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読書嫌いのための図書室案内
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読書嫌いのための図書室案内の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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何気なく読み始めたら、止まりませんでした。 熱烈におもしろい、というのではないのですが、先が気になって引っぱって行かれる感じでした。 日常の謎をからめたミステリの構造なので、解決が気になる、ということが大きいです。 あと、最後のほうで、主人公の持つ特殊能力が明らかにされます。 それが強烈に心に残りました。 時間がたってストーリーを忘れても、その能力のことは忘れないような気がします。 そういうのってありませんか? たとえば、ある1シーンとか、あるひとことのセリフとか、それだけはいつまでも覚えている、ということが。 そういうのも、読書の楽しみだと思うのです。 | ||||
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少しだらだら | ||||
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いいやん | ||||
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読書とは追体験、あり得る未来へのシミュレーション、他人の感情を想像するきっかけ。 そんな言葉を思い浮かばせてくれる作品でした。 小難しい理屈も開陳されますが、人の生の気持ちが読書感想文を通して伝わって来ます。 ほんのり恋物語になっているのも読んでいて温かく感じました。 私自身、高校時代、図書委員で『図書館便り』と言う名の新聞編集を担当し、紙面の改革や図書館のイメージアップ作戦を指揮していたので、この作品には大いに共感を覚えました。 数学の先生に原稿を頼んだこと、新刊の案内文を先輩や後輩と分担して書いたこと、編集後記で失敗したことなど思い出しました。 まあ本作品とは関係ないですが、そんな昔を懐かしく想起させてくれました。 無理がなく、破綻もなく、納得の行く筋立てと主人公の特性。見事な調和です。 この主人公である荒坂くんと藤生さんの二人組の続編を待望します。 | ||||
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教科書に載っている話を読書オタクが深読みや解説をして、「教科書くらいでしか活字を読んだことがない人たち」に対して読書の面白さを説くのが目的の小説かと思いきや、当作は完成度の高いミステリーでした! 真相が明らかになるとともに鳥肌が立ったあの感じは久しぶりでした、読後感も爽快でいい! | ||||
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まさか、こんなに面白いとは思わなかった。 ティーンエイジャー向けの読み物かなぁと思いながらも ハヤカワ文庫ですし読書関連の小説なので、気になり読んでみました。 今まで耳にはしておりましたが一度も読んだ覚えのない本が (安倍公房の赤い繭、舞姫、少年の日の思い出や谷崎潤一郎など) ストーリーに織混ぜられ紹介されていて、とても興味が湧きましたが Amazonで探してみたらどれも一時在庫切れと(;'・ω・)残念。 とにかく、読書嫌いのための図書室案内は面白かったです^^ ストーリーも少しミステリーな趣もあり、学校あるある?もあり 最後まで飽きる事なく読めました☆ 私が学生の頃に読めたなら、もっと良かったなぁとか( *'艸`) 読後の余韻に浸っておりました。 おすすめです♪ | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 読みやすくはあるものの,芯となる部分を掴みきれないまま終わってしまった印象で, 中盤以降の流れから,過去に起きた事件だとは思うのですが,明確な区切りのないまま, 少年と少女の役割も含め,気が付けばそちらにという感じで,メリハリに欠けて映ります. ただ,物語から真実に迫る様子は,幅広く,時にはいくつもの解釈を切り貼りしてと, 正直,こじつけと言いたい箇所もあるのですが,書かれていることだけが全てではない, その前,その後にまで思いを巡らせ,収束を図るやり取りはなかなかに興味深かったです. 一方,心の支えとでもいうのか,少女が信じ,少年に語る言葉の方こそこじつけが過ぎ, 彼が持つ特別なものも,確かに伏線はありましたが,唐突で作風ともズレていたような…. 帯には,タイトルに引っ掛け,読書嫌いの方にお勧めするコメントが見られましたが, むしろ,読書好きの嫌らしさが出ているように見え,自分ならあまりお勧めはしません. | ||||
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何気ない日常の中にある人の心の移ろいや秘密、悩みを、決して派手ではないけれど、読者に寄り添って解きほぐしてくれる。本好きの人も、本が苦手だという人も、読んでみると人生の何かが変わる気がします。青春ビブリオものとしてとても楽しめました。 | ||||
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「読書嫌いのための図書室案内」(青谷真未 ハヤカワ文庫JA)を読みました。 ある高校にて、利用者数が少ない図書室を嘆いてか読書嫌いでありながら図書委員になってしまった?荒坂は、図書新聞の編集長に嫌々ながら任命され、ゴールデンウィーク明けまでにプレ「図書新聞」を発行するまでがそのメイン・ストーリーです。「舞姫」に踊るクラスメイトの八重樫、荒坂が以前入部していた美術部の先輩・緑川、生物学部の樋崎先生、そして「本の虫」、ヒロイン・藤生がプレ「図書新聞」に掲載する読書感想文を綴るまでの顛末。 美術部で荒坂が描いた絵が展覧会前に失くなるという<謎>に始まり、18年前に少女が自殺未遂を起こした<謎>が引きずり出され、全編が学校内で描写される「学園ミステリ」と言っていいのでしょうか? 森鴎外、ヘルマン・ヘッセ、安部公房と読書好きの「読書」についてのその読み方?が語られ、特に大きな事件が起こることもなく物語は終わりを迎えます。裏目読み。読書は、音読するか?そして、この物語を読んだ私自身は、この物語を信じることができるのか? 主人公、荒坂のある「能力」については、柚月裕子のデビュー作を想起させて「またか」という思いが強く、結果、とらえどころのない「習作」として読むことになりました。 これもまた偏った「感想文」としてお納めください。 | ||||
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