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(短編集)
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逆ソクラテスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全194件 61~80 4/10ページ
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小学生の目線で、子どものころ特有の閉塞的な世界を描いた五つの短編集。読む人によって、未来に希望が持てたり、逆に未来に怯えるようになるかもしれない、伊坂さんの二十年目の集大成に仕上がっている。 あの頃は、親や先生たちは絶対君主で、クラス内のヒエラルキーを遵守することが穏便に学生生活を送るためのすべてだった。歯向かうなんて考えもしなかった。けれど、この本の登場人物たちはみな現状を打破したくて子どもながらに考え、戦っている。 この本を通して、昔の自分の姿が見えた。言いたいことなどほとんど言えない子どもだったように思う。磯憲のような恩師やこの本に出会えていたなら、もう少し肩の力を抜いて楽に生きられたのだろうか。この小さな世界での評価が君のすべてではないよ、と。 「だから、ちゃんと表明するんだ。僕は、そうは思わない、って。君の思うことは、他の人に決めることはできないんだから」〈逆ソクラテス〉(本文引用) 五編どれも良かったけれど、やはり表題作の『逆ソクラテス』が一番好き。安斎くんがとにかく良い。人は集団になると一人じゃできないような恐ろしいこともできてしまう生きものだけれど、使い方を間違えなければ、未来を変えることだってできる。 そして、慕われる、とまではいかなくても、子どもに頼ってもらえる大人にならなくてはいけないと改めて胸に刻んだ。別作品の、 「そもそも、大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ」〈チルドレンII〉 という陣内さんの言葉を思い出す。 私は恰好良い大人になれているだろうか。 伊坂さんの作品Best5に入るくらい、本当に面白かった! 純粋無垢な小学生から悪い大人まで、たくさんの人に読んでもらいたい。 | ||||
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少年少女が主人公の短編5作品。表題作『逆ソクラテス』をはじめ、書き下ろし3作品を含む。 これまでの伊坂作品が持つ、不可思議な、独創的な世界観というよりは、 爽やかで、メッセージ性のある青春小説という風合いになっている。 本書の最後に、伊坂さんが、「デビューしてから20年、この仕事を続けてきた一つの成果のように感じています」 という言葉がとても印象的で、これまでの作品ではまずお目にかかる言葉ではなかったので。 伊坂さん自身としても、新しい挑戦の、稀有な作品なのだと思う。 | ||||
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短編集ですが、同一の世界と感じました。逆ソクラテスは特に面白いです。 | ||||
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子供だった頃の自分に教えてあげたい本。 でも正直、小学生でここまで悟れるか?とも思ったけど、まあ、お話ですし、それこそ先入観。どの話もおもしろかったです。読む価値は充分ある。特に頭の硬くなった大人が読むべき。少しはほぐれるかも。小学校高学年くらいなら読める字の大きさです。 | ||||
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デジタル版で買いましたが、文庫本が出こたら買おうと思います。手元に置いておきたい本に出会えて幸せです。 | ||||
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人間誰だってやる時はやる。切羽詰まった状況なら尚更だ。 「時間がなくて」とできない理由を探し、結局ダラダラとネットマンガを読み耽ってしまう自分のだらしなさに、何事にも全力で取り組み、純粋に向き合う子どもたちから気付かされた感覚。 俺らには「永遠」の時間がある。 | ||||
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伊坂先生からの同調圧力に屈することなく生きていくための一種の教本のように感じました。私も、そうは思わないを言える勇気をもらった気がします。 | ||||
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一気に読みました。 磯憲が魅力的な大人で伊坂さんの作品の良さを噛み締めていましたが、伊坂さんが影響を受けた恩師のイメージだと書かれていた何だか嬉しくなりました。 現実も悪くないなと。 | ||||
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作者の作品はほぼすべて読んでおりますが、 こどもの目線で物語が展開するだけでこんなにもわかりやすくストレートな表現になるのかという驚き。 お子さんでも読み進められるけれど、 かといって大人が楽しめないか…と言われれば全くそんなこともなく 最初から最後まで楽しく拝読できました。 「 子供向け 」という表現ではなく 「 この内容の本を子供でも読める(理解できる、楽しめる)ようになっている不思議さ 」が、 さすがといいますか、先生、まだまだ表現力の底が知れません笑。 短編集なので、長編を読み終えたで~~~!!というような達成感は少なめですが、 それの代わりにサクサク読み進められる別の快感のある本です。 この本一冊で価値観が変わるわけではないですが、良くも悪くも自身の考えを揺さぶられるようなコンパクトな物語感です。 個人的には筆箱を落とす話が好きでした。 作中の彼らと同じ年代の時に読んでいれば、考えられる幅や見える世界がかなり広がるだろうな~とも感じたので、 この年代のお子さんには特におすすめしたい本ですし、自分が子供の時にも読んでみたかったです。 | ||||
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なにも情報なしで、読んだら、短編でしたが、 小学生が主人公の連作短編で、 伊坂幸太郎さんらしい。本だなと感じました。 伊坂幸太郎さんの本が好きな人は、軽い感じで読んだら面白いかもです。 期待しないで読んだら星5かもです。 | ||||
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小さいうちから自分の考えを持つことの大切さを、小説という形式で示してくれます。 親や教師や年長者の言う事は正しい場合もあるが、間違ってる場合もある。 一方で自分とは違う考え方も理解しなければならない。 思い込みが真実を見誤らせる。多数決は常に正しい道ではない・・ 五章5人の主人公(加賀・司・将太・歩・謙一)はみな男子小学生なので、自分のその頃を思い出しノスタルジックな気分に浸れました。 その頃のクラスメイトや担任は数十年経ってもしっかりと記憶の底に残ってるものですね。 一章の逆ソクラテスは昔観た映画『スタンドバイミー』の香りがしました。数年毎に見返したくなる作品。 | ||||
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初の伊坂さん作品、 題の通りで小説でありながらも 啓発書を兼ねており、素晴らしい読後感 今まで知らなかった世界の見方を知って、 まだまだ読みたいと思いました。 | ||||
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「逆ソクラテス」は、すべての子供に携わる大人に、すべての人を育てるポジションで働く人に読んで欲しい。 小説の域を越えて素晴らしい話でした。 | ||||
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ある程度期待して読んで、色々な人物をあれこれ思い出しながら読みましたが、またやられました! 最後につながって来るのは読んでいて大変爽快だったし、どのお話も気持ちよく終わっていて面白かったです。 あとがきにも書かれていましたが、確かに子ども向けの本としても良いと思いました。伊坂先生は望んで無いと思いますが。 | ||||
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子供の視点で大人と子供のつながりを描く短編集。子供の時って妙な連帯感とかあって、友達と大人たちに接する態度をどうするかで盛り上がっていたような気がする。そんな少年少女が登場し、過去を思い出す。大人になっている今、私は子供たちからどのように見られ、どう接するのが正しいのか、知りたい気持ちはあるが、知らぬが仏だろう。子供たちの世界は純粋で逞しく、清々しい。ピリピリしている大人の世界を忘れさせる一服の清涼剤のようだ。 | ||||
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読み始めと読んだ後でガラッと話の印象が変わり、読み返して更に満足。短編なのがまた良い。 | ||||
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小学生が主人公の短編5作で構成されている。どの話も派手さはないけれど、リアリティがあり、ほっこりしたり、痛快だったり。こういう大人とかこういう先生とかいるなあとか、こんな大人嫌だよなあとか、こういう大人かっこいいよなあとか感じながらのんびりと短編として短く楽しめる作品だと思った。 小学生の考え方ってこんな大人びてるのかな?と思う場面もしばしばあったけど笑。 | ||||
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人の本質を見ずに表層だったりバイアスに縛られて人を判断する人、それにより不利益を被っている人、それを見て何とか解決しようとする人の小学校を舞台としたストーリーです。 著者は小学校を舞台とすると、リアルに描くのが難しいと仰っていますが、リアルさと上記のテーマを上手く融合させて書かれています。 主題としては有りがちですが、うまく小説として昇華させており、面白かったです。 | ||||
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とても素敵な作品に出会わせていただきました。 自分が知らない間に先入観に侵されていたこと、それが子供たちの未来を潰してしまうかもしれないこと。 自分の目で確かめ、社会と自分の見方が違っても良い。自信を持って「僕はそう思わない」と言える大人になります! | ||||
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サラッと読めました。 共感できるところも多く、子供の頃のことを思い出しほろ苦い気持ちにさせられました。小学生の頃、ある冒険をして(真似すると大変危険なので具体的には書けません)あと少しのところで同級生の女子に発見され先生に言いつけられて叱られたことを思い出しました。 「先入観」ていつに時代も危険です、みんなが「ソーラー発電大賛成!」のときに「私はそう思いません」って言える子いるかな? | ||||
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