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友達未遂
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友達未遂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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全寮制の女子高校生達がそれぞれの事情を抱えながら生活する。 寮の中で小さな事件が。。。とか書かれていたのでちょっとミステリーっぽいのかと思ったけど別にそんな事はなく、それぞれの鬱屈とした事情で単純に嫌がらせをして、その犯人も想像に容易いものだったり、誰かに痛い目を見させてやりたい!みたいなパンチの弱いものだった。 文体は非常に淡白でわかりやすい。暗い雰囲気にもよく合っていた。 難点を上げるなら、登場人物達の悩みがよくある内容という事。 非常に良く内容がわかる筆致で悩みや成長の背景などが見えてくるのだけれど、如何せんこういう鬱屈とした悩みを扱う本でよくある悩みだし、登場人物達が受ける苦痛や苦悩を与える出来事もオリジナリティは無い。 それどころか無理筋な出来事を並べてリアリティが削げ、軽くすら感じる。 起きている出来事は重いはずなのに軽く感じるこの不思議な感覚。もどかしい。 「解決」を与えているのもその軽さの要因だろう。鬱屈とした出来事がそれぞれの登場人物達にあり、それぞれの登場人物達に「え?そういう?」って解決が示される。ため息。 最終局面で、ある人物を陥れる為に計画を立てるのだけれど、「いやそうはならないだろ」と言うお粗末なもので。。。 この作品の登場人物は誰かが誰かに嫌がらせをしている所を「偶然」「全部」見てしまうんだよなぁ。それありきで解決に向かうから安易すぎてミステリーとは呼べないし、ミステリー要素を入れようとして登場人物の描写が緩いというどっちつかずな出来。 | ||||
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