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極北クレイマー2008
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極北クレイマー2008の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 1~20 1/3ページ
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ご存じ、「チームバチスタの栄光」の著者である海堂尊の作品である。 「極北クレーマー」の方は、北海道のある都市(実は夕張がモデルであることがのちに分かる)に、そこの市民病院で起こった産婦人科での死亡事故がテーマとなっている。 例によって、軽いタッチで描かれているのだが、それはこの作家の生まれつきの性分のようなもので、内容はかなり切実である。 一番のテーマは、予期せぬ事態、つまり万分の1の確立で発生するような、しかも緊急の症例に遭遇したとき、産婦人科の医師の責任は問われるべきか、という問題である。 これは実際に起こった事件を元にしていて、ある産婦人科医師が現実に医療ミスを問われて逮捕・起訴され、1年以上も勾留されている。 実際の事件は最近になって、無罪が確定したが、この小説では警察・検察と厚生労働省との間で、医療事故問題をどちらが管轄するかの勢力争いが背後にあるという設定である。 確かに、医療事故は不幸なことだが、医療は常に万全であるわけではない。 予期せぬ症例に最大限力を尽くしても、救えないこともある。 それに刑事罰を課したのでは、誰も産婦人科医師などにはならない。 近年の産婦人科医師の不足の遠因も、このような、実は危険を伴う出産が、100%安全であるのは当たり前であるという世間の思い込みにあるという。 要するに何が言いたいのかというと、海堂は、このことを書きたかったわけである。 死後CT(オートプシーイメージングというらしい)の問題と、この問題が、彼が勤務医でありながら小説を書こうと思った原動力だという。 書きたいものがある人は、強い。 さらに、彼の小説群には、前の作品の登場人物が、脇役などとして登場してくる。 主役が脇役になったかと思えば、脇役が主役になったりしながら、全部つながっている。 これが海堂ワールドといわれる所以でもある。 「ゼネラルルージュの伝説」は、「ゼネラルルージュの凱旋」の主人公の若かりし研修員だったころの話。 中編だが、なかなかいい読後感だった。 彼自身による巻末の自伝的エッセーも面白い。 | ||||
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日本医療(業務)機能評価機構を撃退した並木看護師に拍手喝采。病院関係者として気分が清々しました。 | ||||
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新品同様の状態でした。傷無く、書き込み無く、一晩で読み切りました。もちろん内容の面白さも有りました。 | ||||
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ブラックペアン3部作読了後の流れで、世良先生の成長振りを見たくて手に取りました。この作品自体は、ダメな組織がどのように、ますますダメになって崩壊するかを描いているので、感動するというよりは、組織や人のマネジメントについての反面教師として学ぶことの方が多いと思います。 次の極北ラプソディへの長い序章として臨むと良いでしょう。でも、最終章で世良先生の現在形が少し窺えてなかなか楽しめます。 | ||||
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地方医療の崩壊が中心。 本書を読み終わった後に、「夕張市民病院」と「福島県立大野病院産科医逮捕事件」がモデルとなっていると知り、検索してみたら、産科医逮捕はまさにまま!逮捕した警官の表彰まで!本書では、遺族が「螺鈿迷宮」の双子の生き残りにそそのかされる。こんな所で暗躍する理由は!? まじめに頑張る人ほど損をする疲弊するので、人間の良心はもうないのかなと思ってしまう重さや後味の悪い終わりが何とも言えない。 姫宮の天然な医者ぶりが、ほのぼのしてよかった。 三枝先生は「ジーン・ワルツ」のマリア院長の息子で話題に出てくる。一連の桜宮サーガというか、海堂ワールドはつながっているので、あちこちの登場人物がチラチラでてくる。最後に「ブラックペアン」の世良が出てきます。続編「極北ラプソディ」のキーマンらしいです。 | ||||
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1つのケーススタディだと思う。医療側と患者側の「齟齬」が浮き出てくる。 自分が「患者」側に立てば「さもありなん」だし、「医療」側に立てば「誠心誠意努めてなお報われない」だし…。 どっちかが悪者という訳でも、どちらにも悪意がある訳でもない。いっそどちらかに悪意が存在していた方が救われる。と、思ってしまう程のリアルを感じる。 姫宮活躍部分の爽快感が重いテーマの中で全体の重さを払拭してくれる。 | ||||
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あっという間に商品が届いて感激しています。またよろしくお願いいたします。 | ||||
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チーム・バチスタの栄光を書いた海堂尊氏の小説。 今回は舞台が北海道になっている。 過疎化や非効率極まりない行政機構、地域医療、医療訴訟など 多くの社会問題を含んだ内容となっている。 いつもいつも語られるAI導入は今回は殆ど語られない。 懸命に努力していても人間は時に間違いを起こすし、避けようのない事故も当然起こる。 ただ悪者をつくりこらしめれば良いという安易な考えは 医局制度改革で大学病院と地域に派遣される医師のことなどを深く考えずに 政策導入を進めた官僚とダブって見える。 表面的なことにとどまらずきちんと勉強してよく考えた上でどうするか決めるという 当たり前のことを当たり前に出来ていないのが問題であると思われる。 本書では海堂尊の他作品にも絡む人物が多く登場する。 知らなくても問題はない。しかしバチスタシリーズ、ジーン・ワルツ等を事前に読んでおくと 話しが飲み込み易い。 | ||||
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う〜ん、面白かった。 本当にこの作者は頭が良いなとつくづく感心させられてしまう。 登場人物の短いセリフの一つ一つにハッと考えさせられるものが多く、 難しく重いテーマを扱っているはずなのに、 登場人物のキャラ設定と物語の展開でエンターテイメント性も 持たせているのは凄いと思う。 良かったです。 | ||||
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本書(海堂尊『極北クレイマー』朝日新聞出版、2009年)は桜宮サーガの一作である。舞台は桜宮市ではなく、北海道の極北市であるが、姫宮香織や速水晃一、清川吾郎という過去の作品のキャラクターが顔を出す。 姫宮の口を通して、白鳥圭輔の田口公平評も聞け、「バチスタ」ファンにもたまらない。さらに正体は謎のままだが、『螺鈿迷宮』で行方不明になった人物を髣髴させるキャラクターも登場する。作者が過去の作品を大切にしていることがうかがわれ、微笑ましい。 極北市は財政破綻寸前の北海道の自治体である。市長が独裁者として君臨し、客の来ない観覧車やゲレンデ、ホテルなど無駄な開発に税金が使われている。そして無駄な開発による財政難を理由として市民病院の予算は削られ、外科部長さえも非常勤である。ここでは開発と福祉がトレードオフの関係にある実態が浮かび上がる。 開発に反対する伝統的な論理は自然保護である。この自然保護は良くも悪くも綺麗事である。江戸時代は自然が保護されていたが、それは御用林として領民の自由な利用を禁じていたから成り立った面がある。庶民生活を犠牲にすることで自然が保護されていた。このように自然保護とは厳しい性格がある。開発で豊かになるとの開発推進派の論理が幅を利かせたことは日本人の民度からすれば当然の帰結であった。 しかし、開発は自然を破壊するだけでなく、庶民生活も破壊する。東京都世田谷区の二子玉川ライズが典型である。開発によって古くからの住民は住めない街になってしまう。街づくりではなく、街壊しである(林田力「二子玉川で進む街壊し」マスコミ市民2009年11月号46頁)。 そして開発予算をバラまく自治体は福祉予算を削るという相関関係にある。これは世田谷区長選挙に際し、「新しいせたがやをめざす会」が論じたことである(林田力「反熊本を明確化した新しいせたががやをめざす会=東京・世田谷」PJニュース2011年5月11日)。庶民が自らの生活を守り、豊かにすることを望むならば、開発に反対しなければならない。 『極北クレイマー』では開発と福祉の対立関係を浮き彫りにする。著者は現役の医師として医療への鋭い問題提起には定評があるが、近年の作品では問題意識は社会全般に広がっている。著者は『夢見る黄金地球儀』で医療から離れた。そこでは無個性的な開発で活気を失った地方都市の現実が描かれている。 「初めは海外のブランドショップとか入っていたが、次々と撤退してしまった。その跡に百円ショップとか千円マッサージとかコンビニとか、ジョナーズとかカコスとかのファミレス、要はどこにでもあるような店ばかりが溢れ返ってしまった」(145頁) 「ランチタイムなのに、半分の店のシャッターが下りている。開いている残りの半分のうち、そのまた半分はコンビニだったりファミレスだったりして、昔からの商店はほとんど見ない。これも時代の流れなのか。日本中の地方都市が、同じ顔つきになって老いさらばえているのだと思うと、持っていき場のない怒りに駆られる。」(167頁) 無駄な開発の象徴である観覧車のシルエットを表紙に描く『極北クレイマー』で問題意識を発展させた形である。 但し、医療の窮状を強調する点は現役医師として当然であるが、医者を叩き過ぎれば住民に跳ね返るとの論理には我田引水的な独善の香りも皆無ではない。それは住宅購入促進が日本経済の景気回復に貢献するから住宅ローン減税など政府は不動産業界を優遇すべきという類の業界エゴと重なる。実際、主人公の医師は清掃員と同列に扱われ、不快に感じる。ここには職業差別的なエリート意識がある。 さらにタイトルの『極北クレイマー』もミスリーディングである。クレイマー化した患者や遺族が医療を潰すとのイメージを抱かせるが、本書の遺族は異なる。真相を知りたいだけである。その遺族の思いに医療サイドは応えていない。遺族が何らかのアクションを起こすこと自体は正当であり、共感できる。 権利主張した人が周囲から非難されるような状況は日本社会の後進性を物語る。そもそもクレイマーは商業メディアによってマイナスイメージを付されたが、英語では権利を要求・主張する人という意味であり、市民として当然の姿勢である。消費者はクレイマーと呼ばれることを誇りにするくらいでいい(林田力「『モンスタークレーマー対策の実務と法』クレームには誠意を」JanJanBlog 2010年5月9日)。 | ||||
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海堂作品は一連読んでますが、今回はなんだかいまひとつでした。 全てのキャラがいただけないし、ほぼ全員の話し方(特になぞの医療ジャーナリスト)にもイライラするせいか。 そして議題を財政破たんした地方都市の医療問題と産婦人科医逮捕事件と2つに拡散してしまい、その上なんちゃら機構の問題まで いれてしまったのはなぜなんでしょうか。 このイライラ感は実際の逮捕事件のなりゆきをひきずっているものなのかもしれませんが。 が、この問題を問いたいのならば、もう少し小説としても評価される書き方をしないと台無しかと。 実際に例の件に波及してか、お産医療の質の低下の犠牲となり、2人目という選択はしなかった身としてこの本に興味を持っていましたので。 産婦人科医の不足などが、出生率の低下に直結した例が実際にここにあるわけですし、出生率の低下は国力の低下につながりますので、 あの事件の内幕がこんなことだとしたら...。 出生率をあげたかったら、手当うんぬんより、お産の現状を向上すべしというのが出産体験者としての実感です。 テレビや映画になっている影響力の先生の作品ですから、もっと小説として魅力的にものになっていることを期待したのですが、もう遅いですねぇ。 | ||||
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週間朝日に連載された小説のようだが、連載当時の評判はどうだったのだろうか? これまで同様、既刊作中の人物が再登場する点がおもしろいが、出版社も違う作品で過去作とリンクさせることが妥当なのか? まして、週刊誌の連載小説でこれをやって許されるか? 氏の作品を読んだことがない多くの(週刊誌の)読者の困惑は、想像に難くない。 さらに、「続編に続く」的な結末に、相当数の読者が宙に放り出されたような気分を味わったはずだ。 独立したタイトルを冠する小説として、この一冊で完結することは必須であると、私は考える。 それでも★2つとしたのは、医療の現状を広く白日の下にさらけ出した功績を評価してのこと。 小説としての出来だけ見れば、★1つが妥当だと思う。 想像するに、「バチスタ」の執筆時点で「ブラックペアン」くらいまでの構想はあったのかもしれないが、それ以降の作品までは考えていなかったのではなかろうか? 登場人物の整合性などにも「無理矢理感」があるような気する。 海堂氏のファンなら楽しめるところがあると思うが、初見の人にはお勧めしかねる。 氏の小説としては、残念な出来と言わざるを得ない。 | ||||
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赤字に苦しむ、地方自治体の市民病院を舞台に物語が展開されていきます。 その市民病院に着任した外科医・今中。 病院の運営状態(衛生面から看護師の勤務態度等)の悪さに驚き、周囲の抵抗にあいつつもなんとか病院をいい方向へ導こうとしていく。 そんな中、どうしようもない病院を実質1人で支えていた医師三枝が医療事故で逮捕された。 そこから物語は、悪い方向へどんどん展開していく。 終盤に登場する、病院を再建するためにやってきた世良のセリフが印象的だった。 天国と地獄の例え話にでてくる地獄の亡者。 自分以外の人間を責め立て、なんでも白黒付けたがる。 なんだか耳の痛い話だ。 毎度のことながら海堂尊作品は読み終わってから医療について考えさせられます。 本作には所々にバチスタシリーズの人物が登場してきます。 救命救急センターの速水、厚労省の姫宮、謎の医療ジャーナリストは、おそらく「螺鈿迷宮」に登場する桜宮すみれor小百合と思われる。 | ||||
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今更ながら、分かりやすく豊富な俳優陣に感嘆。 考えを見せるためのお話であり、その目的のために登場人物は作られてる。 なのに、事件が収束して本は最後のページを迎えて、 その後の行方が気になる人ばかりなんだよなー。 | ||||
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こんな本のどこがよいのか、僕には分からない。単なるドタバタで読むに堪えない。「チーム・バチスタの栄光」が出た時はこの著者のその後を期待したが、もう読むに堪えない。大鐘稔彦などとの差は歴然としている。この病院で最初に見られたような昼間から詰め所でテレビを見たりしている看護師さんなど見たことがない。また、手術はなさそうな腹痛の急患に抗生剤で様子を見ることが一体どの位あるだろうか。著者は虫垂炎、憩室炎や胆のう炎などを念頭に入れて書いたのかもしれないが、実際の臨床の場で腹痛患者の中に「手術をしない炎症による腹痛の患者」が一体どの位いるのか、あなたは本当に理解しているのか、と著者に問いただしてみたくなる。「チーム・バチスタの栄光」で神経内科医に不定愁訴外来を担当させたのは論外だが、著者は元外科医、現病理医だということだが臨床をやっていたのは本当だろうかと疑いたくなる。医学は決してドタバタではない。今後は、もう少し謙虚に、誠実に医学を扱って欲しい。辿って来た道は違うが、同じ医学に携わる者として敢えて書かせていただいた。 | ||||
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現在の医療状況に対する筆者の考えを小説にして主張したものだと思います。医療関係者で、現在の医療の問題点について考えている人にとっては痛快に感じるのではないでしょうか。これは小説ですが、現実に同様のことが起こっています。医療関係者でなければ、そんなに面白くないかなと思っていたので、全体的に評価が高いのでびっくりしています。医療関係者以外の方も問題意識がかなり高いことがわかり、安心しました。 ミステリーではないので、間違えないようにしてください。 | ||||
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本書は地域医療と産科医療の崩壊のフォーカスを当てた作品である。モデルは、夕張市民病院と福島県立大野病院産科医逮捕事件かな。非常勤外科医の今中が赤字の極北市民病院に赴任してから、ドタバタしながらも、何とかやっていく話である。今中目線で、この極北市民病院のダメダメさがすごくわかります。途中、バチスタシリーズでおなじみの白鳥の部下である姫宮が出てきます。地域医療は、極北市民病院ほどではないでしょうが、厳しい予算の中で医師が患者のために一生懸命にやっているんだろうなと推察します。 結末が中途半端すぎるかなと思います。病院をすくう救世主として、世良がやってくるところで終わっている。また、一生懸命病院のためにがんばっていた産科医の三枝が捕まったところで終わっている。続編を期待させるような終わり方だなとおもう。 | ||||
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財政破綻の危機的状況にある極北市。その中で赤字にあえぐ極北市民病院に、ひとりの外科医が やってきた。彼の名は今中良夫。さまざまな問題を内外に抱えたこの病院に、はたして未来は あるのか? 財政破綻した市。赤字に苦しむ市立病院。そして、いろいろ生じる医療関係の問題。それはまさに 現代社会が抱える問題だ。もうどこにも逃げ場がない。抜け出したくても道が見えない。医療現場の 混乱がひしひしと伝わってくる。この悲惨な状況からどう事態を好転させるのか?今中の行動に注目 したが、読んでいて絶望感だけしか感じなかった。「どこをどうすればいい」という、小手先だけの 対策はもはや通用しないのだ。ラストも、とても後味の悪いものになっている。弱いもの、貧しい ものは、切り捨てられる運命なのだろうか?やりきれない思いだけが残った。 | ||||
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医療行政の転換から疲弊し、崩壊する地域医療の問題を扱っています。 トリック要素がないだけに、正面から問題を捉えているなという印象を受け、 この問題に対する重大さが垣間見れました。 病院を支えつつも逮捕された三枝部長の 「一生懸命やっても、結局私みたいになるんじゃ、 後藤君の生き方が正しいんじゃないかと考えてしまった」 という言葉が非常に印象的でした。 後藤君は本作品の中で、適当に仕事をこなす「クズ医者」として 表現されている人物です。 もしも、医療従事者のモチベーションが低下したらどうなるのだろう、 っと思うと背筋が寒くなります。 この崩壊した病院がどう再建されるのか・・・ ぜひ続きが読みたいと思いました。 | ||||
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ワクワク感がでてくるのは70%くらい読み進んでから。それまで辛抱しましょう。軽やかな流れに包んで、最近の複数の医療問題に触れていくのですが、現場の者としてはニヤリ(あるいは同感と疲労感)、一般の方々にはちょっとピンとこないかも。海堂先生、まだまだたくさん作品を発表してくださいね! | ||||
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