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ワンダフル・ライフ
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ワンダフル・ライフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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いくつかの人生が交差する展開です。 私はあちらこちらにストーリーが飛ぶと頭の中が混乱するタイプなので少し読むのに戸惑いました。 | ||||
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4つの異なる短編が、章ごとに順番に書かれていると思って読んでいると、段々とそれぞれが繋がっているのではないかと感じ始めてクライマックスを迎える。 障がい者について、介護について、恋愛・結婚について深く考えさせられた。 | ||||
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『デフ・ヴォイス』で人気沸騰、今や時の人となられた先生の問題作。帯にある日野さんの惹句が何よりしっくり来ます。最新刊の話題作『夫よ、死んでくれないか』に通じるテーマでもあります。ネタバレになるので詳しくは語りませんが、私は懺悔と読みました。懺悔であり贖罪であり願い、祈り。イアン・マキューアンの『贖罪』を連想させられもします。ただし、先生のお作の中でも一等キツいですね。私だけなのか。4つの異なる人物のように見える物語が交互に重ねられてゆきますが、その1人であるハンドルネーム「テルテル」のパートがもうなんとも。このパートは他とは明らかに異質で・・・・とあまり語れませんが。下手な書き手であれば小説として破綻していたと思うくらいですが、効果的に活かされています。作品の肝になってくるパートですが、えぐられましたね。痛い。現実にあること、という思いもあり。イヤミスでは満足できない、叩きのめされたいくらいの方に読んでいただきたいですね。 | ||||
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とても好きな本だけど、数回読んでやっと理解できた。 | ||||
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この作者のシリーズとは違うタイプの小説でしたが、これはこれで面白いです。 | ||||
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この設問は不完全である しかし、このような解が合理的と思われる いやらしい引っ張りの小説は途中で止めること見してるが、 これは最後まで読んだ 受験で読んでた大学への数学を思い出した | ||||
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4つのストーリーが順番に展開されていく。共通するのはどれも「障害」がテーマになっていること。ストーリーは独立していると思いきや、実は同一人物の生涯を違う時間軸(年齢)で切り取ったもの。 4つの話がつながっていくとは思ったが、実は主になっている人物が同一人物とは斬新。それぞれのストーリーも先が気になるところで、違う時間軸の話が始まり、読み返したりながらパズルを解くように読めると思う。私はそういう読み方ができないので、最後までストーリーの繋がり方が分からず。 またテーマが障害であり、障害者の妻、障害者の恋、障害者の子どもなど、自分だったらと考えさせられるシーンが多い。 | ||||
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ものすごい力作です。濃い内容です。読み応えがあります。 最後まで一気読みしてしまいそうでしたが、描写が非常にリアルで、 登場人物がつきつけられた現実が苦しすぎて、一息入れないと、続きが読めない場面もありました。 考えさせられます。素晴らしい本です。 | ||||
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何度も繰り返し読みたくなりました。 | ||||
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初めての作品を読了。介護や障がい者をあつかった重い作品。色々な障害や男女関係に問題をもつ男女の別々の物語が進んでいき、どこかで共通点が見つけられるんだろうと思い、結局最後のページだと思ったら、これこそ最後の最後で判明。なるほど、繋がった。上手いこと組み立てたものです。 | ||||
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障害者をテーマにした小説は難しいはず。 多くの人は障害者に対峙したときに、どうしていいのかわからずに困ってしまうのに、他人の行動に対しては厳しかったりする。 そんな読者に対し、問題提起しながらも、時系列や人称のテクニカルな構成で想像を掻き立てる。 障害に関する知識と論調を抑えている筆者でしかなせないワザですね。 | ||||
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弱者の立場になって考えることが大事だってことが分かった。だから積極的に関わることが必要 | ||||
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新聞の新書紹介欄 (週1回)に掲載されていた。タイトルと推薦者の読後感想内容に連動するものを感じられず購入。4つの単独したストーリーと思いきや最後に「そうなのか」と驚き、作者の小説展開術・構成が鋭く心に響いた。これは実在する (した) 話なのだろうか。ワンダフル・ライフ.....重い。 | ||||
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心揺さぶられる作品ってなかなかないです。 作者の他の作品も素晴らしく面白かったけれど、本作は色々な思いが交錯して、どう感想を書いていいかわかりません。 読んだ人によって感想も変わると思いますが、私は辛い思いと世界は変えられるのにと言う思いで、胸が締め付けられました。 | ||||
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障がい者とどう関わっていくのか、どう繋がるべきか、という壮大なテーマに対して、複雑に物語が絡みあって読み応えがあった。 「無力の王」では頚髄損傷となった女性を介護する男性の話を、 「真昼の月」では子供がほしい夫と乗り気でない妻の話を、 「不肖の子」では不倫をしながら自らのあり方を考える女性の話を、 「仮面の恋」では脳性麻痺の男性がパソコン通信で知り合った女性に恋する話を、 それぞれ時系列が入り混じった形で描いているのだが、あえて苗字や名前を一部しか出さないことによって、どんな結末になるのか分からない展開になっていたのが良かった。 脳性麻痺のテルテルさんの一途な想いが切なかった。 個人的には、頚髄損傷になった妻がなぜ夫に「ありがとう」の一言も言わないのか、この答えが奥深くて印象的だった。 また、本書に出てくる「社会思想としてのアーキテクチャ」という設計プランによって消費者の動向を一定の方向へと促してクライアントの収益に繋げるという話は興味深かった。 | ||||
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一つ一つの物語がパズルのピースのように、というよりは重ね絵のように組み合わさるエピローグは見事です。さらに年譜で物語構成の種明かしがなされ、さらにはあとがきでこの完成された物語に新たな趣きというか奥行きが加わります。 石原慎太郎=植松的な醜悪さを断罪することによっては解決できない人間の業が描かれていると思う。物語の中ではそのことへの解決は示されないけれど、小説ならではの昇華が示されて終わる。 この小説のタイトルと、劇中に触れられる映画のタイトルの重なりに気づく時、この終わり方のなんとも言えない切なさに胸が苦しくなる。 しかし、あとがきのサラッとしたひとことにこそ、救いがある。 | ||||
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全体に今までに読んだことのない構成で、 2度読み直して理解できた。面白い構成でもう一度読み直そうと思っています。 | ||||
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とても良い作品。 | ||||
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「障害者」を扱った作品は大概にしてシビアでテーマが重く、無理矢理ハッピーで爽やかなラストに持っていくようなイメージがありました。しかしこの作品は、淡々とした事実と偽物ではない当事者の思いがうまく組み立てられていて、一気に読んでしまいました。読む前に「衝撃なラストが」と書いてある誰かの感想を見てしまったので、1つ1つのエピソードの共通点を探し出すように、時には前の章に戻って今の章と照らし合わせながら読み進めました。点と点が少しずつ繋がっていき、線になっていくのがある意味快感で、ラストはテトリスの長い棒が縦にハマり一気に何段も消すことができたような爽快感を感じました。 障害者である人は共感と慈しみを、健全者である人は自分の驕りに気付かされる作品です。 | ||||
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