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罪と罰
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【この小説が収録されている参考書籍】
罪と罰の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全369件 81~100 5/19ページ
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歴史的な作品だと思います。 色々な角度から楽しめる。つぎは賭博者?あたりにいってみようかと狙っております。 | ||||
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犯罪を犯し、それを追求する検事、周囲の多彩な人々。これが小説だという醍醐味で展開していく。 ドストエフスキーの諸作品の中でも、カラマーゾフの兄弟とともに好きな作品となった。 最終章の再生の物語が惹きつける。 なぜ人は犯罪を犯すのか、現代では別の脳科学や分子生物学の観点から語られるだろうが、それは別の観点だ。 | ||||
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初めて読んだのは高校生のとき。刑事コロンボっぽい展開だけが記憶に残っていたけど、40数年ぶりに新しく買って読み返したら本筋以外の色々なエピソードがからみあって壮大な思想小説だと感動しました。やはり名作中の名作と言われるだけのことはありますね。またガキのころと違っておっさんになってから読み返すと読後感もまったく異なり新鮮でした。 個人的にはこの続編があったらなあと思います。著者も少し触れているラスコーリニコフとソーニャの再生の物語ですね。もしそれがあれば本編よりもさらに面白いのではないかと思ったりします。 | ||||
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ラスコーリニコフの凡人と非凡人の論文についての場面は面白いですが、それ以外はつまらないです。そこをやるためのその他の筋だと思うので、全体としても名作です。 | ||||
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ラスコーリニコフが殺った動機が分からなかった。彼の発言はそのとき折りに意味を変える。英雄志向か破壊的志向か、そのどちらでもない理由なき情動に突き動かされているようだ。ペテルブルクの都市化と混沌が混じった中で、主人公の感受性が渦巻いている。 都合の良いときに、都合の良い人物が現れるのは、ちょっと作為的な感じがした。登場人物が多いとはいえ、こんなに長編にする必要があるのかとも思った。とはいえ多くの登場人物がラスコーリニコフを盛り上げている。女性達がみな男に献身的なのも、外国特有なのか羨ましかった。 最後まで読み通せたのは、昨今の凶悪犯罪(相模原事件のような)を考える上でヒントになりそうな気がしたからだ。ラスコーリニコフの動機は、時代に関係なく共通するものかもしれないが、殺伐とした現代ゆえに、今「罪と罰」を読む価値は大いにあると思う。 | ||||
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一度読み終えて考察読む。そうするとあらたな一面が見られるので 一度で二度美味しい本です。 | ||||
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出版された年によって、活字の大きさが違う。出版年の情報を丁寧に出してほしい。この本は最新でした。 | ||||
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ロジャーとポルフィーリーの息詰まる闘いがとても良かったです。 | ||||
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ロジャー、ソーニャ、カテリーナの様子が生き生きと描かれています。 | ||||
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初めて読みました。 3冊別々の注文でしたが、同時配送で助かります。 | ||||
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すでに語りつくされた名作ではあるが、読み込んでこそ、その価値が分かろうというもの。 なんといっても第Ⅲ部-5の後半、ラスコリーニコフが自作論文の解説を披露する場面が圧倒的だ。並ではない「本当の人間」(プラトンの言う「哲人」にあたるのかな?)が自分の発見や思想を全人類のものとするため、それを阻む何百人もの生命を除去することの権利と、その良心に基づいて他人の血を流すことの義務を有し、彼は必然的に犯罪者たらざるをえないことが論理的に展開される。この"対談"から、友人ラズーミヒンの叔父にして予審判事であるポルフィーリイとの思想合戦がすでに始まっていたのかと思うと、文豪ドストエフスキーの構成力の壮大さには舌を巻く。 それにしてもロジオン・ロマーノヴィチ(主人公)、プリヘーリヤ・アレクサンドロヴナ・ラスコーリニコワ、アヴドーチヤ・ロマーノヴナ、ドミートリイ・ブロコーフィイチ・ラズーミヒン、ポルフィーリイ・ペトローヴィチ等々、ロシア語の人名はなかなか手ごわいなぁ。 ・百の善行は一の悪行に勝るのか? 古くからの問いかけに対し、彼、ラスコリーニコフは英雄的で特別な人間にはその権利があると理論づける。その決行のきっかけは著しく内的なものであっても、一歩を踏み出した彼は、しかし英雄的行為の意味の消失を悟る。 ・仇敵ルージンの妹への求婚を退け、家族団らんと新しい展望が開けるかと思いきや、突如、ラスコリーニコフは決別を宣告する。親友ラズーミヒンが追いかけ、二人が対峙する第Ⅳ部-4のラスト。「廊下は暗かった。ふたりはランプの傍らに立っていた。一分ほど、ふたりは無言のまま」互いに顔を見つめあう。そして無言のまま、二人の間で「ある出来事」のすべてが了解された……。電撃が走ったように「ラズーミヒンは死人のように蒼ざめた」このシーン、まるで読者を試すかのようなドストエフスキーの恐ろしい筆力が圧倒的だ。 ・第Ⅴ部-1の会話劇も面白い。コンミューン、フーリエ、啓蒙と労働組合。女性の自由。そしてソーニャの美しい天性。行動するロシア知識人が主導する社会主義の幕開けが予想されるような展開は興味深い。 ・馬車にひかれて死んだソーニャの父親の追善供養の席では、『この馬鹿なドイツ女』、野卑なポーランド人の描写など、ドストエスフキーはロシア人からみた異国人の表現に容赦がない。また零落したとはいえ、あくまでも「上品な家柄」を誇る母親カチュリーナ・イワーノヴナの態度はテーブルの席でも傲慢であり、出席者を「酔っぱらったとんまなロバ」「箒で吐き出さるべきバカ者たち」と呼ぶその姿はこっけいでもある。第Ⅴ部-2、追善供養の席の終末は混乱と罵声とに満ち溢れたシュールな場面となる。人の執念、思い込み、情念とはかくも恐ろしく醜いものなのか。そして次なる悲劇がヒロイン、ソーニャを襲うとは。 ・第Ⅵ部-2。予審判事ポルフィーリイ・ペトローヴィチがラスコリーニコフに自白を奨めるシーンには鳥肌が立つ。「問題は時間にあるのではない、あなた自身の中にあるのです。太陽におなりなさい」「太陽は何よりもまず太陽でなければならない」(p477) ・ラスコリーニコフの「秘密」を握った50男、スヴィドリガイロフの人生もなかなか興味深い。その目的に破れて彼自ら破滅の道を歩む様はとても悲しすぎる(第Ⅵ部-5,6)。 「遠くへ行くんです」と、かたくなに自分を信用してくれる母親と対面し、ラスコリーニコフが「愛と別れ」を告げる瞬間は切ない。「で、今日はドアを開けて、見るなり、ああ、いよいよ運命の時が来たんだって、そう思ったんだよ。ロージャ、ロージャ」と呼ぶ母の声は悲痛であり、その表情も窺えそうだ。続けての妹との対峙。「そのまなざしに接しただけで、彼は妹がすべてを知っていることを直ちに悟った」 クライマックス直前の美しいシーンは、繰り返し読む価値がある。 「いったい僕は何のために生きるんだろう」と、その問いに苛まれて生き続けることこそ、人が人たりうる証である 多様な示唆に富む本作は、オリジナルな人生に身をゆだねることの意味を考えさせてくれた。少なくとも、「他人の思想の下僕」にはなりたくないな。 悪事と英雄的行為、人類の新秩序、宗教的信念、ニヒリズム、そして愛。重層的なテーマを持つ本作。時をおいてまた読みたい。 | ||||
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亀山訳はドストエフスキー特有の無数の枝葉をスパッとまとめて読みやすくしてあるし、解説もあるので、作品の面白さ自体に熱中しやすくて良いです。 亀山訳を読んでから他の訳者のものを読むとより味わい深いです。 | ||||
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ソーニャは素晴らしい、天使。 スヴィドリガイロフは意外といいひと。 ピョートル・ペトローヴィチは作中の言葉通り卑劣で小物。もっとひどい目にあってもよかった。 カテリーナ・イワーノヴナの悪口雑言のセンスとスピード感は痺れる。 ドゥーニャは毅然としてかっこいい。ソーニャと仲良くなってよかった。 ラスコーリニコフはひたすら悩みに悩んで、小心ゆえに不安に押しつぶされそうになり、かわいそう。 本来の性質は自身の生活や生命を投げ打ってでも他人を救おうとする慈悲深さと行動力を持ち、 世の不条理に対する義憤が高まるあまりに自分の中で理論が育ってしまった不憫さもある。 ただ、最終的に独自の理論の間違いに気づき更生したのではなく、ソーニャの限りない無償の愛に見合わなければという気付き、感謝、愛情を与えられ続けて鏡のように磨かれた精神がそのままソーニャの愛を反射した結果のように感じる。生きるに値しない人間はやはりあるという理論はもはや信念となって彼の心にあると。 リザヴェータも出くわしてしまったばかりに災難にあってかわいそう。 重厚で熱くて深い思索が感じられるこの本が一人の人間の頭の中から生み出されたなんてすごい。 どのページを開いても、気がつくと自分も何かと向き合って考え込んでしまうような言葉がぎっしり詰まってる。 ドッさんは大作家の名にふさわしい天才です。 ドッさんすごい。 | ||||
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要所要所に入っている挿絵が、イメージをより具体化するのに役立った。 | ||||
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とてつもない傑作です。 哲学的なテーマを扱いながらエンタメ溢れるストーリー、癖の強い登場人物たち、 あまりに卓越した心理描写など見所満載ですね。 色々な要素がごった煮されて様々な出来事が同時進行しますが少しの破綻もなく物語が進みます。 緊迫感のあるシーンの描写が物凄いです。 本当に手に汗握りながら読みました。 ただ最初は読み進めるのが大変です。 登場人物が多く人間関係が複雑なこと、ロシア人の名前が複雑かつ略称の法則が独特なことがネックですね。 巻頭に登場人物一覧がありますが覚えるのが大変です。 後主人公の考えが二転三転するのでちょっとイライラするかもしれません(それがテーマではあるけど)。 そこを乗り越えたら一気に読めると思います。 | ||||
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哲学者としても文学者としても有名な著者が心の欲求と絶望から出てきた実存主義を描いた本です。 時代背景や当時の哲学的背景が分からないと理解しづらく、何より長いので、気合が必要です。漫画(罪と罰─まんがで読破)もある様なのでこちらや解説サイトでストーリーをざっくり理解してから読み始めた方が良いと思います。 | ||||
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哲学者としても文学者としても有名な著者が心の欲求と絶望から出てきた実存主義を描いた本です。 時代背景や当時の哲学的背景が分からないと理解しづらく、何より長いので、気合が必要です。漫画(罪と罰─まんがで読破)もある様なのでこちらや解説サイトでストーリーをざっくり理解してから読み始めた方が良いと思います。 | ||||
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哲学者としても文学者としても有名な著者が心の欲求と絶望から出てきた実存主義を描いた本です。 時代背景や当時の哲学的背景が分からないと理解しづらく、何より長いので、気合が必要です。漫画(罪と罰─まんがで読破)もある様なのでこちらや解説サイトでストーリーをざっくり理解してから読み始めた方が良いと思います。 | ||||
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全三巻、計1500Pくらいかな。古典の長編のなかでは比較的みじかいほうとはいえ、内容も内容だし、読みきるのにけっこう体力がいりました。 光文社古典新訳はどの本でもかならず訳者のながい解説と、最新の研究でわかった情報などを盛りだくさんでいれてくれているので、ほんとうに役にたつ。自力でかみ砕けないポイントをおぎなってくれます。 あとがきで触れられる、亀山さんのサンクトペテルブルクでの講演内容に「カラマーゾフの時代は過ぎ、罪と罰の時代がきた」というはなしが好きです。 ドストエフスキーが時代をこえた普遍的な問題を描こうとしたのと同じように、訳者はつねに現代と未来を見すえながら作品と向きあってきた。そんな姿勢に共感を覚えます。 この作品の大事なポイントは、ラスコーリニコフの犯罪心理そのものより、それをとりまく外部の状況と人々の議論にあるのではないでしょうか。 十九世紀なかばのペテルブルクにおける、貧困、自殺、洪水といった社会的・地理的な問題や、復活してきたフーリエ主義そのほか分離派の思想といった政治的・宗教的な問題などです。 すべての登場人物に、おそろしいほど血がかよっていて、生命が生きていて、文学史上の傑作といわれるゆえんがわかります。 | ||||
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あまり小説を読んだことがない人が、この本をいきなり読むと挫折するかもしれません。私もその一人でした。この作品やドストエフスキーのことは、この作品を読もうとする前に別の本で知りました。以前から知っていたし、ずっと興味を持ち続けていたので、いつかは読んでみたいと考えてみました。そして読んでみたわけですが、何が何だかよくわからなかった。この作品のストーリーが殆ど頭に入らなかったのです。何度挑戦してみても面白いとは思えず、挫折を繰り返しました。そのため私もついに愛想をつかして少しの間放置していたわけですが、ある日『まんがで読破 罪と罰』を手に取りました。マンガは、小説のストーリーのエッセンスが詰め込まれており、かなりシンプルでわかりやすい内容でした。このマンガを読んでから小説の方に懲りずにチャレンジしてみたところ、これまでできなかった頭(脳みそ)にストーリーがスッと入ってくる感覚を持つことができたのです。これは、事前にマンガを読んでいるためにできたことだと思います。つまり、大よその内容をマンガで読んで理解しているため「この場面では、小説ではこういうふうに描かれているんだ。」という風に小説で描かれている内容が理解できたのです。たとえば、主人公のラスコリーニコフの住居の様子が小説の中の文章で説明されていますが、具体的にどんな風なのかはマンガの絵を見れば一目瞭然です。訳者については、私は当初この亀山さんを選びました。その後、新潮社の工藤さんの訳でも読みました。それほど大きな違いはありませんが、どちらかというと亀山さんの方が読みやすかった気がします。そして、肝心のこの作品の内容についてですが、それは他のレヴューやウィキペディアをご覧になって下さい。個人的には、後期後大傑作といわれる『罪と罰』、『カラマーゾフの兄弟』、『白痴』、『悪霊』、『未成年』のうち、2番目に好きな作品がこれであり、一番読みやすかったのがこの作品でした。ちなみに1番がカラマーゾフの兄弟で3番目が未成年、4番目が白痴、5番目に悪霊です。この作品を読み終えて楽しめたようだったら、ぜひ他の作品に挑戦してみてください。ドストエフスキーが世界の文豪として頻繁に引き合いに出される理由が分かると思います。 | ||||
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