■スポンサードリンク
同潤会代官山アパートメント
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
同潤会代官山アパートメントの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『ビブリア』シリーズは飽きてしまって途中でやめました。お母さんも栞子さんと同業者か??というあたり。 新聞広告で著者の新作を目にしたので久しぶりに読んでみました。 建築史が好きで、青山の同潤会アパートを見に行ったことがあります。震災復興住宅 として建てられ、モダンな雰囲気が知識人にも愛されたという歴史どおり、太平洋戦争前の中流の慎ましくも知的で優しい家族の物語が以降何十年にも渡って丁寧に紡がれます。 読書人のための雑誌に掲載されただけあって、栞子さんのような、お勉強モードのトリビアが主要なモチーフではなく、読者の知的関心を信頼した筆致は心地よかったです。 しかし。『ビブリア』にも感じた幽かな違和感がこの作品にも。 『ビブリア』のヒロイン栞子さんに対する裏ヒロイン?のような母親と同じような人物構成がここにもみられました。 ヒロイン八重に対する裏ヒロイン?として、震災で亡くなった妹の系譜の子供や孫たちが繰り返し現れます。 特に一人娘の恵子。なんだか硬い感じで最後まで好きになれませんでした。優しく我慢強い両親に大切に育てられたとは思えない、なんとも言い難い、なにがしかの頑迷さが嫌でした。栞子さんの母親に通じるような気がします。 ひょっとして、作者はそんなタイプの人(特に女性)「も?」「が?」好きなのかもしれませんが、私にはちょっとストレスでした。 強い女性は嫌いじゃありません。並行して読んだミシェル・オバマの自伝はとても面白かったです。こちらは、少しずつしか読めませんが、本作品はさくさく読めて、内容も悪くはないのですが、私がライトノベル的純文学(笑)が苦手なだけだと思います。小川糸さんとか有川ひろさんとかと同様です。お好きな方、ごめんなさい。好きな作家はジョン・ル・カレです。 たぶん、今後、三上さんの新作を私は読まない方がいいですよね。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!