■スポンサードリンク
エンドレス・スリープ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
エンドレス・スリープの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もうちょっと、ましな結末があったのでは?終盤のストーリーが雑です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「死」という答えがないテーマに挑戦したミステリ小説。 物語は、港湾倉庫の火災で見つかった6人の遺体の捜査から始まっていく。 その遺体の一人の名前でブログが更新され続け、遺体の身元が明らかになっていくとともに、並行して警察の捜査も進んでいく。 中盤までは楽しみに読めたのだが、後半はそれまでの内容を補完しているだけだったので、少々くどく感じてしまったのが残念。 死の恐怖は当事者しか分からず、その精神的苦痛を緩和することは容易ではない。コールド・スリープという技術を使うことで、死という恐怖に苦しむ人たちの救うという考え方は興味深かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
火災により冷凍倉庫内の5体の死体が発見されるという警察小説としては、なかなか読み応えのありそうな事件。物語は死体の各5人と1人の医師の6章に分かれ、その中に事件を捜査する刑事の目線が挟みます。 故人のブログが更新され、それを刑事が追う展開ですが、仕掛けも用意され最終章で事件の真相が明らかになります。ただ、死を目前にした人間の葛藤などがメインテーマになっており、警察捜査小説というよりも社会派小説を読んでいるようでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作家による、待望の第二長編。デビュー作『インソムニア』は、受賞時には「エンドレス・スリープ」のタイトルだったのでややこしいけど、全く別物なのでご安心を。前作は軍事ものでしたが、今回は趣向ががらりと変わって、医療系のサスペンスです。 大井埠頭の大規模冷凍倉庫で火災が発生。幸い、死者は出なかったものの、現場検証の過程で、身元不明の五つの死体が発見されます。しかも、完全に冷凍されたかっこうで(死体は後にひとつ増える)。少なくとも死体遺棄等、事件性はありそうなので、順当なら司法解剖へ進むはずですが、輸入貨物なら保税扱いとなり、関税法により、警察にも遺体を動かせません。倉庫を管理する大手物流企業「丸神ロジスティクス」には、入庫記録も、通関関係の書類も一切、ない――いきなり八方塞がりに見える、鮮やかなオープニングで高まった期待を、本作はけして裏切りません。 何を書いてもネタバレになってしまうのですが、死に憑りつかれた人々の物語だ、と言っていいでしょう。年齢も性別もばらばらな(但し、遺体は顔も含め、驚くほどきれいです)六人には、ちゃーんとつながりがあったのです。それを、湾岸署の刑事「矢島」がひとつひとつほどいていきます。テーマがテーマだけに、筆致は重く、読む者の心を揺さぶります。緻密な構成、あっと驚くどんでん返しも含め、書き手の実力のほどをうかがわせます。 「もし、あなたならどうする?」と考えさせられるところの多いリアルな秀作です。映画化希望! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!