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火星無期懲役
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火星無期懲役の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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本書の内容はほぼ内容紹介通りのもので、それ以上でもそれ以下でもない。言わば火星という「密室」で発生する連続殺人事件という趣向であり、それゆえに最終的には「誰が犯人なのか?」が物語の焦点となる。それはいいのだが、最終的に明らかにされる真相は何の捻りもない直球勝負。しかも犠牲者たちには「どのようにして殺されたのか?」についての謎が語られているのだが、それについての解明もない。加えて各章の冒頭に置かれる暗示めいたメールのやり取りについても、結局暗示以上の存在ではない。というわけでかなり肩透かしな作品だろう。その上邦題が身も蓋もセンスもない「火星無期懲役」である。原題を直訳した「片道切符」にしなかった理由を知りたい。 | ||||
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主人公たちに救済の道がほとんどないことはすぐにわかるので、多分途中まで観れば、ほぼストーリーは見えてしまうような気がしますが、細部はどうなるかという興味で最後まで読めました。それなりの読み物にはなると思いますが、SFの傑作とは言えないと感じます。 | ||||
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いろんな書評家の評価が高くこれは舞台が火星すぐ飛びついて読んでみた。どうせ、探査衛星の写真の世界しかまだわからないのだから、地球人だけのやりとりでは、いまひとつ期待はずれ。おなじ火星なら火星の人のほうがまだまし。 | ||||
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1人ずつ死んでいく、という設定はミステリー的におもしろいのだが、火星という異世界が舞台なので、状況をつかみにくい(どこに空気があってどこにない、とか、誰がどの装置にさわれて誰がさわれない、とか)。事故ではなく殺人だったとしても、誰がどんなふうに物理的に犯行が可能なのかを考える余地もないままエンディングに突入した感じ。 人は結局、見たいものしか見ず、信じたいものしか信じないのだなあ。 | ||||
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本書は500を超えるページ数ではあるが、厚さほどの中身の濃さは無い。 アンディ・ウィアーの『火星の人』のような、サバイバルの要素があるかと言えば、そこは弱い(別の意味でのサバイバルはあるが)。 ディストピアのテイストとともに、「火星の囚人王に、俺はなる!」という内容かといえば、そうではない。 登場人物のいずれか一人であれ、「この人だけは生き残ってくれ!」という、ある種共感が芽生えるかといえば、それはない。 物語の全編通じて、手に汗握る部分がひとつでもあるかといえば、それはない。 とまあ、本書のみを評価すれば確実に「星1こ」なのですが、巻末の訳者あとがきを読むと、この物語には続きがあるらしいです。続編が出るかは分かりませんが、『火星無期懲役2(仮)』が出版されることを願って、星3つ。 | ||||
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これはSF小説と言うよりは単なる火星モジュールの建設シミュレーションを文章にして書き起こし、そこにわずかな殺人と言うスパイスを付け加えただけのものにしか思えなかった。 確かバイオスフィア計画?みたいなものが現実にあって完全に閉ざされた環境を作り惑星居住モジュールシミュレーションをしていると読んだ記憶があるが、それを火星でしかも無期懲役の囚人にやらせたら面白い小説になるのでは?と考えたかどうかはわからないが結果的には対して面白くも何ともなかった。 面白くない理由を考えてみたが、まずモジュール建設に必要な細かい科学的描写が荒い。主人公の性格がいまいちあやふやで感情移入し辛い。そもそもコストのために囚人を送り最終的に全員殺す計画というのがあり得ない。最初の殺人で読み手には犯人とその理由がほぼ想像出来るのに主人公は信じられないほど気づかないし不自然なほど犯人から思考を外しているのがおかしい。 なんだか辛辣な感想ばかりになってしまったがそれはたぶんにこの本が1,300円だったという事と無関係ではないと思うなんてねー。 | ||||
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