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文豪たちの怪しい宴
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文豪たちの怪しい宴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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取り上げられているのは夏目漱石『こころ』、太宰治『走れメロス』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』、芥川龍之介『藪の中』です。 ジャンルとしては安楽椅子探偵もので、文学部教授の曽根原がワトソン役で、従来の解釈を説明する立場です。 バーテンダーのミサキが素朴な疑問を提示する役目、必ず途中で現れる宮田がホームズ役になります。 ミサキが出す酒とつまみは、テーマとなる純文学作品と関係がある品です。 『こころ』は実は百合小説で、自殺した先生は殺されていた! 『走れメロス』は実は夢の世界の話だった! 『銀河鉄道の夜』は父親への手紙である。 『藪の中』の真犯人を看破する。 といったような感じで、文学作品への風変わりな解釈が、3人の掛け合いで述べられています。 基本的にはアポロ陰謀論と同じような楽しみです。 アポロ陰謀論はまじめに「アポロは月に行っていない」と主張するのではなく、知的ゲームの一種として行われている部分があります。 本書も大真面目に論じる話ではなく、知的遊戯として、楽しめます。 3人のキャラで中間の立場にいるミサキですが、「真実の味方」という設定なのですが、曽根原の味方にみえたり、宮田の味方にみえたりして、ちょっと分かりにくいかも。 純文学作品をモチーフにした変わったミステリを読みたいひとのために! | ||||
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これまでのシリーズでのやられた感は感じませんでした。モチーフになる日本の近代文学におけるやりとりは、国文学を勉強したり文学オタクの間でされた与太噺のそれのような印象です。ご存知モノを小説するとこんな感じでしょう。 そういった意味ではある種の寛容さがいります。 はじめて鯨さんの作品に接する方には、オススメしません。 | ||||
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