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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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このサイズの小説でソフトカバーなの初めて読んだ。むちゃくちゃ読みやすくて感動。 内容的にもエッセイのような文体でスラスラ読めた。 誘拐された少女と誘拐した大学生の、複雑な関係を描いた小説。 主人公の女性が、周囲から理解されず苦しみ諦める様子は、 自分の気持ちに相反する助言を何度ももらって苦しんだことがある人は、自然と共感できると思う。 たとえそれが親切心からだろうと、親切心だからこそ、反論を許されなくて苛立つ、あの感じ。 ●以下ネタバレ● ただ、共感できたのはそこまでで、そんな主人公が殻をやぶって自力で新しい世界を切り開く姿を一緒に見てみたかったのに、それが最後までなかったのが残念。 結局更紗が自力でやったことといえば、DV男から逃げたことと、予算外のマンションを借りたことの2点? カフェをやるお金も文のお金だし、文がいないと何もできない。 文との関係をやたら「これは恋愛じゃない」って強調してたけど、正直どっちでもいい。依存してるんだなっていうだけ。 文がイケメンじゃなくてブサメンだったら、もう少しリアルだったかな。 文の病気については知らなかったので勉強になった。 | ||||
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世間からはなかなか理解してもらえず、お互いに、心に傷を持った 犯罪者と被害者の二人が、一緒に寄り添いながら生きて行こうとする、ちょっと変わった男女の物語です。彼女の気持ちは何となく理解できますが、彼の本心がイマイチよく理解できない部分もあります。そんなことも考えながら読んでいくのも面白いかも知れません。本屋大賞受賞作品なので読み応えはかなりあります。解りやすい文章ですらすら読み進めることができるのも気に入っています。また、元同棲相手の様々な恐ろしい行動がクライマックスらしく不気味で、話しを盛り上げています。 ただ、ラストでは、題名『流浪の月』を象徴するかのような行く末を、だいぶあっさりと描いています。幸せへの道のりをもっと詳しく描いても良かったように思います。 | ||||
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本屋大賞1位の本でしたので、購入して読みました。一気に読みましたが、不思議な世界で物事の見方が立場が変わると全く異なる視点となる現代の怖さが体感出来ました。 | ||||
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なんだかんだで楽しめましたが、苦手な人も多そうな本です。 私も序盤で、「毒親に育てられて生き辛くて孤独だけど主人公を唯一理解してくれる心優しくてイケメンのヒーロー」が登場したときは、勘弁してくれよ……と、読むのを止めかけました笑 しかし、主人公が大人になってからのDV野郎に付きまとわれる展開はハラハラドキドキでページを進む手が止まりませんでした。 人物描写もイケメンヒーロー以外はリアリティがあって感情移入できます。 というかイケメンヒーローの存在が都合良すぎて、精神を病んだ主人公が生み出した妄想だった……というオチにした方がしっくりきます。 | ||||
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この話がどうしてここまで評価が高いのかがずっと分からなかった。 周りの人が彼と私をわかってくれないとずっとグチグチしているが、それは最終的に当人の責任ではないか?としか思えない。 肝心な事を何一つ話さずに、分かって貰えないのは当たり前である。幼い頃ならともかく、成長してからは怠惰と怯懦でしかない。 しかし、人は小説に完全に正しい主人公をのぞんでいるわけでは無い。 この本が人気、という事は、思いが受け入れられない、辛く孤独な思いをした事がある人がそれだけ多いのだろう思う。その人達にとってこの本はとても美しい物語だ。 | ||||
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登場人物の心情は丁寧に描かれ、感情にも訴えかけられますが、どこか少女漫画を読んでるような印象は捨てきれませんでした。終わりかたもトゥルーロマンスを意識したんでしょうか?もっと読みたい、という気持ちにはなりましたが短編の少女漫画と思えば納得です。これが本屋大賞にノミネートされるんですね、今って。文章は読みやすいですが、物足りない感もありました。 | ||||
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