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限界集落株式会社
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限界集落株式会社の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 1~20 1/4ページ
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元IT企業のエリートの男が、過疎に陥った村を村人たちと協力して、困難を乗り越えながら再生していくオーソドックスなストーリー。 その分、地方集落の問題点や、農業を軸とした経済再生などが、エンターテインメント感たっぷりに分かり易くテンポ良く描かれています。 | ||||
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都会育ちでなんとなく農業に憧れがある人に丁度よいのではないでしょうか。参考文献をみても、半農半Xやら田舎暮らしやらで、都会人がみた農業の視点から書かれています。 私自身も体験農業など一時期やっていめしたが、とにかく大変。都会にいると綺麗にパッケージ化された農業をメディアでみかけますが、現場はそんなことはない。立て直すには、経営の視点からこんなにも大変なんだよ、というのが、わかりやすく書かれていました。 ストーリーとしても、適度に読みやすく文学的なものを求めていなければ楽しく読めるかと思います。 | ||||
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自分の故郷が、過疎化して、限界集落になっている。銀行マンだった多岐川優が、仕事を辞めて充電のために、BMWで故郷の実家に戻る。農村のおばあやおじいの接し方が不思議と居心地が良く、その村を復興させようとする。限界集落に営農集団の株式会社を作ろうとするのだった。 多岐川は虫が嫌いで、野菜が嫌いだった。もっぱら、部屋に閉じこもって、パソコンの作業をして、計画を練るのだった。正登と美穂の父娘。あかね、三樹夫、千秋の3人の農業研修生。が、村の活性化に大きく関わって行く。正登は出戻りであるが、村のリーダーとして働く。美穂は農業が好きで、農業の現場責任者となる。あかねは営業のセンスがあり、色気もあり、押しが強い。千秋は漫画がかけることで、ベジ坊や「野菜のくず」キャラクターで人気をえる。三樹夫は、ホームページとネット販売を担当する。結構 村の再生の方法は役割分担ができている。 ピーチかぶ、もちとうもろこし、そして高原野菜と差別化できる農産物も持っている。エコ野菜として減農薬から始め、有機農業にも少し挑戦する。猿やイノシシの獣害にも会う。 そんなこんなで、利益を上げることができ、多岐川はファンドで東京に戻ることを考える。 アミューズメントを作って、ファンドからお金を集めることに。 社屋、レストラン、ミュージアムを作る。このミュージアムがポイントだ。創造農村の核心でもある。農業をしながら、アニメの仕事をとるという半農的スタイルが取り入れられる。 就農を希望する人も、厳しく厳選する。 ところが、あかねのDV夫が駆けつけ、あかねを拉致しようとすると正登が止めようとすることで傷害事件が起こって、その村の事件として炎上する。信用をなくし、ファンド投資者が引き上げをするが、なんとか切り抜ける。そして、多岐川と正登は。 ふーむ。ハッピイエンドがいいねぇ。 | ||||
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細かな話の流れに脈絡がない 思いついたエピソードぽんぽん出してるだけ エピソードの橋渡しになる地の文がすっからかん 優の発言が矛盾しまくってる 会話シーンへたくそすぎて誰が発言してんのかわからん 農業の話なのにいまが何月なのかほとんど言ってくれないから時期感がつかめない 一応桜の蕾の季節、とか鯉のぼりのはためく季節、って風景に絡めた説明はあるんだけど 黒野伸一のオナニーじゃねえか 農業と経営の描写は申し訳程度のエッセンスでしかないし、下町ロケット系のサクセスストーリーが書きたいだけだったって魂胆が見え見え、しかもサクセスストーリーなのに物語がガラ空きでハラハラドキドキできないし何もかも雑、節々にある作者のおっさん視点なセクハラじみた描写やおっさんの妄想の中から飛び出してきた都合のいい女キャラがうっとおしい | ||||
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図書館本 危険思想だ!発禁に!(笑) 380ページに及ぶ感動の農村再生復興ドラマ。 黒野伸一さん(1959-)が示している参考文献のいくつかは読んだ事がある資料や小説だったのと同年代という事もあり、非常に楽しく感動しながら読みました。 限界集落とか中山間地とか僻地と呼ばれる地域は都市との比較や区別の文脈で語られる。そしてそこに貨幣という経済活動が係わる。ひたすら効果と効率を求めた近代の経済成長が終え、倦怠感となんとも言えない怯えや諦めが特に若い世代に広がってはいないだろうか。爺婆だけの限界集落、そこに生きる価値と経済活動をも取り込んで生きる人びとがキラキラと輝く。 こんな主人公の言葉の中に黒野さんの主張があるようにも思う。 「苦労しているのは、農家だけか。消費者だって、この大不況の下、リストラの恐怖に怯えながら生きているんだ。何万人もの派遣労働者がポイ捨てされて、路頭に迷うご時世だぞ。曲がりなりにも、補助金貰って、家があって食いものに困らない農家は、この国の底辺では決してないはずだ。そんな事ばかり言っていると、大反発を食らうぞ。消費者のリスクなんてそっちのけで、農薬だの遺伝子組み換えだのを使って金儲けしようとしているやつらが、偉そうなことを言うなって、非難されるのが落ちだぞ」 そして役所の職員に向かって 「言ったでしょう。止村を復興させるって。官民一体というのは聞こえがいいが、あなたは今まで、この村の過疎化に歯止めをかける具体策を、一度でも練った事があるんですか?」 職員「ぼくらはね、中略 集落は何もここだけじゃない。それをうまく調和させるか、考えるのが役場の役割なんだ」 主人公「もっともらしいことを言ってるようだが、要は管理し易いよう鋳型を作って、はまり切れない集落は、見捨てるというスタンスでしょう。あんた、この間言ってたじゃないか。あんたがたが真剣に農村の将来を考えているとは、到底思えない。そんなことじゃ、ここだけじゃなく、いずれ幕悦町全体が滅びるだろうよ」 もう一人の主人公の美穂に対して 「おれたち、よく遣り合ったよな。お前は現場至上主義者で、おれは新自由主義を信奉する典型的アメリカ型経営者だ。お前は生産を重視するが、おれは収益を第一と考える。金が入ってこなけりゃ、いくら理想を揚げてもしょうがない。この村にくるまでずっとこの精神でやってきたが、ある時ふと気付いたたんだよ。おれは経営者の振りをしてきたが、本当は経営者じゃなんかじゃないかもしれないってことに」 通勤電車やバスの中で読まない事をお勧めする。泣く! 脳化社会は農家社会ではない。身体性のないつまらない社会が脳化社会なのである。 | ||||
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田舎に住む人の視点 都会から田舎に移住してきた人の視点 とんとん拍子に地域活性が進んじゃうところが少々物足りないが そう言いつつぐんぐん引き込まれて 読んでしまったw | ||||
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関東北部の山村。 これと言って何も産業のない集落を舞台に農業再生を成し遂げる作品。 多岐川は会社を辞め祖父の故郷の集落へ帰った。 別に農業をやるつもりはなく実家に滞在するうち集落の農業事情を知ると、自らの血が騒ぎ再生にはまり込んでいく。 やがて事業は成功するも一つの事件げ窮地に陥るが不仲な町役場の協力を得て再び飛び立とうとした。 一種の村おこしサクセスストーリーだがこの手の作品は何点か読んでおりそれほど大きな感動は無かった。 一般文学通算1938作品目の感想。2017/09/04 15:45 | ||||
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エンタテインメントなので、目を引く着想、人物設定、問題と解決、大団円まで一気に読むべきだけど、詰めが甘く、いちいち引っかかりを感じながらだったので疲れました。(以下ネタバレ注意) 登場人物は、設定ではありえない教養が必要な言葉を発し、(麓までの道の整備維持、公民館や隣保館の利用など)行政と仲良くするのは必須なのに役場職員は悪役で、ニートのキャラマンガは大ヒット、企画野菜はすぐに軌道に乗り、獣害被害が簡単になくなり(柵で猿害防止可能?)、東京まで数時間で行けるし、飛び込み営業ですぐに成果が出るし、充分な売り上げで資金は潤沢、中高山間地なのに雪害もひどくなく、歌舞伎町界隈で名前もわからない夜出勤ホステスが短期間で見つかり・・・1年、2年でこんなにうまくいったら誰も苦労しない。田舎で起こった痴話げんかの末の傷害が、事業を左右する大事件に発展するのも変。運転もあまりせず(白のBMWで田舎の子供自転車運ぶ?)、屋外で野生獣に近よったこともない(10メートル以上離れてても臭くてたまらないはず)、自立した女性の生き方すら解っていない著者がいろいろ調べて書きました、まだ、製作会議にかけて内容もんでませんってレベルだけど、これはドリーム。地方創生の掛け声の下、元気を与えてほしい農村関係者にぴったり。 | ||||
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農業の現状や田舎や都会のことについては調べて詳しく描かれていると思います。 ネタバレになりますが、やくざ者がでてきて女を追ってくるとか喧嘩のシーンとかありきたりパターンをもってきた感があります。 それが思いがけないトラブルで窮地に陥るってのより農業もいろいろノウハウがあって育てたことない物を簡単に大量にうまく作るのは容易ではないから農業題材なら思わぬ自然災害などのほうが現実的だけどそれじゃあ小説としてドラマ性がないのかもね。 | ||||
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NHKのドラマとは違った内容なので、本を買ってよかったです。 クライマックスのところが結構胃が痛くなりそうな内容で、それもまた楽しめました。 ネタバレはよくないと思うので、これ以上は書きませんが。 内容的には結構駆け足で進むので、会話がちょっと少ないように感じました。 もう少し登場人物同士の会話があったらもっと愛情を持って話を読めた気がします。 とはいえ、とても面白いのでオススメです。 | ||||
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タイトルはやむなし。しかし、過疎の村の再興を図り、市場を意識した農業のあり方を模索し、そこに米国流の経営学を身に着けたエリートが入り込んで新農業法人を設立し、主に財務面から再興をサポートしていく、という予想された展開で、このあたり、いささかがっかりした。しかも、テーマやストーリー以上に、登場人物が図式的・類型的で、ひと言でいえば、深みがない。 図式的ということで付け足せば、今風のはやりの経営学修士(MBA)が救世主になる、という発想自体に強引さと無理があるようにも思う。ともあれ、残念でした。 | ||||
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知人に薦められて購入しました。良かったです。とくに、田舎者の心情や生活感の描写が上手だなって思いました。 | ||||
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物語としては,ややご都合主義的でそんなにうまくいくはずがないと思いつつ,でも,軽い文体で読み進めることができた. 私は昭和40年代に作られた「ニュータウン」に住んでいるが,みんなリタイヤして,どんどん町からでていき,空き家が目立つようになっている.商店街もいまや空いている店が少数派という「限界集落」になりつつある. この物語のような人が集まれば我町も再生できるのか,そもそも,そんな人が町に集まること自体がありえないかなあ. | ||||
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農村が面白い!と思う一冊です。 次から次へと事件が発生し、エンターテインメントとし楽しめます。 地方創生のきっかけになれば良いと思いました。 | ||||
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中3の息子が欲しがるので、すぐに入手できるこちらを利用しました。 良品でした。 | ||||
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日本の地方都市のほとんどが、50年後には限界集落になるとの予測が発表された。今、地方都市はどこも本腰を入れて地域の再生に取り組んでいる。家賃はただ同然、仕事も用意し、子供の医療費は無料なんていう人口誘致策が、実際にあちこちで行われ始めている。 田舎の良さと悪さを客観化すること、「なんとかしなければ」と主体的に行動することの大切さを、読後に強く思った。農業を始め、第一次産業を取り巻く環境は、確かに厳しい。この本は、具体策にはならないかもしれないが、地方都市に住むものとして明るい気持ちにさせてくれる物語だった。 | ||||
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最初は少し頑張って読み進めたが、2章に入ったくらいから登場人物の顔が頭の中でイメージできるようになり、そこからは一気に読んだ。元気になれる小説で、前向きなパワーをもらいたい人にはオススメします。この作家は初めてでしたが、他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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NHKで放送したドラマ版が面白かったので、原作を読んでみたくなりました。 地域の過疎化は行政サービスの低下、後継者問題を伴う日本が抱える大きな社会問題です。 ここへ若者が仕事に就けない現実、格差社会問題などを織り交ぜ、ソフトなタッチで描いていますが、 この作品で語られる地方の姿は決して大げさなものではなく、生々しい現実です。 飽きがこずサクサクと読めるのですが、 どちらかというと農業そのものよりも、いかにして「売る」か「注目を集めるか」ということに軸を置いた内容。 野菜の芽が出た時の喜びや、天候に左右されて作物がダメになる・・・など、農業を営む上で欠かせない喜怒哀楽はあまり描かれていません。 つまり、心に迫るほどのものはありません。 そのあたりがライトノベル感覚だと言われてしまう所以なのでしょう。 目の付けどころはいいけど、もう少し深みが欲しかったです。 けどまぁ、実際に過疎化している村に住んでる方や役所職員・JA職員の方には読んでほしい作品ではあります。 これを読むことが何かのきっかけになるかもしれませんしね。 そして、1つわがままを言わせてもらえば、村おこしの大きな原動力となる野菜のキャラクター「ベジタ坊」「野菜のくず」のイラストが載ってればなぁ。 特に自虐キャラの「野菜のくず」って発想はサイコーに好き!! 表紙になんとな~くそれっぽいのが描かれてるけど、これじゃピンと来ません!四コマ漫画も読みたかったです!! 軽い感覚の小説なわけだし、このくらいの読者サービス、あってもよかったのではと残念でなりません。 | ||||
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NHKの放送は、TVドラマとしての面白さはありましたが、登場人物のお互いの関係がいまいちわからない。 原作では、きちんと描かれている人物間の心模様が省略されているため、無理なシーンが多い。 今回kindleで初めて読みましたが、これは非常に便利なツールです。 | ||||
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テレビドラマを見た後、面白そうだったので購入し、あっという間に読んでしまった | ||||
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