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義貞の旗
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義貞の旗の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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新田義貞の本は本当に少ないので読むことが出来てよかった、義貞の人生が少しでも理解出来てよかったです | ||||
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同じ著者による「婆娑羅太平記 道誉と正成」を読んでその勢いでこちらも購読。前書の単行本刊行が2009年でこちらは2015年だ。ほぼ同じ時代の同じ出来事をこちらの方が少しだけ後まで描いている。現実的で理性的な実利主義者でもある「道誉と正成」に対してこちらの主人公である新田義貞は戦巧者としての現実的な合理性を持ち合わせながら、圧倒的な理想主義者だ。影の主役である後醍醐天皇も「帝がこの国の主だということを万民に刻み込むため」に「たとえ負けても、旗を下ろさずに戦い抜いて死ぬことで、おのれの主張の正しさを証明する。」というのだからこれも一種の原理主義者と言って良い。前書ではおっちょこちょいのお人好し=義貞、気分屋の困ったちゃん=後醍醐だったのが本書ではだいぶ扱いが良い。それも実利主義から理想主義・原理主義への視点の転換によって事実関係において整合性を保ちつつ、二つの視点の間の矛盾も回避している。「道誉と正成」は「義貞と後醍醐」の様に「男同士の話」ができる仲にはついになれなかったから、彼らの視点からは「お人好し」や「困ったちゃん」にしか見えないのだと。そのために本書の方が読んでいて清々しい。義貞の最後が伝聞風に述べられていてもあまり辛気臭くならない。 一方で本書中、「帝への尊崇によってこの国がまとまる」とか、「未曾有の危機に誰もがわかる」という記述があり、天皇崇拝っぽくも読めるのだが、同じ著者による「維新の肖像」を読んで見ると著者の述べるところはそんなに単純ではなさそうだ。 また、どうせだから蝦夷太平記も読んでみたい。 | ||||
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納期も早く、感謝申し上げます。私の故郷の歴史を語ってくれています。 | ||||
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↑なんて書かれてしまうと楠公好きな私は何くそと思っちゃいますが。 その楠公に比べて新田義貞は好きではなく、楠公と同じ南朝側だからという点と、新田側から楠公がどう描写されてるか楽しみで読んでみました。 あっさりでしたね、色々と。女にうつつ抜かして的なアナグロな義貞ではなく、逞しさはありました。肉厚な頁圧には拍手を送りますが、肝心なラスト・義貞の戦死の描写には幾分がっかりしました。 ダレて早く筆を置きたかったと思わずにはいられなかったなあ〜(笑) | ||||
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えー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! | ||||
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ラストのシーンが単調の様に感じました、もう少し詳細な所が欲しかった。 | ||||
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幕府における新田と足利の力関係は分かっていましたが、それだけではなく足利が尊氏を中心にまとまっていたのに対し、新田宗家が新田氏族の中でも完全に指導権を握りきれていなかったとは知りませんでした。その点だけでも読んだ甲斐がありました。減点1点は、義貞や後醍醐天皇の言葉づかいです。義貞が北関東の不良みたいな言葉使いなのは違和感ありです。後醍醐天皇との会話も柄の悪いあんちゃんと気難しい親父のそれの様です。 | ||||
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同著者作の「道誉と正成」では、やや優柔不断な印象をもった新田義貞でしたが、 ここので義貞は、武士らしい武士として魅力的に描かれています。 対して楠木正成や佐々木道誉は商人あがりのやや功利的な人物として描かれていた印象です。 同じ時代を異なる立場から描くことで、なんとなく人の多様性を捉えたような形になり、 結果として物語の深みが増した気がしておもしろかったです。 2冊同時に読むことをおすすめします。 | ||||
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足利尊氏や楠木正成、後醍醐天皇といった名だる人物の中で、新田義貞の存在感は薄いと感じていた。 源氏のスーパースターである源義家の血を引く名門ではあったが、分家の後塵を拝し、京都大番役の費用の工面も困り果てる状況であった。 しかし、時代は彼を放ってはおかなかった。義を重んじ、武勇に優れていた義貞は、大塔宮護良との出会いにより、道が開けるのである。 そして、それまでの腐敗・堕落にあった幕府を打倒し、帝の親政による新しい秩序を信じ、挙兵した。 最初は、勝てるとは思わなかった。しかし、大義のために、新しい世のために、必死に戦った。 その彼の姿は、源氏の面目躍如とも言える。まさしく大将軍の器を持った人物であった。 けれども、同じ時代には、もう一人、源氏の血統を受け継ぐ者・足利尊氏がいたのであった。 470ページを超える大作であったが、義貞と弟の義助や周囲の人物の生き方に引きこまれた。 本書は、義を重んじ、未来を信じて闘い抜いた新田義貞の生き方について、描かれた本である。 | ||||
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