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罪と罰



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罪と罰の評価: 4.33/5点 レビュー 440件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全369件 101~120 6/19ページ
No.269:
(4pt)

現代語訳にたくさんの読みやすさと少しの違和感

古い時代の翻訳本に馴染んでいるせいか、現代感覚の文章は19世紀のロシアのイメージが湧かない気がします。明治の文豪の文章を現代語訳されたような・・・。個人の好みの問題ですが。
元のロシア語がわからない自分にはどっちが正しい解釈なのかはわかりませんが。
罪と罰〈上〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈上〉 (岩波文庫)より
4003261356
No.268:
(5pt)

中二病小説

主人公のラスコーリニコフは世の中には凡人と非凡人がいる。凡人は奴隷、非凡人は支配者。非凡人の理想の実現のために非凡人は凡人を殺してもいい権利を持つとゆうようなことを思ってます。

天才は天才ゆえに天才の理想を実現するためには愚かな人々を殺していい、だって俺は天才だから。愚かな民草は天才の犠牲になれ。こんな感じです。超中二病です。100年以上も前の小説に、こんな中二病が出てくるのに驚きです。人間の考えることは変わらないんですね。

こんな中二病で人を殺したラスコーリニコフさんの物語です。読むのはめちゃめちゃめんどくさいです。あと、でてくる登場人物が全員おかしい。あたまのおかしい人しかでてきません。こいつらおかし~んじゃねえのと突っ込みどころ満載です。
罪と罰 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰 (上巻) (新潮文庫)より
4102010211
No.267:
(4pt)

一度は是非読んでみてください

上・下合わせて読み終わるのに1ヶ月くらいかかる、ページ数の多い本でした。内容も重たいので元気があって時間に余裕のあるときに読むのがいいと思います!登場人物が馴染みのない名前でカタカナで長いので、誰が誰だかこんがらがりやすいので相関図を
見ながら読むと内容が入ってきやすいです。人は殺してはいけない、1つの罪悪は100の善行によって償われる。そんな事はないですよね…
罪と罰 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰 (下巻) (新潮文庫)より
410201022X
No.266:
(5pt)

文学の巨塔

この作品は文学の最高傑作である
罪と罰 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰 (上巻) (新潮文庫)より
4102010211
No.265:
(4pt)

本の名前は誰でも知っているけれども……

もともとこの小説は、「告白」、そして「酔いどれたち」と言う二つの小説で、世に出るはずだったと言う。けれども、別々に発表されていたら、まったく違った後世の評価が生まれていたのではないだろうか。

名作と言われる小説の中でも、最も有名なもののひとつがこの「罪と罰」ではないだろうか。貧しい1860年代のロシア、ペテルブルグに住む貧しい学生である、ロジオーン・ロマーノヴィチ・ラスコーリニコフが、高利貸しの老婆を殺す、と言う内容の小説である。恐らく、世界文学で取り上げられないということが考えにくい作品である。こうして初めてこの小説を手に取ってみると、いやもう幾度も手に取ってみたのだが読み切ることができなかったのだが、けれども読み通すと、内容の豊かな小説であることがよく分かった。

舞台は帝政ロシアの首都、サンクト・ペテルブルク、1865年7月、元法学部学生のラスコーリニコフは、食うや食わずで、ボロボロの服を身にまとい、今にも倒れそうである。ところが不思議なもので、ラスコーリニコフは、酒場で元役人のマルメラードフと知り合う。この男は、ともに再婚同士のカテリーナと言う妻を持っており、また18歳の娘ソーニャがいる。そしてソーニャは、周囲の人から売春婦になるよう仕向けられ、ついにそれを生業にするようになる。この場面については、ある作家のエッセーで読んだことがあるのだが、やはり胸に迫るものがある。ところがマルメラードフは、娘の稼いだ金まで、呑み代にしてしまうのだ。

一方ラスコーリニコフには、故郷に母と妹がおり、貧しいにもかかわらず、仕送りをしてくれていた。だが妹のドゥーニャは、自分を犠牲にして裕福な弁護士ロージンと結婚しようと考えるに至った。

そこにラスコーリニコフは、自分が金を借りている高利貸しアリャーナを殺すことを計画する。ところがアリャーナを殺したところに、義妹のリザヴェータが現われてしまい、結局2人を斧で殺す羽目に陥ってしまう。そして苦悩するラスコーリニコフの助けに現われたのは、ラズミーヒンら学生時代の友人たちであった。一方娘を売春にまで追い込んだマルメラードフは、泥酔して帰宅するところを馬車に轢かれて死んでしまう。

高利貸し殺し、そして酔いどれたち、が別々に書かれていたら、まったく違う小説が出来上がっていただろう。記憶に間違いがなければ、村上春樹はこの小説を数回読んだ、とどこかのエッセーに書いていた。それから、この作品では、ドストエフスキーの才能、つまり登場人物の性格づけが、際立っている。

また作者の19歳年下だけれども、同国出身のチャイコフスキーの音楽が、頭の中に鳴り響いていた。特によく響いていたのは、交響曲第5番だけれども……。
罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)より
4334751687
No.264:
(4pt)

『ラザロよ、出で来たれ』と呼ばはり給へば、死にしもの布にて足と手を巻かれたるまま出で来る

この巻での重要な登場人物は、ラスコーリニコフの妹ドゥーニャの婚約者である弁護士ルージン、そして郷里でドゥーニャが住み込んでいた家の主人であるスヴィドリガイロフ、そして第1巻で死んだマルメラードフの娘、ソーニャではないだろうか。

ラスコーリニコフは、ペテルブルクに到着した母と妹ドゥーニャと再会し、金を当てにしたロージンとの結婚に反対する。最初はルージンとの婚姻に傾いていたドゥーニャも、やがてルージンを嫌う。ところがそこに現われたのは、郷里で住み込んでいた家の主人スヴィドリガイロフであった。

しかしこの巻で、最も重要な役割を果たすのは、ソーニャではないだろうか、と言うより、ラスコーリニコフの良き相談相手として登場するのだ。そしてヨハネによる福音書である。イエスの友人であるラザロは、同福音書によれば、イエスの命により、布にまかれたまま甦るのである。
罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)より
4334751733
No.263:
(5pt)

物語は急展開、そして、救済

ドゥーニャに決別を宣告されたルージンは、ラスコーリニコフらを貶めようと、ソーニャを呼び出し、彼女のポケットに100ルーブル札を忍ばせた。ところがルージンの同居人であったレベジャートニコフに目撃され、またラスコーリニコフにも論破され、敢え無く退散せざるを得なくなる。一方ソーニャの義母は夫であるマルメラードフを追うように、結核で亡くなってしまう。

そして遂にラスコーリニコフは耐えきれなくなり、ソーニャに高利貸し姉妹の殺害を告白することになる。ところがこれを壁の向こう側で聴いていたのが、スヴィドリガイロフであった。これを材料にしてスヴィドリガイロフは、ドゥーニャを呼び出し、脅迫する。ところがドゥーニャは、拳銃でスヴィドリガイロフを撃ち殺そうとするも、失敗してしまう。ところがスヴィドリガイロフは、その拳銃を使って屋外で自殺する。

ラスコーリニコフは、母と妹に別れを告げ、ソーニャの教えに導かれ、『……十字路に行って、そこに立つの。そこにまずひざまずいて、あなたが汚した大地にキスをするの。……』と彼女の言うとおりに行動する。ところが自白できないラスコーリニコフだったが、一旦出てきた警察署の前で、ソーニャは『……ぱんと両手を打ちあわせた。彼の口もとに、醜い、途方にくれたような笑みがあらわれた……』、そして薯内に戻り、火薬中尉に、自供するのである。

この後の、ドゥーニャ、ラスコーリニコフの友人ラズミーヒン、そしてソーニャのラスコーリニコフに対する支援がすばらしい。

この本を読み終える頃に頭の中で鳴っていたのは、意外にもBeethovenの最後のピアノ・ソナタ、ハ短調、作品111の第2楽章であった。Beethovenの後期の音楽の中で、救済を音の形にすることに成功した作品のひとつである。
罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫)より
4334751849
No.262:
(5pt)

最高傑作

多くを語る必要は無い名作。20歳くらいの頃に一度読んで、約30年後もう1度読み返しました。個人的な感想としては、30年後の方がはるかに心に伝わってくるものがありました。農奴解放当時のロシアの時代背景という知識と、主人公たちを取り巻く絶望的な貧困が彼らの思想に与える影響などは、私自身ある程度の人生経験を積んでから無いと理解が難しかったような気がします。

ドストエフスキーなら、本書と『カラマーゾフの兄弟』は人生のうち1度は読んでいた方が良いと思います。自分を含めた人間の心の問題を深く突き詰める良い機会を与えてくれる本です。
罪と罰 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰 (下巻) (新潮文庫)より
410201022X
No.261:
(4pt)

人物描写

小学生の頃一度読んで以来30年ぶりに読みました。
特に心にも記憶にも残っていなかったのは、小学生には微妙な心理描写などが、ごく当たり前のことのようにスルスル入ってしまい、特に疑問に思えなかったためかと思います。
様々な人々に出会いある程度の人生経験を積んだこの年になって読み返すと、自分の半分の年の青年の心の動きに青さや甘さや透明感を感じ、破滅に向かって行く未熟な心の危うさに心惹かれました。
巻末の解説に実際に起こった出来事を元に書かれた小説だということで、昔一度訪れたことのあるレニングラードの風景や人々が脳裏に浮かび、小説に描かれている川や通りや貧しい生活をよりクリアに頭に描くことができ文化的にも興味深い作品のように感じました。
罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)より
4334751687
No.260:
(5pt)

名作

まぁー、読みにくいです(笑)
あっちの話してこっちの話して〜とADHDの方が喋ってるような文章です。
面白いのは面白いのですが、読むのに時間がかかりました。
人間の異常心理や狡猾さの描写が本当に上手く、引き込まれてしまいます
罪と罰 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰 (上巻) (新潮文庫)より
4102010211
No.259:
(5pt)

ドキドキ

夕食のあとソファに座って読み始めました。難しいのかなとおもいきや..ドキドキしながらのめり込んでいました。280ページまで読んで、ふと時計を見るとAM3:00!続きが気になってしょうがないです!
文学に疎い私でも楽しめましたよ。みなさまも是非読んでみてください。
罪と罰〈上〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈上〉 (岩波文庫)より
4003261356
No.258:
(4pt)

青臭い病理からの脱出と復活

この巻は、光文社古典新訳文庫版『罪と罰』の最終巻です。

主人公・ラスコーリニコフは、ナポレオンのように人を殺す資格が自分にあるのかどうかを確かめるために、金貸しのばあさんを殺害しました。ラスコーリニコフは、金貸しのばあさんを「なんの役にも立たない、けがらわしくて有害なシラミ」(p.143)だと言っています。ラスコーリニコフは金貸しのばあさんを殺害したことについてはあまり気にしていませんが、自分が天才的人間ではないことにとても苦しんでいるようです(p.329)。

ラスコーリニコフに限らず、プライドの高い青年にとって、自分が凡人であることを認めるのは屈辱的なことだと思います。この小説のエピローグでは、「自分はきわめて賢く、自分の信念はぜったいに正しいと思いこんだ人々」が地獄のような潰し合いをする悪夢が描かれます。私も学生時代に自分には何か才能があるんじゃないかと正直思っていたし、プライドの高い学生同士が対立しているのをよく見かけました。『罪と罰』は、そうした青臭い病理からの脱出と復活の物語なんだなあと思いました。
罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫)より
4334751849
No.257:
(5pt)

伝説的名場面のオンパレード

この巻には、ドストエフスキーの代表作『罪と罰』第3部と第4部が収録されています。個人的にこの巻はとても見どころが多いと思っていて、特に第3部で明かされるラスコーリニコフの犯罪論と第4部で朗読される「ラザロの復活」は伝説的だと思います。

ラスコーリニコフは、人間を「服従を好む凡人」と「法律を踏み越える非凡人」の2つに分けています。凡人は保守的で生産のための材料ですが、非凡人は掟を破って世界を動かします。非凡人は犯罪を犯せとまではラスコーリニコフは考えていませんが、ニュートンやナポレオンのような非凡人には必要な際に法律を踏み越える権利があると言います。
第4部4節では、ソーニャが「ラザロの復活」を朗読します。第4部4節という「4」が並ぶ箇所でソーニャが聖書の「4」という数字に力を込めて音読しているところがいいですね。

この巻の巻末解説では、亀山郁夫先生が『罪と罰』の物語の始まりについて興味深い考察をなさっています。『罪と罰』の物語は7月7日から始まっていて、『罪と罰』の第1部は7節に分かれています。このことから、『罪と罰』における「7」という数字は物語の始まりを表していると私は仮説を立てています。『罪と罰』のエピローグでは7年の刑期が残されて、また別の物語の始まりが告知されているところも注目に値すると思います。
罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)より
4334751733
No.256:
(4pt)

「7」からはじまる物語

『罪と罰』は、ロシアの文豪ドストエフスキーの代表作です。ドストエフスキーは、巨額の借金に苦しみながらこの小説を書きました。この小説では登場人物が渡したり受け取ったりするお金の金額が具体的に書かれていますが、これはドストエフスキーにとって金銭がとてもリアリティのある問題だったことが原因なのかなと思いました。

『罪と罰』の主人公・ラスコーリニコフは、悪どい金貸しのババアを斧で殺害します。しかし、ラスコーリニコフはよくある悪人ではなく、彼なりの思想に基づいて殺人を犯しました。ラスコーリニコフが殺人を犯した理由は、この第1巻の時点では少しだけ明かされています。意地悪なばあさんの命とひきかえに、たくさんの命を救えるということがその理由かと推測できます。

また、この第1巻のpp.170-171では、犯罪の際に意志や理性が喪失されることが説明されています。pp.212-213では、ラスコーリニコフは自分の理性が鈍ることを「罰」だと感じているようです。小説のタイトルにもなっている「罰」には単なる刑罰という意味だけでなく、理性の喪失という抽象的な意味もありそうですね。
罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)より
4334751687
No.255:
(5pt)

感動した

親子の関係、友人との関係、恋人との関係、兄妹の関係、他人との関係などいろいろな人間関係が味わえます。
罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫)より
4334751733
No.254:
(5pt)

力強さに圧倒されます

うん十年前に小学校の図書館で「罪と罰(子供版?)」を手に取り読みました。その時は「怒ってばかりいるお兄さん、他の人も暗いなあ」としか感じられず、その後、大人になって(なりすぎ)も「罪と罰」(大人版)は避けていました。どういうわけなのか、ふと本書を購入し、読み始めたら止まらない!!力強さになぎ倒される感じで読み進みました。
年を重ねる中で個人としても色々辛酸を舐めてきたからなのか、主人公(息子と言って良いくらいの年の差です)の心の動きについて引き込まれるように読み進みました。
どなたかのレビューにもありましたが、「罪と罰」は緻密な構成、精巧な描写といった点ではやや劣ると思われます。ただ、長刀を振り回しながら、或いは、ブルトーザーでがんがん進むというか、細かいことを突き抜けたパワーに圧倒されます。「粗いんだけど、凄い!!」(稚拙ですね。表現しきれません)
時を超えても語り継がれ評価される本の実力を改めて感じ入りました。
罪と罰〈上〉 (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰〈上〉 (岩波文庫)より
4003261356
No.253:
(5pt)

様々な読み方ができる

様々な読み方ができる書籍だと思いました。推理、恋愛、人間模様など。セリフがやたらと長いですが熱い魂が伝わってきます。難解ですが読む価値は十分すぎるくらいです。
罪と罰 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰 (上巻) (新潮文庫)より
4102010211
No.252:
(4pt)

and(論理積)について

一般に、A and Bと言ったら、AとB。つまり、AプラスBという意味で理解されるが、ITの世界では、A and Bというと、AかつBという意味になる。つまり、Aの要素とBの要素を兼ね備えたもののみを定義しているので、その数は極端に少なくなる。

『罪と罰』『高慢と偏見』『赤と黒』『戦争と平和』…。やたら、『A and B』という名前の小説は多いが、これらがヨーロッパ圏のものであることを鑑みると、AかつBという意味で用いられている可能性が出てくる。これに従うと、『罪と罰』という訳は適切ではなく、『罪かつ罰』ということになる。つまり、罪と罰には共通点があるんですよ、それはね…ということになる。

事実、ラスコーリニコフは、罪を犯した時点で苦しんでいる。罪人は、たとえ上手く逃げおおせたとしても、結局、何らかの報いを受けることになるぞということを、文豪は仄めかしているのかもしれない。
罪と罰 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰 (上巻) (新潮文庫)より
4102010211
No.251:
(5pt)

傑作

23歳の、自分が天才だと信じて疑わないラスコーリニコフ。
貧乏な彼は「微細な罪悪は百の善行に償われる」という、
傲慢な理屈で、高利貸しの老婆を殺し、金を奪う。
だが彼は、自分もちっぽけな存在に過ぎないと気づき始める・・・・・・。
心理描写がとにかく凄い、ロシア文学の名作です。
罪と罰 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰 (上巻) (新潮文庫)より
4102010211
No.250:
(5pt)

舞台鑑賞前に精読

人物相関図を自分で作り、粗筋を掴む為に漫画を読んでから小説を二度精読し、舞台を鑑賞した。その後さらに深く読み込む。
ストーリー、人物相関図、漫画でのビジュアルや小説でイメージをつけることでより内容を理解してドストエフスキー作品を楽しむ事ができた。大作であることは言うまでもないが、読者にもパワーが必要な作品である。余談だが、勝村政信氏の演じるポルフィーリーはキャラクターにしっかり意味を付けていて小説とは違った印象を与える。氏が作品をさらに素晴らしいものにしているのは間違いない。
罪と罰 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:罪と罰 (上巻) (新潮文庫)より
4102010211

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