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極北クレイマー2008
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極北クレイマー2008の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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財政破綻の危機的状況にある極北市。その中で赤字にあえぐ極北市民病院に、ひとりの外科医が やってきた。彼の名は今中良夫。さまざまな問題を内外に抱えたこの病院に、はたして未来は あるのか? 財政破綻した市。赤字に苦しむ市立病院。そして、いろいろ生じる医療関係の問題。それはまさに 現代社会が抱える問題だ。もうどこにも逃げ場がない。抜け出したくても道が見えない。医療現場の 混乱がひしひしと伝わってくる。この悲惨な状況からどう事態を好転させるのか?今中の行動に注目 したが、読んでいて絶望感だけしか感じなかった。「どこをどうすればいい」という、小手先だけの 対策はもはや通用しないのだ。ラストも、とても後味の悪いものになっている。弱いもの、貧しい ものは、切り捨てられる運命なのだろうか?やりきれない思いだけが残った。 | ||||
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どうも、先生の著作がこの頃面白くなくなってきました。現実の方が、怖い事件が増えてきたせいでしょうか。確かに、北海道というロケーションと夕張を連想させる雰囲気などは、興味深いのです。また、設定なんかもそれなりに引き込まれるんですが、いかんせん、先生から始まったドクターブームが、読者の口を肥えさせてしまったようです。ぜひ、次回作では、SFアドベンチャー的テイストの詩集をお願いします。 | ||||
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デフォルメされた北海道財政破綻都市の一病院で起こる ハチャメチャstory!! 十勝川をラフティングしているがの如く、楽しんで読めました。(マル) | ||||
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同著者の作品の面白さに引き込まれて「バチスタ」「ナイチンゲール」からずっと読んできたが、本作品はなかなか読み通すのに時間がかかった。人口10万人の赤字自治体の市立病院の問題を描いているのだが、最初から8割くらいまでは、モラルの低い職員、市との依存体制、地域老人福祉など様々な地域医療の側面を描いているものの、これまでの著者に期待するエンターテイメントさが少なく、途中で集中力が切れた。最後の展開で「ブラックペアン1988」の登場人物などもでてきて、やっと面白さがでてきたところで終幕と、若干ものたりなかった。 | ||||
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他のレビューとは違った面から、感想を述べると。。。 道産子として、本を読んでいて違和感があった。まず、方言。次に地理。 北海道を舞台にしている以上、もう少しマシな北海道弁で会話してほしかった。 地理は、極北という架空の地名で物語を進める中で、現実の町が出てくる。しかも具体的な距離間を使って物語を進めてしまうので、架空の地名がどこにあるのか。というのが無意識のうちに描いてしまう。そこに矛盾があるものだから、違和感を抱いたまま読み進んでしまう。せめて全部の地名を架空で通してほしかった。 | ||||
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今までの海堂氏の作品を読んできた人なら 思わずニヤリとしてしまうシーンが多々。 うーん…これがあるから 海堂氏の作品はやめられないw ストーリーは例によって 現在の医療現場の問題を描いてて ああ、あの話なのだなぁ…とすぐに気付きます。 最後はちょっと物足りない感があったけど お馴染みのメンバーが後半どんどん出てくるので なんか嬉しくなってしまった。 個人的には姫宮嬢にもう少し活躍してほしかったかな? でも、いつものドジさが全然なくって ちょっとびっくりしたけど(笑) あの妙な謎の医療ジャーナリストってのは やっぱり螺鈿迷宮のあの人なんでしょうか? そんなことを考えながら読むのも やっぱり海堂作品の楽しさ。 また全部通して読み直してみたいなぁ… | ||||
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最終章直前までは地域医療の抱える問題を今中先生の日常という視点から見せられて本当に面白かったです。 問題なのはラスト。…というかコレは本当にラストなのだろうか?シリーズ1章という位置付けなら理解できます。 500ページの本を400ページ目でぶったぎって発売したような終わりです。起承はあるが転結がない。ここから三枝先生を救うというクライマックスがあってよかったはずです。 海堂作品の大ファンですが、これ単品だと肩すかしをくらうと思います。話には星4つ、ラストに星2つ、平均して星3つです。 | ||||
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現職の医師が書く、地方の医療問題と産婦人科問題を題材とした本 内容は、地方の市民病院に送り込まれた大学の医者が、地方医療の 問題と、産婦人科医療の課題にぶつかる内容です。 まずは第一部として、地方医療の問題として大学の医師が地方に来て いろいろな目に遭うのですが、それを海堂流に面白く描写しています。 その中でも、後の伏線となる、産婦人科の話と、赤字の垂れ流しの 問題を扱っています。 後半第2部では、その産婦人科の問題が火を噴き、現実と同じように 医者が手錠をはめられ連行されてゆきます。地方の病院ならではの 赤字問題、そして施設の古さや医者不足による患者離れ、さらに 産婦人科医逮捕による悪い風評と3重苦を負わされ、大学から 来た医師の視線で語ってゆきます。 もともと雑誌にのっていたこの小説を本にしているせいか、章ごとに ぶつ切れ感が強く残ります。海堂シリーズの登場人物としては、 姫宮ぐらいしか登場せず、また、前後関係もぐちゃぐちゃなのは 雑誌で読む分には良いのかもしれませんが、本で続けて読む分には すこしよみずらいです。 フィクションとは言え、このような暗い話題をユーモアを交えながら 明るく書いてゆくのは、この著者の特質でとても良いのではないかと 思います。結論が尻切れトンボだったり、前後がめちゃくちゃでは ありますが、それなりに面白い作品なのでよいのではないかと思います。 | ||||
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バチスタといえば今や心臓外科バチスタ先生よりも海堂氏のことが真っ先にあがるであろう。それくらいインパクトがある作品でした。その後の一連の作品は医療問題をうまく盛り込みながら連載フィクション小説として完成された感があります。しかしながら最近の作品は登場人物の思いや発言に自分の医療に対する主張を写し込み過ぎているのではないでしょうか?文脈を介さなければ論説文のようです。 今回は作品の結末も今ひとつしっくりしませんでした。 | ||||
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これまでの著者の作品と同様、謎解きの面白さと、医療問題への鋭い指摘 を が期待して読みましたが、産婦人科の医療事故逮捕・地方自治体の破綻と市民病院の惨状・医療業務機能評価機構の問題 と取り上げたテーマが多すぎるのか、切れ味の鋭さに欠けるように思えた。 他作品のストーリーとのからみ とかもちょっと中途半端な気もして。(忘れちゃってる分もある) 登場人物の愛すべきキャラは健在で、最終章に語られる「地獄の逸話」のくだりが印象的だったので3点にしました。 | ||||
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「日本全国各地で起きている地域医療の破綻を救えるのは誰か?」という予告のアオリに惹かれて予約して買いました。 「ダメ市役所」と「ダメ公立病院」の描写は大変リアルで面白可笑しく大いに楽しみましたが、肝心の「クレイマー」が描かれていない、と感じました。 そもそも「極北クレイマー」というタイトルの「クレイマー」は、「要求ばかりして自らは動こうとしない」患者・市民のことを言っているのですが、その部分の描写が十分ではない。市立病院の「ダメっぷり」が面白すぎて、本来の趣旨であるそっちには紙数が足りなかったのかな?「クレイマー」とまでいうんだったらせめて「タクシー代わりに救急車利用」とか、夜間救急に来て「いやぁ夜の方がすいてるもんね」という患者とか、それくらいの「コンビニ医療」の実態を描く必要があったと思います。 人間喜劇としてはとても面白いのですが、地域医療崩壊という社会問題に対する問題提起としては迫力不足と感じました。 | ||||
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「北」での出来事のプロローグでしかないのでは?ブラックペアンの世羅先生、ジーンワルツの清川先生が登場したところで、終わってますけど、そりゃないでしょ? | ||||
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