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さざなみのよる
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さざなみのよるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
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人はなんのために生きるのか、何に喜び何に苦しむのか、そんな日常を描いてくれたとても素敵な作品でした。 ナスミの生き方がとても輝いて見えます。 | ||||
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一度、売りに出したが、やはり手元に置いておきたくて再度購入。富士ファミリーのドラマをまたみたくなります。とても素敵な家族の物語。可笑しくてさみしくて温かい。 | ||||
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生きていれば誰かに影響を与えて、与えられるのだと思った作品でした。 思い出と一緒にナスミさんと生きていける。大切な人がいなくなってしまうのは悲しいことだけれど、物語の中に出てくる人物たちからは、悲しみと向き合うことで ゛これからを生きること゛に希望が見えてくるように感じました。 | ||||
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人の優しさ・涙の温かさを感じる作品でした。「昨夜のカレー、明日のパン」も良かったですがこちらも期待通りの本です。 | ||||
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富士ファミリーをTVやDVDで見て気になり 読みました。 「死ぬ」ってストレートに描かれていると思いました。 先に富士ファミリーの映像観たからどうしてもやっぱりナスミは小泉さんが浮かんできてしまいます。ぴったりすぎます。 鷹子は薬師丸さん。日出男は吉岡さん。笑子ばあちゃんは片桐さん。 脳内再生されてしまいますね。 「死ぬ」ことがこんなに穏やかでストレートに描かれている作品は初めてでした。 ページをめくる度に涙が出てきました。 自分の置かれている境遇や繋がりのある人たちのことをもっとよく見て考えようかなと思いはじめるきっかけになりました。 何かモヤモヤしてしまってる人。 トゲトゲしてる人。 不安な人。 そんな時に読むにはとてもいいかと思います。 人を想う、想われる。 悲しいけれど素敵なお話です。 | ||||
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とても、よかったです!ずっと、読んでいたいような。 | ||||
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短編集的な展開ですが、1章毎に涙を浮かべるような感動があり、最後まで一気に読みました詠みました。 | ||||
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「書店員が選ぶ、泣ける本第1位」という帯がついていましたが、いわゆる「号泣」とはちょっと質の異なる感動が得られました。関わった人々の人生を肯定していくナスミの言葉や振る舞いにじ〜んときました。 | ||||
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輪廻転生とまではいかないが、人の人生はこうやって繋がっているのかもしれない。 私もナスミのように、気っ風よく死ねたらと思う。 多分それもナスミの最後の回りに対する優しさたったんだろうな、と思ったら、また泣けてきた。 | ||||
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43歳ガンで亡くなったナスミ自身と家族、関わった友達、知り合い、 いろんな視点から「人が死ぬ」ということを考える。 悲しいような清々しいような、そんな気持ちにさせられる。 「今をどう過ごすか・・・」ということの大切さを語りかける小説。 | ||||
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富士ファミリーを見ていたので、ナスミは小泉今日子だとすぐイメージできてしまったところはあります。だから面白かったのかもしれないですが、いろいろな登場人物の物語が流れていくのはとても読んでて心地よかった。良い時間をすごせました。NHKの朝ドラファンなのですが、木皿さん朝ドラ書いてくれないですかね。この本そのまま元ネタにしてもかまわないので・・。 | ||||
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木皿さんの作品は、死が扱われることが多い。死んだ人間を思い続ける人、死んでから家族を見守る人。 わたしは父が亡くなった時、父という人間がこの世からきれいさっぱり消えてしまったことが耐えられなかった。でも、時間がたつにつれ、自分の中にも、父の周りの人たちの中にも、父が残したものがあることに気が付いた。それは優しさだったり、楽しかった思い出だったり、人の見方だったり、私が育つうえで大切なものを私に残してくれていた。人は必ず死ぬ。でも、生きた過程の中で出会った人たちに何かを残しているのだ。わたしもナスミのように生きている間に人の心に残る何かをたくさん残していきたい。 死者との対話も心の奥を探ればできる。なぜあのとき、あんなことを言ったのか、したのかを、よく反芻すれば、その人の真意がわかって、よりその人との関係が深くなる。 わたしも生きている間に、そんなふうに人の心に何かを残せる人間になりたい。 | ||||
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とても評判がいいので読んでみました。 ナスミという女性の死から、ナスミに関わったすべての人の心情が語られていく物語。 身近な家族からちょっとすれ違っただけの人まで、人というのは色々な人に影響を及ぼしているんだなと思いました。 人は死んでも終わりではなくて、たくさんの人の心の中で生きているというのは本当のことだなと感じました。 「富士ファミリー」というドラマのスピンオフみたいになっていて、ドラマを見た人もそうでない人も楽しめます。 | ||||
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ナスミの若くして亡くなったことが、周りに波紋を描いていく。人は一人では生きていなくて、誰かが誰かに影響を与えている。死んだら最後ではないことに改めて気づかせてくれる。周りにいる人々に影響を与えられ、影響されながら人生を歩んでいく。波紋の大小はあるかもしれないが、波紋をたてない人生はありえないだろう。 フィルムケースに保管するダイヤモンドと歯が心にぐっとくる。それらが、亡き人の象徴であり、その人が生きた証であり、自分に波紋が到達していることを思い出させる。少し読みにくいところもあるが、後からじわじわと心に残る作品だ。 | ||||
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短編形式で病気で亡くなる女性の家族や同僚の関わりを次々描いていく。 亡くなった後でも、彼女の影響が残っているのが生きた証の痕跡がある点で救われる。 手法としては珍しくはないけど、それなりに良い話に仕上がっていて読了間は悪くない。 ただ短編でそれぞれの関わりが薄い描写になり、全体的に感動は薄くインパクトは弱い。 | ||||
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若くして癌により亡くなった女性。 その死から、その生から連なる14の短編集。 「死生感」が分からず、専門書(?)的な本の説明文に府が落ちず、色々探している中で出てきた1冊でした。 「死生感」とは異なるかもしれませんが、求めていたものがあったと思います。 いきなり答えを求めていた無学な私には勉強にもなりました。 読んでいる途中は何度涙が溢れたことか。 レビュータイトル通り、強くオススメ出来る、是非読んで欲しい1冊です。 | ||||
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登場人物の心理描写の細やかさに驚きました。連作形式で1つの作品を構成していました。それぞれ短編の主人公とナスミさんとの関係もすぐには理解できない場面も登場します。またそれぞれの人物の人間関係が複雑に関わっており、それが一つの大きな流れとなり、ナスミさんの人柄を描写する物語を紡ぐという小説手法は、優れた脚本家たる所以だと思いました。 お正月ドラマは見ていません。どこかで再放送があれば良いのに、という思いは尽きませんが、一人の女性の死を通して、こんなに明るいドラマを生み出せる木皿泉さんの筆力に脱帽しました。 それぞれの話がしっかりとした意図をもって書かれているわけで、読者は安心して小説の中に没頭すればハート・ウォーミングな世界を見ることができるわけです。 読了し、巻末の木皿泉さんのプロフィールを見て納得しました。夫婦脚本家なのですね。女性の心理描写の卓越性と少し俯瞰してみる客観性のバランスが取れている書き手でした。向田邦子賞も受賞されているわけで、未読の作品をこれから読むつもりです。素敵な書き手と出会いました。 良い作品です、間違いなく。 | ||||
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ひさしぶりに木皿泉作品を読みました。最初に読んだのは昨夜のカレー、明日のパンだったと思います。一貫して普通に暮らす人たちが主人公で、ありふれた、うんざりするような繰り返される日常の中に実は生きる価値がある人との繋がりや温かさがあると気づかせてくれます。日常に飽き飽きしたり、自分の人生にどんな価値があるのか、亡くなった人の一生に意味はあったのかとか、ふと思ってしまう虚無感に優しく寄り添ってくれます。やっぱり好きな作家さんです。 | ||||
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滅多に小説は読まないのですが、入院をきっかけに読んでみました。一言で言うと、人生について考えさせられる作品でした。人間はいつかは死ぬ、これは受け入れたくないですが、悲しい事実です。そして、大切な人が死んだ時、一時の悲しみは訪れますが、時が経てばみんな前を向いて何事もなかったかのように生きていきます。祖父や祖母が亡くなった後、親や自分がそうだったように。死後の世界を想像すると(想像自体が難しいことですが)、自分という存在が忘れられていくことは大変悲しいことです。自分が死ぬという事実、そしてその後の世界を想像すること、私の年齢ではまだ難しいことです。しかし、ナスミのように人の心に残る、自分の生きた証が残る人生にしたいなと思いました。 | ||||
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登場人物達が善良で、現実世界の多くの人達が素通りしがちなところに、"シアワセ"を見つけ、感じる、いい物語だと思います。ただ、それに気付いている私にとっては、また違う意味で、悲しく泣けてしまったようです。ある意味、普通の 人がこれらの話に泣けるのは当然。 | ||||
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