫)より
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No.2:
(4pt)

フィデルマ、再開!

シリーズ長い間隔が空きましたが新訳者によって続きが読めるようになりホッと一安心です。
今回のフィデルマ、いつものような冷静沈着ではなく結構感情が揺さぶられるのが目新しい。
謎解きもさることながら、そうしたフィデルマの揺れや回想シーンがページを取っています。
次回は短編というアナウンスですがこの作品に続く長編の発刊を期待します。
憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)より
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No.1:
(4pt)

シリーズ再起動

長編では5年、短編からでも3年ぶりのフィデルマシリーズ新作です。
今回から訳者が代替わっているので少々不安でしたが、
上下読んだ感想としては相変わらず固めで既刊とのそこまでの大きな差は発生してはいないと思われました。
船乗りや若年の修道士、シスター達の口調が若干若くなったり、船名が1回出た後は訳された呼称で呼ばれていたりといったあたりが差ですかね。
読者にはおなじみの、巻末の訳注も量は減りつつも残っていたので安心しました。

今回のフィデルマは人生に疑問を抱き、スペインを目指し一人巡礼の旅に出ます。
乗り込んだ巡礼船でアクの強い巡礼一行と合流しますが、その中に苦い別れをした初恋の相手が混じっていたり、
船長に出自や功績が即座にバレて礼を尽くされたりでイラッと心を乱しているうちに事件が発生し…
海賊が襲ってきたり恋に盲目だった18歳のフィデルマが描かれたりもするシリーズ再起動の上下巻となっています。

次は短編集とのことですが長編も続けて出していってほしいですね…というかあの引きで続かなかったら困ります。
憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:憐れみをなす者 上 (創元推理文庫)より
4488218237

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