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極北クレイマー2008
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極北クレイマー2008の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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海堂作品は一連読んでますが、今回はなんだかいまひとつでした。 全てのキャラがいただけないし、ほぼ全員の話し方(特になぞの医療ジャーナリスト)にもイライラするせいか。 そして議題を財政破たんした地方都市の医療問題と産婦人科医逮捕事件と2つに拡散してしまい、その上なんちゃら機構の問題まで いれてしまったのはなぜなんでしょうか。 このイライラ感は実際の逮捕事件のなりゆきをひきずっているものなのかもしれませんが。 が、この問題を問いたいのならば、もう少し小説としても評価される書き方をしないと台無しかと。 実際に例の件に波及してか、お産医療の質の低下の犠牲となり、2人目という選択はしなかった身としてこの本に興味を持っていましたので。 産婦人科医の不足などが、出生率の低下に直結した例が実際にここにあるわけですし、出生率の低下は国力の低下につながりますので、 あの事件の内幕がこんなことだとしたら...。 出生率をあげたかったら、手当うんぬんより、お産の現状を向上すべしというのが出産体験者としての実感です。 テレビや映画になっている影響力の先生の作品ですから、もっと小説として魅力的にものになっていることを期待したのですが、もう遅いですねぇ。 | ||||
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週間朝日に連載された小説のようだが、連載当時の評判はどうだったのだろうか? これまで同様、既刊作中の人物が再登場する点がおもしろいが、出版社も違う作品で過去作とリンクさせることが妥当なのか? まして、週刊誌の連載小説でこれをやって許されるか? 氏の作品を読んだことがない多くの(週刊誌の)読者の困惑は、想像に難くない。 さらに、「続編に続く」的な結末に、相当数の読者が宙に放り出されたような気分を味わったはずだ。 独立したタイトルを冠する小説として、この一冊で完結することは必須であると、私は考える。 それでも★2つとしたのは、医療の現状を広く白日の下にさらけ出した功績を評価してのこと。 小説としての出来だけ見れば、★1つが妥当だと思う。 想像するに、「バチスタ」の執筆時点で「ブラックペアン」くらいまでの構想はあったのかもしれないが、それ以降の作品までは考えていなかったのではなかろうか? 登場人物の整合性などにも「無理矢理感」があるような気する。 海堂氏のファンなら楽しめるところがあると思うが、初見の人にはお勧めしかねる。 氏の小説としては、残念な出来と言わざるを得ない。 | ||||
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こんな本のどこがよいのか、僕には分からない。単なるドタバタで読むに堪えない。「チーム・バチスタの栄光」が出た時はこの著者のその後を期待したが、もう読むに堪えない。大鐘稔彦などとの差は歴然としている。この病院で最初に見られたような昼間から詰め所でテレビを見たりしている看護師さんなど見たことがない。また、手術はなさそうな腹痛の急患に抗生剤で様子を見ることが一体どの位あるだろうか。著者は虫垂炎、憩室炎や胆のう炎などを念頭に入れて書いたのかもしれないが、実際の臨床の場で腹痛患者の中に「手術をしない炎症による腹痛の患者」が一体どの位いるのか、あなたは本当に理解しているのか、と著者に問いただしてみたくなる。「チーム・バチスタの栄光」で神経内科医に不定愁訴外来を担当させたのは論外だが、著者は元外科医、現病理医だということだが臨床をやっていたのは本当だろうかと疑いたくなる。医学は決してドタバタではない。今後は、もう少し謙虚に、誠実に医学を扱って欲しい。辿って来た道は違うが、同じ医学に携わる者として敢えて書かせていただいた。 | ||||
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海堂先生の旧作を一通り読んで、今回この本を読みました。かつてのキャラクターもぽつぽつと出てきて、最後に世良先生が出てきて「おぉ〜!」と思ったら、はいお終い。。。いろんな謎がさっぱり解決されずに、すっごく消化不良です。 他の本でも謎を残して終わるケースは多かったが、イノセンスは続きがありそうで我慢できるが、今作は果たして続きがあるのだろうか?海堂先生はどの本から読んでも楽しめると言っていたが、本作はファン以外には厳しいと思います。せめて、あともう1章書いてくれればと切に思いました。 本作のレビューをみると、内容に比べて星の数が多い気がします。いかがでしょう? | ||||
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新聞の書評で褒めてあったので読んでみたが、書評だおれ。中盤良いところもあったが、終盤はドタバタで終わっている。 | ||||
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確かに海堂さんが書かれているのは現場からの実直な意見であり、医師から見た現状なんだと思います。 前作、『イノセント・ゲリラの祝祭』も、そうでしたよね。 『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』『ブラックペアン1988』までのミステリー色の濃い作品が私は好きでした。 この作品、まず今坂のキャラクターが伝わりにくい。 姫宮が出てきてピオ退治するシーンは、なかなか面白く、彼女の大活躍に大満足だったのですが、それも尻つぼみで撤退。 腐敗した市民病院の現状はリアルに描かれているのですが、三枝医師の逮捕、病院再建への解決策が見出されないまま話自体も尻つぼみで中途半端。 最後に救世主として現れた世良先生。 こんなキャラでした? それにこれがこの物語の結末だとしたら、お粗末すぎ…。 不完全燃焼のまま終わった感じです。 いつもの通り、あちらで見かけた人、こちらで見かけた人が登場します。 でも、この作品ぐらいから、なんだかそれさえしていればファンは読んでくれるだろう、満足してくれるだろうといった感じがしてしまいました。 とても残念です。 作者の思いと、読者の思いがすれ違ってしまっているのでしょうか。 | ||||
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ファンの方のレビューでは涙物の作品の様ですが、以外の方には読むに値しません。 半分までは問題が発生し解決の兆しが見え、なんとなく解決しテンポ良く進みますが、後半は尻窄み作品特有の恐怖が襲います。このページ数で全ての問題を解決出来る訳が無いと確信した時、心の底から怒りが混み上げてきて、そのまま終ります。本当に中途半端です。後半は内容と残りページを必ず比較するはずです。400ページ以上読ませておいてコレかよと思わずにはいられません。 個性有る登場人物の面々の活躍や変化、日本が抱える地方医療の問題、中央が絶対的な世の中の提示等、読み応えのある部分も確にあります。しかし何も解決しないで終る後半は、ファン以外の方には本当に涙ものです。物凄い脱力感が襲います。又悪役の女と監察医が登場すると、一気に作品としてのレベルが下がります。狙いすぎで狙いを外しているB級ドラマの様で、かなりクールダウンします。最後の救世主の登場も、ファンの方には悲鳴物の様ですが、以外の方には共感度ゼロで時既に遅しといった感じです。 海堂作品を一つ読んだだけで何が分かるんだとファンの方は言われるでしょうが、ファン以外の人間の率直な意見です。 | ||||
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