■スポンサードリンク


錬金術師の密室



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
錬金術師の密室 (ハヤカワ文庫JA)

錬金術師の密室の評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

まさかで終わり,動き始める物語

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

巻頭での小難しい説明や図解に,本編が始まれば舌を噛みそうな名前や地名など,
序盤こそ不安もあったのですが,良くも悪くもキャラミス寄りの作風は読みやすく,
不可解な事件を追う一方で,いかにもワケありを匂わせる主人公の背景を小出しにし,
事件以上の何かを意識させる様子は,飽きさせることなく最後まで引っ張ってくれます.

その事件の方は,急展開から引っ掛かりを覚えるゴリ押し気味の決着…かと思えば,
やはり示唆されていた『もう一つの答え合わせ』へと流れ,どちらもが人や状況など,
ファンタジ世界をしっかり活かし,ミステリとしても無理のない論理には概ね満足です.
また,動機はありがちながら,そこに潜んでいたかもしれない遊び心には思わずフフっと.

そして,期間限定コンビの再結成を決定付ける,まさかの『告白』には驚かされ,
この巻としても盛り上げ,そして締めつつも,次からが本当の始まりになりそうで,
協力であり,共犯関係となった『真逆の似たもの同士』は,協調し,共闘できるのか,
抑えめだった錬金術も今後は前に出てきそうで,ぜひとも続編を期待したい一冊でした.
錬金術師の密室 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:錬金術師の密室 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314195
No.1:
(4pt)

ロジックは完璧ではないがファンタジー感がよく出ている。キャラの見せ方とオチは若干疑問

錬金術師、広く言えば魔術師の出てくるファンタジーなミステリ。
ファンタジー部は単なる雰囲気付けではなく、しっかりトリックに関わってきて好印象。
ただし錬金術の設定がそこまで厳密には提示されず、読者側で「正しく」推理するのは若干辛い。
オチはすっきりとしていて破綻も無いものの、驚きは少なく拍子抜けではある。
またキャラ設定がそれなりに興味深いのだが、本筋と絡みそうで絡まないのが残念。
ミステリ風味のファンタジーと見れば面白い。ミステリ側にはそこまで期待しない方がいいだろう。
錬金術師の密室 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:錬金術師の密室 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314195

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!