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怖い話を集めたら
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怖い話を集めたらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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ーシステムに則ると動き出す『呪い』というものも世の中にはあるー 仕事で怪談の蒐集を始めると、その怪談が次第に一つの流れとなって、、 みたいなテイストの物語 中編だけれど、連作集みたいな感覚で読めるので、比較的読みやすい一冊ではないかな 隠れた秀作と言ったら失礼かもしれないけど、初めて手に取った作家さんだったので当たりでした | ||||
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どうせ、『残穢』の出来損ないだろう、と思ったが、そこまでモキュメンタリ―っぽくなくて、中途半端なメタフィクションだった。実話怪談を装った創作怪談が五つ入っていて、三話が、サークルクラッシャーが持ち込む怪談かと思いきやもう一捻りしてあってオリジナリティがあるかなって思った。あとの四話はベタだなと思った。 | ||||
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最近の怪談本は、 実話怪談と称して短編の寄せ集めだったり、 途中から怨霊の正体が実体化してバトルになったり、瞬間移動して怨霊のテリトリーに引きずり込まれたりと現実味の無い怪談本ばかりでうんざりしていました。 この作品は現実ギリギリのラインで良質な恐怖を堪能させていただきました。 | ||||
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後味がよろしくなく、読むのをやめた。 | ||||
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面白い | ||||
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駄作 | ||||
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とても読みやすい文体で、さらさらと読むことが出来ました。 スルリと懐に入ってくる怪奇が恐ろしく、夏の夜に最適な内容でした。 映像化しても良いような気もします。 とにかく、怪奇に触れたい方にお勧めします! | ||||
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話はとても読みやすいので本が読むのが苦手な人でも半日あれば読み切れると思います。怖さもちょうどいいのではないでしょうか。 | ||||
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一話一話の出来は良いのだけど、物語の根幹となる話が少しチープな印象で少し残念な感じですね 結びの後味の悪さ、不気味さも良く出来ていただけに そこだけが作り物というかハリボテめいている感じがして、終盤は少し冷静になりました | ||||
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読み手の好みの問題と言えばそれまでですが、最後の展開が私的には残念な感じになってしまい、う〜んってなってしまった。終盤までは怖いなぁこの本って夢中で読んでいたのに、作者さんには失礼ですが、最後の最後で何か急に陳腐(B級ホラー映画のような)になった様に感じました。 あと余談ですがワンピースに長い黒髪の霊ってステレオタイプ過ぎて笑ってしまいました | ||||
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どんどん引き込まれます。 あっという間に読み終えました。 呪いとは…。 | ||||
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昭和怪談物を思い起こさせる味わいです。しかし古臭いものではなく、今風な風景の中で話は進む。「常識の範囲内で効く」という言葉がこの作品のポイントです。それぞれの人間が関わっていく。じわじわと読者の心へ心霊パワーが忍び寄る。衝撃としてドンと伝わるのではなく、ボクシングのジャブのように伝わっていくのです。そしてその関わりは憑き物として体現されていく。男女の恋愛を絡めながら、読者を心霊界へ招くという斬新な作品です。 | ||||
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ゆっくり読ませていただきました。 「怖い話を集めたら」の集めてるお話が過去に幾度と見聞きしたお話でした。 文献参考か創造か。それを初めて聞く主人公。 は良いですが。 読みながら、あ……またこの話かぁ……と下唇を噛みました。 文章の書き方は良いと思います。 また、視点がとても女性的でした。 そして、呪いのお話もまた女性的なものばかりで。 (誉め言葉として(*≧∀≦*)) 回収しきれていない伏線も多々あります。 個人的には地元の秩父の名を出していただき嬉しく思いました☆ 霊場を札所で封じている秩父にいますが「オサキ」「オカタ」は初めて聴きました\(◎o◎)/ 「管(クダ)」なら(*≧∀≦*) | ||||
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本日は「不要不急の外出はするな!」とテレビでタヌキ顔のおばさんが言っているので、 先週中に「必要」と思って購入しておいた文庫本を、一日中読むことにした。 こんな時は、冷凍食品よりも文庫本を買いためしたほうが、健全だ。 怪奇小説といえば、陰鬱さを売りにした作品が多いが、本書はモダンミステリーとも受け取れる。まず著者の筆致が、実に実に、都会的で、物語のエンタティメント性はすこぶる高い。 約200頁という紙幅も、誰もがあっという間に読めるサイズで、実に心憎い。 (あっという間に読めるが、心にはぐさっと残る) 物語の核心である「呪いの拡散」を仕掛けようとした五十がらみの編集者の山師的キャラが、なんともユーモラス。ラストシーンで襲われそうになった主人公を助けにきた友人に「靴脱いで」といさめるあたりも、くすぐられる。 本書が極上のエンタメだと思うのは、不気味な恐怖逸話を柱に据えながらも、そこかしこに、そんなポップな仕掛けが隠されているからである。 | ||||
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呪いと云うのは身近に存在していると思う。 呪いは怨み。呪いは羨み。 彼の人より自分が不幸で不幸で堪らなくて、彼の人が自分より幸せで幸せで羨ましいから。 それが厭だから、うらやみがうらみになる。 先ず、本作の構成について述べたい。 だが、私の特異的な感想なので此処からの言葉の羅列に於いては本作のレビューとして、本作がどの様な作品なのかを軽く知る上で何の得になる情報ではない。 自分語りとして読んで戴くのが良い。 小説の登場人物が自分とは掛け離れた存在で在れば在る程に私はその話を読むのも聞くのも大変楽しく過ごせる媒体だと感じるのだが、本作の登場人物で最期の最期まで私が自分と重ね合わせ感情移入し、共感したキャラクター性の人物は居なかった。 性に奔放な友人は恥ずかしながら手足の指を使っても有り余ってしまう位に多いし、私個人としても彼、彼女らに幾多の迷惑を掛けられた身である。 その点に於いて登場人物である成海琴子の気持ちは大変分かる。だが、しかし文中の彼女の台詞を軽く引用させて貰うが友人の恋人に手を出す等と云う行為に、私は理解が出来ないと云う表現が正しい。此れは別に倫理観だとかそう云う意味合いでは無く、私は恋愛に於いて、自分が好きな相手以外が言わば対象となる人間として認識出来ないのである。例え其れが大変魅力的な方であったとしても、それは風景の一部でしかない。桜や紅葉が美しいとか、海や山が壮大だとか、そんな感覚に近いのだ。まして寝取りだとか、そう云う色仕掛けで迫られたとしても、私の感想としては「恐怖」なのだ。木々や海や山が迫って来たら怖いでしょう。其れは災害でしかないのだ。逃げるに決まっているでしょう。 成海琴子を一例として挙げてはみたが、こういった事柄に於いて本作の中で登場するキャラクターの一挙一動に少し共感し掛けては突き放される事の繰り返しであった。其れが私には大変楽しく読ませて戴く活力剤になったのである。 本作は現実と夢現が交差しているかと思われる場面が幾度となく繰り返される。それは語り手が変わる事、伝え聞いている話である事も重ね合わせ、読者は一種の錯覚を味わう。怪談の語り手は実話怪談を語り、それを本作の主人公たる齋藤いつきが聴き文章に纏めた物を私達読者は読む。そしてそんな本作のレビューを私が今、書いて其れを貴方が読んでいるのだ。 まさに幾重にも塗り固められた呪いの様では無いか。 呪いは消えることが無いと言われる。何故ならば呪いとは感情だから、形がない物だから、普遍的なエネルギー的存在であるから。エネルギーは分散して別のエネルギーとなる。何れはまた別の形となって戻って来る。呪いにおいては何も解決する筈がないのだ。今回は何とかなった、だが次は分からないよ?いや、本当に今回は何とかなったのかな?まだ終わってないんじゃないのかい?と云う恐怖を残して本作はとりあえずの結末を迎える。 その点に於いて私はとても満足している。 主人公補正を存分に振り乱し、超絶的な技術を以ってしてメタフィクション的に、全部掻っ攫って万事解決なのだ、なんて終わり方をされたら興醒め甚だしいのである。本作に於いてもトランプで云うところのジョーカーカード的なキャラクターは確かに登場するのだが少しだけ助けるだけで彼ら、彼女らは何もしない。主人公達がどうするかなのである。 私が最期の最後まで何の共感も持たなかったのは主人公である。そして、私の身近にいる人間の中で一番多いのが主人公的な人物なのである。私は主人公に悩まされ毎日を過ごしているであろう本作にはモブキャラとしてでも登場さえしなかった人間なのだ。 自分から掛け離れた存在である全く共感出来ないキャラクターである主人公が、自分の身近にありふれた存在であるとは皮肉なものである。 | ||||
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予約していたものが届いて読み始めましたが、期待値を凄く上げていた筈なのにそれ以上です。 初の怪奇小説との事ですが、川奈まり子さんが帯を書いている時点でそれ相応と思って間違えないですよ!! 読み進めるのが楽しみです。 | ||||
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日本のホラーならではの湿度の高い怪談話からネットが普及した現代的な怖い話まで幅が広い。 1話ずつ独立しているが全体的なストーリーの流れも秀逸。 連鎖怪談と言うだけあって順序通りに読むのがオススメ。 登場人物もキャラが立っていて魅力的。常識では説明のつかないような怖さと人間の怖い部分の両方でゾクッとできる。 ふと気づくと小説の世界に入り込んでいるような感覚の読みごたえ。続編や登場人物それぞれのスピンオフ作品を期待してしまう! | ||||
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