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読書嫌いのための図書室案内



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【この小説が収録されている参考書籍】
読書嫌いのための図書室案内 (ハヤカワ文庫JA)

読書嫌いのための図書室案内の評価: 4.22/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

偏った「感想文」として

「読書嫌いのための図書室案内」(青谷真未 ハヤカワ文庫JA)を読みました。
 ある高校にて、利用者数が少ない図書室を嘆いてか読書嫌いでありながら図書委員になってしまった?荒坂は、図書新聞の編集長に嫌々ながら任命され、ゴールデンウィーク明けまでにプレ「図書新聞」を発行するまでがそのメイン・ストーリーです。「舞姫」に踊るクラスメイトの八重樫、荒坂が以前入部していた美術部の先輩・緑川、生物学部の樋崎先生、そして「本の虫」、ヒロイン・藤生がプレ「図書新聞」に掲載する読書感想文を綴るまでの顛末。
 美術部で荒坂が描いた絵が展覧会前に失くなるという<謎>に始まり、18年前に少女が自殺未遂を起こした<謎>が引きずり出され、全編が学校内で描写される「学園ミステリ」と言っていいのでしょうか?
 森鴎外、ヘルマン・ヘッセ、安部公房と読書好きの「読書」についてのその読み方?が語られ、特に大きな事件が起こることもなく物語は終わりを迎えます。裏目読み。読書は、音読するか?そして、この物語を読んだ私自身は、この物語を信じることができるのか?
 主人公、荒坂のある「能力」については、柚月裕子のデビュー作を想起させて「またか」という思いが強く、結果、とらえどころのない「習作」として読むことになりました。
 これもまた偏った「感想文」としてお納めください。
読書嫌いのための図書室案内 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:読書嫌いのための図書室案内 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314284

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