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限界集落株式会社
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限界集落株式会社の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 41~60 3/4ページ
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限界集落のイミも知らないまま、ウラの説明を見て農業がいっぱい出てくる話なら面白そうと思って買いました。 全体的なバランスとしては、思っていたよりは作物を育てたりする描写が出てこず、それよりは農業をとりまく色々な問題や経営・地域活性化などに主眼が置かれている印象です。 なので、タイトルが内容と雰囲気を良く表しているんじゃないかと思います。 お腹を抱えて大笑いすることはなかったですが、穏やかなユーモアが漂っていると思いました。 読んでいて作品にのめりこんでいくというよりは、客観的に上から俯瞰しているイメージです。 なんとなく方向性は見えてしまうのですが、最後のほうだけは展開が読めませんでした、一本とられました。。。 最後はちょっとハラハラするけど、後味は良いです。 一般人は純粋に楽しめ色々な問題を考えるきっかけになりましたが、農業関係者がこれを読んだらどんな風に感じるのか、とても興味があります。 菜の花が食べられるの、知りませんでした。 ベジタ坊とか野菜のくず、すごいセンスです…。 | ||||
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現実的であり、少し飛躍はあるが、序盤の農村描写は山間僻地を彷彿とさせます。 | ||||
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現実的な小説です。そしてテーマが限界集落という日本のど真ん中の社会問題。参考にもなりました。 | ||||
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期待せずに読んだら、意外と楽しめました。 過疎化が進む限界集落を株式会社化して、再生するというテーマが なかなか興味深かったのと、人間関係とかがリアルに描かれていたのが面白かったです。 一方で、物語の展開が結構速いのが非現実的ではありますが、 そこは小説ということで仕方ないのでしょう。 田舎暮らしや過疎化について興味がある方にはお勧めの一冊です。 | ||||
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軽い! 読みやすい! 笑った! ほろっときた(/_;) この先はこうなる、という期待をはずしません。 世の中、すべてこうなればいいのに。 | ||||
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帯に魅せられ買いました。のっぺりとした話です。テレビドラマの下書きとしては良いのでは? カタルシス何にもない。。 | ||||
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閉鎖的な農村には外部の人を入れないと変わっていかないわけで、しかも変革するためにはやはり地元のの人の意識が変わり その人が変えていかなければいけないと実感しました。 | ||||
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限界集落にあった祖父の家。主人公はここにしばらくの間休養をとるためにやってきます。しかしそこにあったのは、都会とは全く違う近所づきあい。うるさいくらいのジジババに野放図な子供たち。やる気のない農業研修生に、先の見えない農業になんとなくやっている農家。 けれどみんな自分の育ったこの土地が好きで、ここにいたいと思っている。そんな思いとは裏腹に町はここを「限界」なんだから廃村にして新しいところへと移住してほしいと思っている。 主人公は休養をとりに来たはずなんだけど・・・。 意外と面白かったです。 こんなにうまくいくはずないよと思いながら。それでも読んでいきます。うまくいきすぎだ(笑)。 でも、みんなココがすきなんだというのは伝わります。 この本を読んでどうこうしようというのはなく、あくまでも読み物だけど。 それでいいよね。2時間ドラマだとおもしろんじゃないかな。 | ||||
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前半面白いですよ、ただ後半がスカスカ。 後半の農家の建て直しがもうちょっと綺麗に描けていれば よかったのに、スキャンダルと金策の話しに持っていったのは残念 これ題材にして、ドラマもしくは映画にすれば 面白いと思いますけど、脚本とシナリオは大幅に修正ですね | ||||
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里山再生に取り組んでいるか関係で購入しました。 こんなにうまくはできないと思いますが、挑戦は必要だと思いました。 ストーリーも面白かったです。 | ||||
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限界集落という正に日本の田舎のどこにでもある問題を浮き彫りにしている。 日本の農業政策は戦後長きに亘りまさに生かさず殺さずでJAも農家を喰い物にしてきたと思う。 小生の家も一町ほどの水田を持っていたが、父親から百姓をやれと言われたことは一度も無い。 むしろその逆、学歴をつけて会社勤めか公務員になれというのが口癖でした。 やはり農業を経営と言う観点から見直さない限り復活はないと思う。 そういう視点で描かれた本としては一定の評価ができますが、ちょっと上手く行き過ぎ感は否めません。 順調な農業経営に待ったをかけたのが社員の暴力事件とスキャンダルでは今一つ面白くない。 やはり農家の旧態依然とした耕作感覚と、近代的なアプローチによる農業経営とのギャップが生み出す、 生産物の種類と品質の違いがどう消費者に受け入れられるかがポイントだと思う。 | ||||
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本屋で平積みされていたので手に取ってしまいました…。 「これ、編集者がついていたのかなぁ」というのが感想。 明らかな後半の失速ぶりや成功や失敗に至る過程が端折られており、読み物として物足りない。 圧倒的な推敲不足、御都合主義なイベントを羅列されただけのように感じる。 ビジネスを絡めた物語としては、20年以上前の「Goal」の工場再生物語ほどに心揺さぶられない。 同じ舞台なら某鈴木氏の温泉の方が圧倒的に楽しませてくれる。 これで「真正面からエンタテインメントに挑んだ最高傑作」なの??? | ||||
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なんとも軽い、加えて浅い。この厚さなのにあっという間に読める。軽いことが悪いわけではないけど、文章がねえ…プロのそれではないな。つまらないテレビドラマのシナリオでも書いてた人かなあ。人物は類型的だし、ストーリーは全部先が見えるし、まさかここでこのセリフは出てこないだろうなと頁をめくると、想像以上に恥ずかしい言葉が飛び出してくるし…。ふう…「ばらかもん」というマンガがあるんだけど、それ読んで勉強してほしい。 | ||||
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書店で面だしで並んでいて、「かかってこいTPP」というポップが面白そうだったので読んでみた。 黒野伸一という作家は読んだことがなかったので、どうだろうと思ったけど、すごく面白かった。 読んでいて思ったことがいくつかあるが、一番強く思ったことは、「この小説はあと何十年か後の日本の縮図ではないだろうか?」ということだ。 何かの番組で「このペースでいったらあと何百年後には日本人はいなくなる」みたいなことを聞いたことがある。 まあ、それは遠すぎる話だけら置いておくとして、人口が減っていることは確かだ。 その問題は、政治に任せておいて、一般の私たちは関係ないのだろうか? いや、それでは、衰退を続けるばかりだ、とこの小説は教えてくれている。 行政頼みで生活を続けているとどうなるのか、そこから脱却するためにはどうしたらいいか、それを登場人物たちは、中でも多岐川優や大内美穂からは学ぶことができると思う。 ぜひ多くの人に読んでもらって、物語や登場人物たちの声を聴いて、いろんなことを学んでほしい。 | ||||
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本来ならば、中公新書や岩波新書なんかが題材にしそうな限界集落の現状とそのとりまく環境。そして、日本の農業のひずみ、そして食のグローバル化。加えて、若者の就職事情などなど、5冊分くらいの新書で扱われる題材が、小説でかかれている。 ある意味、日本をテレビドラマ化して、可視性を高めることに成功した面白い小説です。と、いいつつも、まだ途中までしか読んでいません。しかし、この段階で面白いからたしたものだと思ってレビューしました。 新書で読んだことが、もっと地面すれすれの視線から見えてくる感じが、いいですね。 | ||||
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内容は普通です。想像できる範囲内でことが進むので読みやすいでしょうけど、 限界集落についてそこそこ知ってる人は退屈かもしれません。 不便で虫が出たり、閉鎖的な百姓がすんでいたり、都会とのギャップに驚いたりといった描写は、 かなり手垢がついているんじゃないでしょうか。 また「したり顔」を「知ったかぶり」という意味で文中で使ってますが、正しくは「得意顔」のことです。 あと主人公の独白で、「このオヤジはなぜこうも 〜略〜 私生活に詳しい?」と来たあと、 「あのジジババ三人組だな。さっそく優の個人情報を、あちこちに触れまわったのだろう」って記述が出てきますが、 これじゃ「優」という同じ名前の別人がいるのかと思っちゃいました。 正しくは「さっそく"俺"の個人情報を、あちこち触れまわったのだろう」って書くべきでしょう。 | ||||
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黒野さんの作品の世界観が大好きです。本当に楽しくて、最後まで一気読みしました。 | ||||
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この本はその名前の通り、現在の社会的課題である「過疎」「少子化」「農業」などのいわゆる「地味なテーマ」を取り扱っている。 そんな小説仕立てしにくいテーマとは相反してストーリーはとても読みやすく、対立項も明確なので感情移入しながら読み進めることができる。 これには登場人物それぞれの設定がとても個性的であり、「キャラ立ち」していることが大きく貢献していると思われる。 私自身が人口2,000人の田舎地区出身であることもあり、とても興味深く一気に読み終えてしまった。 いわゆる農業を中心とした田舎の地域と都市の対立というものは当然あるが、この小説の中ではその二項の相克を目指しており、少なくとも小説上ではハッピーエンド。とても清々しい。 「現実はこんなに上手くいかない」などの声は多々あろうかと思うが、それでも良いのではないか。 この本の中でも「声を上げることこそが大切だ」と登場人物が言っている。道筋はあってもその道自体は事例によって様々なものが生まれてくるのは当然のことだ。 人口減少や過疎というものは緊急のリスクではなく、「先が見えるリスク」である。 40年後に人口が3800万人減少するのが「予測できる未来」なのであれば、打てる手はあるはず。 そういった希望を見出すことができる、未来に向けてとても前向きになることができる小説だ。 推理小説や恋愛小説も大いに結構だと思うが、こういった社会問題解決派小説がどんどんこの世に出て欲しいと思う。 | ||||
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食料自給率や流通の仕組みなど、考えさせられつつ楽しめた作品だった。 作品の構想が斬新だと思った。 | ||||
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読み物としては面白い(まあ、小説という読み物なんですけど・・・)。トントン拍子で話が進展していき、途中躓くけど、ハッピーエンドの大団円。経営論あり、恋愛あり、行政の介入と誤謬あり、読後の爽快感は素晴らしい。 しかし、現実の限界集落はこんなもんじゃない。本書を読んで暗澹たる気持ちになってしまった。本書のモデルとなった村には、少ないながらも農業の担い手となる家族があり、若者がいて、子どももいる。そして、本書の主人公のように計数感覚に優れたマネジメント経験者がいる。限界集落をなんとか再生させたい。そういう将来への希望を村人も主人公も持つだけの契機がある。しかし、これだけの再生への資質(と言っていいだろう)を持つほどの村が、いったい日本にどれだけ残っているんだろう。 わたしの愚父の出身地は山奥(中国山地の県境)の文字通りの限界集落。農業以外に見るべき産業はないが、その農業とて従事者(住民)の高齢化により耕作放棄が続く。住民は往時の10分の一にまで減少し、いちばん若い住民は、愚父の同級生のご子息とその奥様である(50代)。どんどんどんどん田畑が荒れていく。現在の住民数約30人。この村を再生することはおそらく100%不可能だろう。いくら家屋敷が残っているからといって、都会育ちのわたしはこんなところに住めないし、そこで事業を起こすことも無理だ。住民も表面的には親切だが、よそ者に対しては徹底的に排他的でありながら、数回しか墓参りに帰ったことがないわたしであれ、その村出身者を父に持つというだけで、不可解なほどの感心と関与を示す。まったくの部外者がすんなりそのコミュニティに参加することは不可能に思う。 むしろ、日本の田舎をうまく感じさせているとわたしが思うのは、「くちぬい」(坂東眞砂子)や「屍鬼」(小野不由美)や「瞽女の啼く家」(岩井志麻子)などといったホラー・ミステリーだったりする。漆黒の闇に包まれ人工音ひとつしない田舎の夜の怖さ、閉鎖性から来る嫉妬や排他性、どろどろした土俗。そういう闇をこそ田舎そのものだと感じる。 わたしは、本書の主人公にはなれない。自分はぬくぬくと都会で快適に暮らしている。なんか、すみませんという気持ちになる。 | ||||
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