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生きるか死ぬかの町長選挙



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【この小説が収録されている参考書籍】
生きるか死ぬかの町長選挙 (創元推理文庫)

生きるか死ぬかの町長選挙の評価: 4.44/5点 レビュー 16件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

繰り返される<キャッチ22>、笑えます

2018/3月の「ワニの町へ来たスパイ」から既に3作目の翻訳。「生きるか死ぬかの町長選挙 〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズ "Swamp Sniper"」(ジャナ・デリオン 創元推理文庫)を読みました。
 今回、<司書>として隠遁するCIAの暗殺者(笑)フォーチュンは、いつものシンフルの町の町長選挙に立候補した地元婦人会会長、アイダ・ベルとその対立候補・テッドによる公開討論会後、テッドが殺害されるに至り、これもまたいつものように巻き込まれ、犯人扱いされた親友アイダ・ベルを救うべくガーティと共に、無駄に命を賭して(笑)奮闘することになります。「個人的なかかわり」が破滅的な騒動を巻き起こすことを知りながら。
 ルイジアナ、バイユーの匂い、繰り返されるドタバタ劇、サウス・スラプスティック。騒動の度に、イケメン保安官助手・カーターが駆けつけるその「わかっていながらの」繰り返しが、サスペンスになっていますね(笑)とは言え、あまりうるさいことを言うのも何ですが、パズラーとして読んでしまうと<ホワイダニット>以外は少しだけ失望するかもしれません。
 迷い込む動物たち、バナナプディング、そしていつものタフな婆さん二人。今回は、他の「町人」たちもそれなりに活躍しますよ。
 フォーチュンが粉骨砕身すればするほど生まれる<キャッチ22>的状況が繰り返され、個人的なかかわりができればできるほどバイユーが離れがたくなる。ジョージ・ストレイトを聞きながらサクッと読める極上のシリーズだと思います。
生きるか死ぬかの町長選挙 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:生きるか死ぬかの町長選挙 (創元推理文庫)より
4488196063

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